第1話、担がれた若者(脚本)
〇城
島原城──
ちょ、何この城デカ過ぎw
島原藩は財政難に陥っていた──
2代藩主の松倉勝家が
城の改築に金をかけ過ぎたからである‥
松倉勝家「ワシじゃ!!️ 松倉勝家じゃー!!️」
松倉勝家「くそっ、城の壁を白く塗り過ぎたわ!️」
松倉勝家「藩の財政逼迫してるし」
松倉勝家「かくなる上は‥」
かくなる上は?
松倉勝家「民衆の年貢を更に強化するしかな──い」
・・・
松倉勝家「領民ATMを使うのじゃー!️」
ははは‥
じゃねーよ💦
松倉勝家「尚、逆らう者は死罪!!️」
マジもんの実話なんです‥(怖)
松倉勝家「あっはっは」
もう終わりだよこの藩──
松っ倉暗黒ゾーン──
〇海岸の岩場
有家監物(ありえけんもつ)「島原の民は苦しんでいた──」
有家監物(ありえけんもつ)「島原の乱は、1637年(寛永14年)10月下旬、島原・天草地域で引き起こされた、百姓を主体とする武力闘争事件である──」
有家監物(ありえけんもつ)「松倉重政、勝家の 藩主親子2代に渡る 厳しいキリシタン弾圧──」
有家監物(ありえけんもつ)「加えて勝家の代で更に苛烈さを増した 重い年貢取り───」
有家監物(ありえけんもつ)「払えない者の子女は蓑踊りと言って裸に蓑を着せて生きたまま焼かれたり──」
有家監物(ありえけんもつ)「転宗に応じない者は竹の鋸で首をジワジワ斬られる鋸引きの刑に処されたり──」
有家監物(ありえけんもつ)「同年10月には、口の津庄屋の身重の妻が捕らえられ、6日間冷たい水の中に漬けられ 母子共に死産するに至っては、」
有家監物(ありえけんもつ)「ついに領民の怒りが爆発し──」
有家監物(ありえけんもつ)「百姓とキリシタンは合流し 廃城だった原城に立て籠った。 これに浪人を加え 総数3万7千人 島原の乱の始まりである────」
数年前──
益田四郎時貞(幼少時)「えーッ私が一揆の首謀者にッ」
有家監物(ありえけんもつ)「しーッ、人聞きの悪い!️」
有家監物(ありえけんもつ)「貴方は家柄も頭も良いし周りの人望もある──」
有家監物(ありえけんもつ)「ママコス上人の予言書に出て来た通りの聖人だ!」
有家監物(ありえけんもつ)「今なら、ウチの美和ちゃん付きで!️」
益田四郎時貞(幼少時)「乗った!️」
監物、四郎をプロデュース‥
数年後──
〇荒野の城壁
原城──
大門前
お美和「しろりん!️」
元服を済ましたばかりの
若者は
いつしか
天草四郎時貞と
呼ばれるようになっていた
天草四郎時貞「何、美和ちゃん」
お美和「しろりんは総大将だから戦っちゃいけないんだって、パパが言ってた」
天草四郎時貞「召喚魔法を使ってやる‥」
天草四郎時貞「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前 直見ィー!!️」
お美和「呪文が違う‥」
〇屋敷の一室
天草四郎時貞(グー)
ご主人様──
お呼びですかご主人様──
〇沖合
翌朝・・・
有家監物(ありえけんもつ)「我が娘婿よ‥」
有家監物(ありえけんもつ)「その不思議な力でもって」
有家監物(ありえけんもつ)「アレを海上に呼び出したのは 其方か!?️」
天草四郎時貞「はァ!?️ いや、私は何も‥」
天草四郎時貞「エッッ!?️」
〇空
みそ五郎「ご主人様改め」
みそ五郎「アーニーキィー‥」
上天草のローカルヒーロー
伝説の巨人
みそ五郎だった──
みそ五郎「会いタカッタ──」
〇荒野
原城砦前──
みそ五郎「ここは通さん」
巨人!?️
どうせキリシタン側の作ったハリボテに決まってる!️
みそ五郎「ふぁ〜」
巨人みそ五郎&一揆勢の活躍は凄まじく
美和の母「んじゃ、ウチらも〜」
そおーうれい!!️
砦の上から石を次々落とした
一揆軍74名の死傷者に対し──
幕府側には3千人の死傷者──
これは護衛艦いずもの乗組員が900人だから
3隻プラスαの被害が出るようなものなのか💧
天草四郎時貞「ほんまですかい💧」
〇風流な庭園
幕府軍の忍者「勝家様」
幕府軍の忍者「申し上げます!️」
幕府軍の忍者「天草四郎の陣地(原城)に彼奴が妖術で呼び出したバケモノが居ります!️」
幕府軍の忍者「我が軍の兵士が 3千人ほどやられました!️」
幕府軍の忍者「援軍若しくは増軍した方が良いのでは?」
幕府軍の忍者「勝家様──」
・・・
寝てる──
・・・
つづく──
わからんさん、こんばんは\(^▽^)/!
島原の乱をこういう見方で表わすの、ホントすごい‼️
笑いながら読んじゃいました!(∩´∀`@)⊃
フリーダムな「島原の乱」うーん、わからん
楽しませていただきました。
ありがとうございます。
こんにちは!天草四郎や島原の乱、当時の藩の現状など勉強しながら笑えました!(ATMのくだりがスキです)
史実に戻付いたストーリーが好きなので楽しみです〜