第3話 女の子(脚本)
〇理科室
???「うぅ・・・ぐすっ」
亜美「ど、どうしたの?」
???「怖いよぉ」
亜美「あ、あなたも肝試しにきたの?」
???「お母さん・・・うわぁぁぁぁん」
亜美「お、落ち着いて」
亜美「お母さん多分見つかるから」
亜美「これなに?」
???「あげる」
???「あけて」
???「おもしろいよ」
亜美「う、うん?」
亜美「な、なにこれ?」
???「私のお母さんとあそぶどうぐ」
???「一緒にあそんで?」
亜美「え?」
???「あそんであそんで」
亜美「ごめんね今は無理かも・・・後でなら・・・」
「危ない!避けろ!」
亜美「えっ?」
亜美の横からノートが飛んでくる
???「痛いよぉ・・・わぁぁぁぁ」
???「ひどいよぉお母さん・・・このひとひどいよぉ」
佐藤「亜美くん逃げてくれ!」
亜美「えっな、なんで?」
佐藤「この子は人間じゃない、怨霊だ!」
佐藤「いいから早く逃げてくれ!」
亜美「う、うん!」
???「ひどいよぉおかあさぁぁぁぁぁん」
〇まっすぐの廊下
田中「あ、亜美ちゃん!」
亜美「た、田中くん?」
田中「良かった無事だったんだな、ちょっと走りながら話そう」
亜美「ことはは!?」
田中「それがトイレに行ってくるって言ったきり戻って来なくて教室にずっと居たら変なやつが来て!」
亜美「私は女の子に会って変な箱を渡されて・・・」
田中「その箱・・・開けてないよな?」
亜美「え?」
亜美「あ、開けたけど」
田中「お前呪われるぞ」
亜美「え?」
田中「・・・佐藤は?」
亜美「女の子と話してたら避けろって言われて・・・女の子にノート投げて・・・」
田中「今すぐ佐藤を助けに行くぞ!」
亜美「え?」
亜美「でも行けって・・・」
田中「その幽霊お母さんとか言ってなかったか?」
亜美「言ってたけど・・・」
田中「多分ノートを投げつけられてお母さんを呼んで佐藤を殺そうとしてるんだ!」
田中「1対2じゃ勝てねえ!」
亜美「そうなの!?行かなきゃ!」