〇住宅街の道
麻宮 月(ルナ)「またあしたー！」
藤崎 みのり「ばいばーい！」
明智 みき「またあしたねーん!!」
麻宮 月(ルナ)（今日も楽しかったなー！）
ホワイトマリン「いててて・・・・・・」
麻宮 月(ルナ)「え?!大丈夫ですか!?!!」
ホワイトマリン「あーもうキミィ〜さがしたよぉー」
麻宮 月(ルナ)「え？わたし？」
ホワイトマリン「じゃ！契約ー！」
麻宮 月(ルナ)「なんの話!?」
麻宮 月(ルナ)「っ!!」
ホワイトマリン「風呂入る時気をつけてね！親に見つかると追い出されちゃうから」
ホワイトマリン「これは私と姫との秘密だよ」
ホワイトマリン「さ！手にキスをしてくれたら戻るよ！」
麻宮 月(ルナ)「!?!???」
ホワイトマリン「んー分かってないのかー」
ホワイトマリン「まーいっか！しつれーしまーす！」

〇仮想空間
ホワイトマリン「こんなに暗いルームは久々だなぁー」
ホワイトマリン「これから明るくデコるかー」
ホワイトマリン「あ！起こさないと」
ホワイトマリン「おーい！ひめー！」
麻宮 月(ルナ)「ん・・・・・・」
麻宮 月(ルナ)「え!??なにここ!!てか何が起きてるの!??」
ホワイトマリン「ここは姫のお腹の中」
ホワイトマリン「正確に言うと子宮だね」
麻宮 月(ルナ)「わ、わたし今生理中だけど」
ホワイトマリン「あー！だからこんなに暗いのかー！」
ホワイトマリン「子宮って言っても思ってたのと違うでしょ？」
麻宮 月(ルナ)「う、うん」
ホワイトマリン「血まみれじゃないんだーとか、ピンクじゃないのかーかな？」
麻宮 月(ルナ)「え、ウン。なんでわかったの？」
ホワイトマリン「姫は私であり、私は姫だから♡」
ホワイトマリン「今私が姫のお腹刺したでしょ？これが子宮の中にこの世界を作ったんだよ」
ホワイトマリン「お腹見てごらん」
麻宮 月(ルナ)「わ、なにこれ」
ホワイトマリン「わたし美術５だったから彫るのは上手いのよ」
麻宮 月(ルナ)「香水？」
ホワイトマリン「そうそう！この中に私がいるって感じー」
ホワイトマリン「あ、あとこれ」
ホワイトマリン「本当は指輪の方がいいんだけど学校で付けれないでしょ？」
ホワイトマリン「これなら隠せるよ」
麻宮 月(ルナ)「なにこれ」
ホワイトマリン「お腹には私がいて、そのネックレスが魔物の気配を察して私が出るっていう感じ」
ホワイトマリン「正確には乗っ取る、かな？」
麻宮 月(ルナ)「のっ」
ホワイトマリン「とる！」
ホワイトマリン「体も私になる」
ホワイトマリン「でもその時になったら大丈夫だよ」
ホワイトマリン「なんか適応するから〜」
ホワイトマリン「あ、もう着くよ」
麻宮 月(ルナ)「え？どこに行ってたの？」
ホワイトマリン「王に会いに行かなきゃね」

〇謁見の間
ノア「キミが姫だね」
麻宮 月(ルナ)「え？えと・・・」
ホワイトマリン「そうでございマース！」
ノア「よろしくね」
ノエル「ノア様です」
ノエル「私はノエルです」
ノエル「ポンコツですけどよろしくお願い致します」
麻宮 月(ルナ)「え、あ、よろしくお願いします」
ノア「これからがんばってね」
ノア「またね」
ノア「君は死なないと信じてるから」

〇仮想空間
麻宮 月(ルナ)「ねえ、死ぬって何？」
麻宮 月(ルナ)「これから私はどうなるの」
ホワイトマリン「大丈夫、死なせない」
ホワイトマリン「だから安心してね」
ホワイトマリン「私は姫を殺さなーい！」
ホワイトマリン「殺させなーい！」
ホワイトマリン「前の私とは違う」
ホワイトマリン「ヘマしないから」
麻宮 月(ルナ)「・・・」
麻宮 月(ルナ)「ねえ！あなたは何者なの？」
ホワイトマリン「わたしは」

〇女の子の部屋
麻宮 月(ルナ)「あっ!!」
麻宮 月(ルナ)「ベッド・・・」
ホワイトマリン「いつも通りの会話とルーティンをしたからー」
ホワイトマリン「・・・結構いい体してた」
麻宮 月(ルナ)「え？風呂も入ったの!?」
ホワイトマリン「ルーティンだもん」
麻宮 月(ルナ)「い、いやだ・・・恥ずかしい」
麻宮 月(ルナ)「ってかやめてよ!!!」
麻宮 月(ルナ)「あ、もういないし・・・」
麻宮 月(ルナ)「あー眠たい」
麻宮 月(ルナ)「きっと夢だ」
麻宮 月(ルナ)「疲れてるんだ」
麻宮 月(ルナ)「もうなんでもいい」
麻宮 月(ルナ)「寝よう」