エピソード4-3(脚本)
〇川沿いの公園
秀一(人間の姿)「今日改めて学園を案内されて思ったことがある。 あの噂は、どこから出てきた」
佐野 つむじ「噂っていったい何のこと?」
秀一(人間の姿)「とぼけるな。お前が嘘つき呼ばわりされていたりほぼ迫害まがいの扱いを受けているだろう」
佐野 つむじ(何でそういうことには敏感なのよ・・・ こういうときだけは本当に困るな。 ほうっておけばいいものを)
秀一(人間の姿)「お前・・・わかっていたな! 自分がそういった的になっていることもこれからもそういった的になり続けることも!」
佐野 つむじ「別に気にしてないだけです。 どうせ一人なんですから。 それに・・・人間とはどういう生き物かも理解できましたでしょう?」
秀一(人間の姿)「お前は自分を大切にしなさすぎだ・・・ もっと自分を大切にしろ。 頼むから・・・」
佐野 つむじ「・・・・・・」
秀一(人間の姿)「どうした?」
佐野 つむじ「か・・・」
秀一(人間の姿)「・・・?」
佐野 つむじ「解釈違い!!! それは私にやらんでいい!!! 秀一様は俺様で、傍若無人の妖でしょうが!! なぁに優しくなってんですか!!」
秀一(人間の姿)「そんなこといわなくてもいいだろうが!!! 心配して損したではないか!!!」
佐野 つむじ「そんなことよりも!!!! 川上さんでしょ? 気になってるんでしょ?」
佐野 つむじ「だってあの子が広めてるの私も知っているわ。 個人的に調べたのだけれども・・・」
秀一(人間の姿)「俺も気を付けておく。 それよりも腹が減った。 かえって夕餉のしたくしてくれよ」
佐野 つむじ「わかりましたよ。 ・・・・もうとっくのとうに全部諦めてるからいいんだよ・・・」
〇綺麗な図書館
佐野 つむじ「これって・・・この学園の歴史の本? どんなことを書いてあるんだろ」
佐野 つむじ「え・・・ これって・・・まさか・・・ そんなことって・・・」
風見学園 出資者代表
川上 まゆこ氏
その娘 川上 るな
何かあった時は優先的に扱うこと。
並びに、
佐野つむぎに関しては厳しくみておく必要性があり。
川上るなに対しての害あり。
佐野 つむじ「うそ・・・でしょ・・・ こんなことって・・・」