兄弟で強大

桜龍

兄弟で強大#2(脚本)

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〇通学路
  蓮、俺がお前の中にいることは学校の連中には教えるんじゃ無いぞ?
蓮「なんで?」
  お前に危険が及ぶからだ
蓮「お兄ちゃんいったい学校で何やってるの?」
イズミ「おはよう蓮くん」
蓮「お兄ちゃんまた後で」
  早く返事しろ
  怪しまれるぞ
蓮「おはようイズミさん」
イズミ「一人で何話してるの?」
  ほら見ろ
蓮「えッ俺何か話してた?」
イズミ「話してなかった?」
蓮「気のせい気のせい」
イズミ「そっか、じゃまた学校でね」
  イズミはそう言うと走って行った
蓮「危ない危ない」
  先が思いやられるな
蓮「お兄ちゃんあいつ」
  何やってんだあいつ?
琉希「言った通りあの人達に集合かけたんだろうな?」
  琉希が誰かと話してるのようだ
世「もちろん」
  琉希の仲間のようだ
琉希「フッw放課後が楽しみだ」
世「弟とやらはそんなに強かったのか?」
琉希「当たり前だ、夜鬼と翔をやるくらいだ」
世「へ〜」
琉希「それに俺も一撃で・・・」
琉希「クソがっ!!」
世「まァそんな興奮しないで 嫌でもまた死人が出るw」
琉希「そうだな」
蓮「あいつら懲りずにしぶといな」
  蓮、あっちから行こう
  バレると面倒だ!!
蓮「そうだね」

〇教室
先生「ここは、こうなるので──」
蓮(お兄ちゃん放課後あいつら何か企んでるけどどうするの?)
  ・・・
蓮(お兄ちゃん?)
  💤
蓮(寝てる!?!!)
先生「コラ!蓮くん! まだ一限目よ!何寝てるのよ 寝んなら休憩時間に寝なさい!!」
蓮「ね、寝てないです!」
先生「嘘つかないの 目を瞑ってたじゃない」
蓮「そ、それはお兄ちゃんが──」
蓮「あっ──」
先生「は?何言ってるのよ やっぱり寝ぼけるんじゃないの?」
蓮「す、すみません」
先生「それじゃ続きを──」
  危ないとこだった
蓮「起きてるんなら返事くらいしてよ!」
先生「コラ!いい加減にしなさい! 罰として廊下に立ってなさい!」
蓮「すいません💦」

〇学校の廊下
蓮「お兄ちゃんの制で怒られたじゃないか」
  知らねぇよ
蓮「あれ?また性格変わった?」
  なんか心の中では元の俺で、
  入れ替わると性格も変わるらしいな
蓮「お兄ちゃん、琉希と世が廊下に」
  あ〜あいつ世って名前か
蓮「うん、同じ学年」
  でも敬語使ってねぇな
  琉希は上下関係に厳しいやつなんだか・・・
蓮「あ、あいつら外に」
  あとをつけろ
蓮「で、でも💦」
  いいから

〇教室の外
蓮「ハァハァ、どこいったあいつら」
  あそこだ
  隠れて見ろ
琉希「あの人達は?」
世「もうすぐ着くよ」
「お〜い世」
世「噂をすれば陰がよる」
龍王「よおぅ世 元気にしてるか?」
世「どうもお久しぶりです リュウオウさん デフさん」
世「あれ?将さんは?」
将「ここにいる」
琉希「気配をとらえられなかった」
琉希「こいつかなりの──」
将「お前か、 ボコされたとか抜かすカスは」
琉希「なんだと?」
伝冬「将さんは下がってください」
龍王「俺たちが分からせます」
琉希「ンーだと?」
琉希「たしか、 ゴリラと・・・デブ・・・ だったよなw」
龍王「カスが何をほざいているw」
伝冬「ちげーよw カスほど口が達者っつうだろ? それだよww」
琉希「黙れ!」
龍王「うッ」
琉希「口が達者なのはお前らのようだな」
伝冬「おいッ龍王!」
龍王「なんつってなw」
琉希「な、なに!?」
龍王「確かにこの威力じゃ うちの下でも勝てるな」
伝冬「そんなにかよw」
将「おい、いい加減にして本題に入るぞ」
将「で、どいつが強いって?」
世「俺の同じ学年の白髪頭のガキです」
将「は?こいつ1年下のヤツにやられたのかよ」
世「琉希先輩以外にも 夜鬼さんと翔さんもですよ」
将「情けねぇな」
将「まァいい、俺が仕留めてやるよ 最近の野郎どもは殺気がねぇから面白くねぇんだよ」
将「じゃァ俺は先に戻るぜ」
世「お疲れ様です将さん!」
琉希「おい世 あいつら何歳だ?」
世「将さんは俺と変わんないよ」
琉希「何!?」
世「んで龍王さんと伝冬さんは18歳 琉希さんより1つ上だな」
琉希「あいつ、俺より年下であの二人を従えてるのか・・・」
龍王「俺らがなんだって?」
世「まだ居たんすか二人とも」
伝冬「あぁ、将さんから世と軽く慣らしてこいって言われてな」
世「全然OKですよ なんなら琉希さんも混ぜて2Vs2でもやりますか?」
伝冬「冗談キツイぜww」
龍王「そうだぞ こんなザコ入れても変わんねぇよ」
世「そうっすよねwすいませんw」
琉希「貴様ら俺をおちょくるのもいい加減にしろよ、このクソ度もが」
琉希「いいぜ、かかって来いよ1Vs3で負かしてやるよ!」
琉希「クソ共がー!!」
琉希「オラッ!」
龍王「さっきよりは重いパンチになったが それでもまだまだ!」
龍王「な、何!? どこ行きやがった!!」
琉希「〇ね!クソゴリラ!!!!」
龍王「なんて重い威力・・・」
世「り、龍王さんが・・・」
伝冬「どけ世、俺がやる」
世(完璧にキレてる)
琉希「次はデブの番だ」
琉希「喰らえ!!」
琉希「な、何!?」
琉希「うッ」
伝冬「雑魚がイキんな」
伝冬「世、俺らも帰るよ こいつ、どうにかしろよ?」
世「は、ハイ」
蓮「お兄ちゃん・・・」
  あぁ、こりゃチト、大変だな

〇警察署の医務室
世「琉希さん中々目覚まさないな・・・」
世「起きた!」
琉希「あの、」
琉希「あの伝冬とかいうやつ、 龍王より強かった」
世「そりゃぁだって 将さんとまともにやり合えるくらいだもんな」
琉希「そうなのか」
世「それより蓮に招待状渡さいないと」
琉希「あぁ、『死への招待状』をな」

〇通学路
  アイツラ何処から来るかわかんねぇから気ィ抜くな
蓮「うん」
蓮「でも変わった招待状渡して来たね」
  貴様を放課後に狩る、
  覚悟して待て
蓮「狩るってど言う事かな?」
  アイツラまるで野生だな
  そんな話しをしていると奴らの姿が・・・
「おい、そこのクソガキ!まて!!」
蓮「来た」
蓮「お兄ちゃん」
  あぁ、分ってるよッたく
  お兄ちゃん、怪我しないでよ
  痛いの俺だから
春輝「上等」
春輝「なんだ?」
龍王「貴様か?琉希がほざいているやつは?」
春輝「俺なら、どうする?」
龍王「喰らえ!」
春輝「いきなりだな、 だがそんなパンチじゃ俺には当たらんぞ」
春輝「グッ」
伝冬「ほう〜今のを耐えるとは、 琉希とは桁違いだね〜」
伝冬「でも俺には勝てんぞ! 覚悟しろ」
春輝「覚悟するのは貴様の方だ!」
龍王「る、琉希とは比べ物にならん威力・・・」
龍王「がはッ」
伝冬「龍王がKoとは」
春輝「よそ見すんなヤ!!」
伝冬「うッ」
伝冬「この俺が手も足も出せないとは・・・」
春輝「さぁ〜残るは将さん、 お前一人だ」
春輝「世の言っていたことが本当なら対したことなねぇな貴様も」
将「貴様なら目を瞑った状態でも充分だ」
春輝「舐めるな!!」
春輝「は、早い!?」
将「遅い!」
春輝(ガードに間に合わない)
「グハーッ」
  春輝は遠くまで殴り飛ばされてしまった
将「期待ハズレか・・・」
「ま、待てや」
将「今のを凌ぐとはな」
春輝「とっさに受身を取れて良かったよ」
将「お前を見くびり過ぎていたようだな ここから全力でいかせてもらう」
  将が本気で春輝と勝負しようとした瞬間!?
「キャーーー!!」
  女性の悲鳴が聴こえてきたのだ
将「蓮、勝負はお預けだ」
春輝「何処に行くつもりだ?」
将「今の人を助けに行く」
春輝「お前はいいやつだな 俺も手伝おう」
将「お前もいいやつだな 助かる」

〇アパレルショップ
店員「助けてー!」
強盗「黙れ!クソアマ!!」
将「おい!その人を離せ!」
  店員さん静かに
  こっちへ
強盗「黙れ!こいつを殺すぞ!」
春輝「やれるもんならやって見ろ!」
強盗「!?」
「グヘ」
春輝「大丈夫ですか?」
店員「あ、ありがとう」
将「それなら良かった」
将「じゃぁ失礼する」
春輝「あ、待てよ」
店員(カッコいい)

〇通学路
春輝「お前速すぎ」
春輝「それじゃ、決着付けるか」
将「いや」
春輝「逃げるのか?」
将「ちげーよ お前は人を助けられる良いやつだ」
春輝「何言ってんだお前? 人を助けんのはあたり前ただろ?」
将「当たり前、か・・・」
将「昔にもそんなこと教えてくれた奴がいたな・・・」
春輝「何言ってんだ?」
将「気に入った」
将「俺の連れにならねぇか?」
春輝「連れ?」
将「あぁ、友達だよ」
春輝「お前がいいなら俺はいいぜ」
将「よろしくな蓮」
春輝「そのことなんだが・・・」
将「どうした?」
  お兄ちゃん、この人は信用出来ると思うな
春輝(お前もか・・・)
春輝「将、お前に俺の真実を伝える」
将「真実?」
春輝「驚かずに聞いてくれ 俺はすでに死んでいるんだ」
将「は?何言ってんだよ お前今ここにいるじゃねぇかよ」
春輝「あぁ、確かにここにいる」
春輝「見ていてくれ」
将「何を?」
将「か、髪色が・・・」
蓮「これが俺の本当の姿だ」
将「ど、どうなってんだ?」
  蓮はこれまでのことをすべて将に話した
将「そうだったのか・・・」
将「お前の兄貴と一度会って見たかったよ」
蓮「この姿だと今までの動きが出来ないから 疲れるって言ってるよ」
将「嘘だろ!?あれで本気じゃねぇのかよ!?」
将「蓮が表に出てるときでも春輝には聞こえてるんだよな?」
蓮「聞こえてるよ」
将「じゃあ、改めてよろしく」
蓮「こちらこそ」
  次回へ続く

次のエピソード:兄弟で強大#3

コメント

  • 将、やっぱり良いやつ☺️
    手に汗握るアクションシーンもサウンド付きで読みたくなりました🙌
    続きを期待しております🌟

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