最強最弱の魔法使い

小さなトカゲ

凪と優梨(脚本)

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〇綺麗な図書館
来渡「いやぁ〜、図書館はやっぱ落ち着きますねぇ〜」
夜叉「そーかそーか、」
来渡「わぁ!夜叉さん! こんにちわ〜」
夜叉「何しとるのじゃ?貴様、」
来渡「本を読んでただけですよ〜 ところで、夜叉さん、前から気になってたんですが・・・」
夜叉「なんじゃ?」
来渡「その、喋り方?はどういう意図ですか?」
夜叉「そうか・・・貴様も気になるのか・・・ なに、そこまで関係ないのじゃ、」
みつと「自分が上って言いたいんだろ?」
来渡「先生!なんか知ってるんですか?」
夜叉「だ、だまってるのじゃ、みつとぉ!」
みつと「こいつチビだから・・・ あと、弱いって思われたくないから、 そういう口調なの」
来渡「き、教師のセリフとは思えませんね・・・」
夜叉「だ、黙れぇ!!貴様らァ!」
みつと「んじゃ俺はこの辺で・・・」
夜叉「い、今のは全部みつとの推測じゃからな!!」
来渡「あ、あはは・・・ あ、そうだ、 まだ聞きたいことがあるんですが、」
夜叉「さ、さっきのを忘れるのじゃぞ・・・?」
来渡「はいはい、わかってますよ、 えっと、凪さんとみつと先生、あと優梨会長についてなにかしってますか?」
夜叉「何故じゃ?」
来渡「いや、凪さんと貴方は先生のことを呼び捨てにしてますし、優梨会長は凪さんと仲いいので 何かあるのかと」
夜叉「なんじゃそんなことか、 凪とわしとみつとはな、幼馴染なのじゃ」
来渡「そうだったんですか?」
夜叉「そうじゃ、 んであの小娘は・・・まぁ、凪は副会長、ってだけじゃな、」
来渡「副会長・・・!」
夜叉「そんなことも知らんとは・・・ まぁ良い、なら凪たちについてもっと教えてやるのじゃ」
来渡「ほんとですか!!?」
夜叉「ふふん、ここだけじゃぞ?」

〇学校の駐輪場
凪「・・・学校・・・だる・・・」
  夜叉)凪はな、昔はがっこうをよくさぼってたのじゃ
  来渡)え?なんで夜叉さん1年なのになんでそんなこと知ってるんですか?
  夜叉)そりゃわしもこっそり学校来てたし・・・
  来渡)そ、それだめじゃないですか・・・
  夜叉)そ、そんなことはどうでもいいのじゃ!
  で、そんなときに凪に声をかけたのが・・・
優梨「ちょっと君!何サボってるのさ!」
凪「別にいいじゃないっすか・・・」
優梨「良くないよ! 授業出ようよ!」
凪「それは貴方もでしょう・・・?」
優梨「あ、」
凪「・・・何この人・・・」
優梨「あははっw まぁいいや、俺は優梨!よろしくな!」
凪「・・・先輩・・・なんで一人称俺なんすか・・・?」
優梨「あ〜、これ? 昔からの癖でね〜」
凪「そーすか・・・」
  夜叉)まぁ、あいつらは最初はたわいもない話で盛り上がってたんじゃが、段々親しくなっていくと話の内容も変わってくるものじゃ
優梨「ねぇねぇ、凪っち、 凪っちはさ、どんな能力があるの? 因みに俺は催眠術!」
  来渡)能力についての話ですか、、、
凪「・・・俺の能力・・・・・・・・・」
優梨「うん!気になる!」
凪「・・・皆には心を読めるって・・・言ってるんすけど・・・嘘なんすよね・・・」
優梨「え?心読めるの?」
凪「読めるけど・・・それだけじゃないんすよね・・・」
優梨「おぉ!能力複数持ち! 何と何?」
  来渡)の、能力の複数持ち!?
  ふたつの能力を持ってるあの!?
  めっちゃ凄いですね!?
凪「・・・・・・・・・全部っす、」
優梨「・・・・・・へ?」
凪「・・・全部、使えます」
優梨「はぁぁぁぁ!?」
  来渡)はぁぁぁぁ!?
  夜叉)ま、まぁ・・・凪は凄いやつなのじゃ、
  全ての能力を使えるっていう能力、“全能”を持っててな、
  来渡)は、初めて見た・・・
  夜叉)わしは最初はふーんって感じだったんじゃがな、
  来渡)そ、そうなんですね・・・
優梨「でも凄いね!全能って!」
凪「まぁ・・・つまんないっすけどね・・・」
優梨「つまんない、か・・・」
凪「・・・先輩には分かんないでしょうね・・・ 俺の気持ち・・・」
優梨「確かに・・・分かんないよ・・・?」
優梨「でもさ!だったら、他の人のためになることしようよ! 例えばさ!生徒会とか!」
凪「・・・目立つの嫌いなんすけど・・・」
優梨「なら!俺が生徒会長になる! だから!凪っちは俺の手助けして!」
凪「・・・初対面で頼るって・・・」
優梨「俺はそれくらい凪っちを信用してるんだよ、」
凪「・・・・・・・・・・・・わかりました・・・」
凪「でも、それがやりがいのない仕事なら・・・即辞めます・・・」
優梨「やったぁ!」
凪「・・・まぁ・・・授業さぼってるようなヤツらが・・・生徒会にはいれるのだか、・・・」
優梨「あ、あはは・・・」
凪「まぁ・・・楽しみにしてますよ・・・」
凪「先輩、・・・」
優梨「ふふっ、期待しときなさい、 後輩くんっ、」

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