先生、死んでる場合じゃありません!

大河内 りさ

P15・聞いてません!(脚本)

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〇華やかな広場
ヒースリング「せっかくクロエさんと 2人で会えると思ったのに・・・」
ヒースリング「どうしてきみまでついてくるんだ」
アルフォル「護衛だよ」
ヒースリング「護衛をつけるほど高名な画家だったとは──不勉強ですみません」
ヒースリング「若いのに才能のある方なんですね」
クロエ「若いだなんてそんな・・・」
ヒースリング「おいくつなんですか?」
クロエ「はちじゅうな──」
アルフォル「クロエちゃぁぁあん!!」
ヒースリング「80? ええと、人族に換算すると・・・」
クロエ「ピチピチの15歳ですっ!!」
「ぴちぴち・・・?」
ヒースリング「15歳かぁ」
ヒースリング「そんなに若い子に言い寄ったら 怒られてしまうかな?」
クロエ「言い寄るって・・・」
ヒースリング「お近付きの印に、これを」
クロエ「まぁ、懐かしいキーホルダー!」
ヒースリング「・・・知ってるの?」
クロエ「ポシェモンのウサギョイですよね?」
ヒースリング「・・・・・・」
ヒースリング「これは異世界から流れ着いた物で、 僕も正式な名称は分からないんだ」
ヒースリング「ホムンクルスのきみが、 どうして異世界の道具を知ってるの?」
アルフォル「おい、ヒース──」
ヒースリング「きみはいったい、何者なんだ・・・?」
クロエ「わ、私・・・」

〇華やかな広場
アルフォル「何だ!?」
ヒースリング「空が急に暗く・・・」
クロエ「あっ、あれは──」

〇空
クロエ「魔獣の群れ!?」

〇華やかな広場
ヒースリング「魔界の秩序が乱れているという 噂は本当だったのか」
アルフォル「クロエちゃんの原稿が もう少し早かったらこんなことには・・・」
クロエ「罪悪感を煽るようなこと 言わないでください」
アルフォル「ごめんごめん」
アルフォル「ちょっと追い払ってくるから、 ここで待ってて」
クロエ「どなたか呼んできます!」
アルフォル「大丈夫だって」
アルフォル「ヒース、クロエちゃんを頼む」
ヒースリング「分かった」
ヒースリング「この場から少し離れましょう」
クロエ「アルさんが1人で相手をするには 数が多すぎるわ・・・」
ヒースリング「クロエさん?」
クロエ(ヒースリングさんの前で ストラさんを喚んだらまずいわよね)
クロエ「我が喚び声に応えよ──」
クロエ「ユカリチャン!!」
ユカリチャン「次はドコ塗るー?」
ヒースリング「召喚魔法──!?」
クロエ「ユカリチャン、お願いがあります」
ユカリチャン「トーン貼る?」
クロエ「それは後でお願いね」
クロエ「お屋敷から、ストラさんと 騎士団の皆さんを連れて来て欲しいの」
ユカリチャン「分かっタ!」
ヒースリング「僕が走った方が早そうだな・・・」
クロエ「ヒースリングさんは隠れていてください」
ヒースリング「えっ?」
クロエ「私はアルさんに加勢します!」
ヒースリング「・・・ただのホムンクルスじゃなさそうだ」

〇養護施設の庭
アルフォル「おらァッ!!」
アルフォル「クソッ、ちょこまかと!」
クロエ「風の使者よ、舞い降りよ!」
クロエ「アルさん!」
アルフォル「クロエちゃん!?」
魔獣「ガアァッ」
アルフォル「危ないから離れてて!」
クロエ「助太刀いたします!」
アルフォル「でも──」
クロエ「でもじゃないっ!」
クロエ「つべこべ言わず年長者に従いなさい!」
アルフォル「えぇーっ!?」
クロエ「ほら、前から来ますよ!」
クロエ「・・・ッ」
アルフォル「防御壁!」
アルフォル「ありがとう、クロエちゃん」
クロエ「このまま援護に入りますから! いいですね!?」
アルフォル「分かったよ。よろしく!」
魔獣「グルルルル・・・」
魔獣「グオオッ!!」
アルフォル「チッ」
クロエ「えいっ」
クロエ「慣れてきたからかしら」
クロエ「呪文を唱えなくても 魔法が使えるようになってきたわ」
クロエ「よいしょっ!」
「ギャァアアーッ!!」
アルフォル「クソッ、切りがねえ──」
魔獣「ギャギャギャッ!」
アルフォル「しまっ──」
魔獣「ガアッ!」
アルフォル「──ッ」
魔獣「ケケケケッ」
アルフォル「クソッ」
アルフォル「──ッ」
クロエ「アルさん!?」
クロエ「そこをどいて!!」
クロエ「顕れ出でよ──」
クロエ「ヒーチャン!!」
ヒースリング(どうして彼女が あんな高位の魔獣を使役できる!?)
クロエ「アルさんを助けたいの! 手伝ってもらえる?」
ヒーチャン「キュイ」
ヒーチャン「グルォォオオオオッ!!」
ヒーチャン「ガアッ!!」
クロエ「アルさん! しっかりして!!」
ヒースリング「・・・・・・」
クロエ「ヒースリングさん・・・?」
クロエ「あの、手を離してください」
ヒースリング「これなら、良い商品になりそうだ」
クロエ「それは、どういう──」
クロエ「・・・ッ!?」
ヒースリング「ただ売るのではつまらないか」
ヒースリング「フフ・・・ 色々と利用価値がありそうだ」

〇黒背景
レイヴィダス「アルフォル!!」

〇養護施設の庭
レイヴィダス「しっかりしろ!!」
ストラスール「そんなに揺すってはいけません」
レイヴィダス「しかし──」
???「おどきなさい」
レイヴィダス「ルミリエ! 来ていたのか」
ルミリエ「いいからどいて。邪魔」
アルフォル「・・・っ」
レイヴィダス「アルフォル、大丈夫か? 何があった?」
アルフォル「クロエちゃんは!?」
ストラスール「こちらにはおられませんが・・・」
アルフォル「魔獣の群れが突然襲ってきたんだ」
アルフォル「俺1人じゃ捌ききれなくて クロエちゃんが加勢してくれて──」
アルフォル「・・・ヒースは?」
ストラスール「いませんね」
アルフォル「あいつ、様子がおかしかった」
アルフォル「もしかしたらクロエちゃんを──」
レイヴィダス「ストラスール!」
ストラスール「至急捜索します」
アルフォル「俺も行く!!」
ルミリエ「レイヴィダス様」
レイヴィダス「ルミリエ、おかげで助かっ──」
ルミリエ「婚約解消ってどういうことです?」
レイヴィダス「今それどころじゃ──」
レイヴィダス「・・・・・・」
レイヴィダス「・・・えっ?」

次のエピソード:P16・復活です!

コメント

  • 面白かったです❣️
    ユカリチャンと
    ヒーチャン見れたので良かったです❣️
    ヒースリングさんは
    本当に主役の元旦那さんの生まれ変わりか否か⁉️
    クロエさん最強説‥w
    角と羽根の生えた元婚約者登場で
    魔王様の恋の行方は
    どうなる⁉️

    私は例の陣中旗の本物の写真と睨めっこしながらの
    スチル用模写からは解放されたので元気です🤣ノシ⭐︎⭐︎

  • 戦闘シーン、楽しめました。しかしヒースが実はあんまり良くないやつだったとは。異世界のものを持っていたり…実は本当に記憶を無くした夫なのではないかと期待しつつあります。

  • 戦闘回、激しいバトルが見物でしたね!
    曲者感のあったヒースリングさん、ついに行動に移りましたね……
    それにしても、完全にアシスタントモードのユカリチャンww

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