最終話『同人誌即売会』(脚本)
〇荒廃した街
ユーリ・エルファール「とりあえず平穏が 戻ってきて良かった」
シャルティア・グレーシア「各地の魔物の凶暴化も 落ち着いてきたみたい」
ユーリ・エルファール「それにしても、難民、魔物凶暴化 どれも無関係とは思えない」
シャルティア・グレーシア「そうだね その辺はジュノを取り調べしないと」
ユーリ・エルファール「ジュノをそそのかし 裏で糸を引いている奴がいるはずだ」
シャルティア・グレーシア「そうだね」
ユーリ・エルファール「でもシャルが無事で良かった」
ユーリ・エルファール「あいつらには感謝だな」
シャルティア・グレーシア「お父様も感謝をしているよ」
シャルティア・グレーシア「だから、彼らには敬意を持って 新しい呼び方と権利を与えたわ」
シャルティア・グレーシア「『冒険者』っていうね」
ユーリ・エルファール「いい呼び方だ」
ユーリ・エルファール「しかし、あいつらは 一向に村から出る気はないけどな」
〇コミケの展示スペース
岩本「みなさん!一列に並んでください!」
岩本「新刊は十分用意してあります!」
佐々木「何て売れ行きなんだ!」
石井「ユーリさんが宣伝してくれたお陰で 他の村からもわざわざ買いに来てくれてる」
村長「これがマンガですか! 素晴らしいですな!」
村長「これは村人たちに配布せねば!」
通りすがりの子供「家に買って帰って みんなで読むぞ!」
山田「厄介者だった僕たちだけど こうして力を合わせれば みんなと共存できるんだ」
村田「本当に嬉しい限りだね」
村田「定期的に開催しないとね」
岩本「これはもう はじまりの村の一大産業だ!」
〇謁見の間
ゼファー・グレーシア「どうやら無事に 解決できたみたいだな」
大臣「左様でございます」
大臣「しかし、今回の一件で 取り調べを行なっているジュノより 不審な話を聞き出しました」
ゼファー・グレーシア「それは?」
大臣「難民の件、魔物の件 どれも『魔女』と呼ばれる者の仕業だと」
ゼファー・グレーシア「やつめ、まだ生きておったのか」
大臣「誠に遺憾です」
ゼファー・グレーシア「徹底的に調べ上げよ!」
大臣「はっ!」
〇コミケの展示スペース
ユーリ「何で、俺がこんな格好して 物を売らないといけないんだ!」
いのうえ「俺らが頑張ったから 何でもするって言ったじゃないですか」
ユーリ「確かに言ったけどよ」
シャルティア・グレーシア「約束はちゃんと守らないとね」
ユーリ「仕方ねえな」
いのうえ「でも、お陰で ここの売り場の列やばいですよ!」
ユーリ「ていうか、ちょっと待て」
佐々木「どうかしましたか?」
ユーリ「この中身、女装した俺とシャルに 似てねえか!?」
佐々木「そりゃあ、百合本ですからね」
ユーリ「百合?」
シャルティア・グレーシア「ユーリと仲良しで嬉しい!」
ユーリ「いや、そうじゃないだろ」
石井「本当は男の娘でも良かったのですが 百合にしました」
ユーリ「おとこのこ??」
シャルティア・グレーシア「中身凄いよ!」
ユーリ「シャル、もうちょっと違和感持ってくれ」
ユーリ「お前らなぁ、、、」
ユーリ「今度から検閲してやる」
あー最後まで面白かったですね〜!
もう少し違和感もてよのツッコミも最高です
裏で糸を引いている人がいたんですか!
最終話が同人誌即売会、その物語構成に痺れます!
そして、村のメイン産業が同人誌とは……きっと一部のファンに聖地として扱われるのでしょうかね(白目)ラーヒユ村との関係修復ができる程の百合本ですからねww