〇魔界
妖狐 玉藻「口裂け女・・・口裂け女はおるか？」
口裂け女「ははっ！こちらに・・・」
妖狐 玉藻「口裂け女よ・・・お前に人間界への出動を命じる。 人間どもを煮るなり焼くなり好きにするがよい！」
口裂け女「ははぁ！ かしこまりました！」

〇通学路
イナバニー「あ〜、今日も妖怪出てこなかったな〜」
イナバニー「玉藻とかいう悪い妖怪が世界征服を企ててるってウワサはあったけど、結局ウワサはウワサだったって事かな」
口裂け女「ねぇ・・・私、きれい？」
イナバニー「え？誰ですかあなたは」
口裂け女「ねぇ・・・きれい？」
イナバニー「いや・・・急にそんな事言われても・・・」
口裂け女「・・・・・・・・・きれい？」
イナバニー「はぁ・・・きれいじゃないんですか？ うん、キレイキレイ」
口裂け女「テメェなんだそのテキトーな返事は!? この口裂け女を馬鹿にしてんのか!!!」
イナバニー「うわっ！妖怪だった！」
口裂け女「もうアッタマきた!!! お前の毛皮を剥いでファーにしてやる!!!」
イナバニー「やばいっ！ 口裂け女にはポマードだけど、そんなの持ってないから・・・」
イナバニー「妖怪撃退!!!! イナバニーソーーード!!!!!!」
口裂け女「ンギャァァァァァァ!!!!!!」
イナバニー「よっしゃあ！ みたかイナバニーソードの力！」
近所の人「おいこら！うるさいぞ！ 何時だと思ってるんだ！」
イナバニー「ひぃっ！ す、すみません！」
　　こうして、イナバニーの活躍により人々の平和は守られた──
　　しかし、玉藻はこれからも凶悪な妖怪たちを差し向けてくるだろう──
　　これからも気を引き締めてがんばれ！イナバニー！