断罪対象である妹を助けたら百合と薔薇が咲いたっぽい

隍沸喰(隍沸かゆ/おかゆ喰)

26話 おかえり(脚本)

断罪対象である妹を助けたら百合と薔薇が咲いたっぽい

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〇西洋の城
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「ベラ、お兄さまはそろそろ着くと言ったのよね」
ハグスタリ・ベラ「はいお嬢さま、お土産もいっぱい買ってきたとおっしゃっていました」
ワヌゥレン・シィゼルヴェン「お土産・・・? そういえば結局どこに行ってたのか聞いてねえな」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「お兄さまとの約束だから、絶対に言いません」
ワヌゥレン・シィゼルヴェン「わかってるよ」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「うう〜、もうすぐ帰ってくると思うと緊張してきたわ・・・! お兄さまは喜んでくれるかしら」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「ベラ、準備できてるわよね!? 完璧にできているかしら・・・!?」
ハグスタリ・ベラ「大丈夫ですよお嬢さま みんなで確認したのですから」
ワヌゥレン・シィゼルヴェン「お、帰ってきたか?」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「え?」
ハグスタリ・ベラ「まだ姿が見えませんが・・・?」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「帰ってきた、帰ってきたわ! ベラ、みんなに知らせて──!」
ハグスタリ・ベラ「はい!」
ワヌゥレン・シィゼルヴェン「おかえり、ルゥラッハ」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「お兄さま、おかえりなさい!」

〇城の会議室
ルゥラッハ・オル・レバノスタン(えっと、これは・・・ 一体何が始まるんだろう?)
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「お兄さま、料理長に頼んで適度な量のおいしい料理を作ってもらいました!」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「アゥルペロ、ありがとう」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「鶏肉料理も今日から一個だけです」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「な、なんでだ? 俺・・・ダイエットとかしてないんだけど?」
ワヌゥレン・シィゼルヴェン「我慢する練習だ」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「うう・・・」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「お兄さま、滞在先では大丈夫でしたか? 食糧不足にはなりませんでした?」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「ならなかったぞ」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「料理をいっぱい用意しておくべきだったかしら?」
ワヌゥレン・シィゼルヴェン「ダメだ、ここで我慢させないと、レバノスタン領で食糧不足になる」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「それは困るわね」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「アゥルペロ、お土産は俺の部屋に運ぶように言っておいたから」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「エレエレがほとんど選んだから、俺もどんなものかわからないんだ。一緒に見よう」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「はい! 私もお兄さまに喜んで欲しくて・・・! 作ってみたの!」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「つくる?」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「向こうの夜は寒いと聞いたの」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「ありがとうアゥルペロ 俺は幸せ者だ・・・」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「ワヌゥレン卿が手作りを貰ったら喜ぶかもしれないって言ってくださったのよ」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「そうなのか ありがとう、ワヌゥレン」
ワヌゥレン・シィゼルヴェン「別にいいよ。妹からのプレゼントだけで充分そうだったから、俺は何も用意してないんだ 次は用意するから」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「つ、次・・・か」
ワヌゥレン・シィゼルヴェン「どうかしたか?」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「その・・・俺たち引っ越す予定があって」
ワヌゥレン・シィゼルヴェン「ひ、引っ越すってどこに!? レバノスタン領から出るってことか!?」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「あ〜・・・」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「お兄さま、教えて差し上げてください ワヌゥレン卿はずっとお兄さまの味方なんですから」
ワヌゥレン・シィゼルヴェン「・・・言わなくていいんだよ」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「ワヌゥレン、俺たち、テルヌンドに引っ越すんだ」
ワヌゥレン・シィゼルヴェン「・・・・・・え?」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「レバノスタン領ごと、帝国から出る このまま帝国にはいたくないんだ」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「公爵令嬢もアゥルペロを狙うだろうし、皇帝は父上や俺を自由にしない だから、”神の心錠”も外してもらった」
ワヌゥレン・シィゼルヴェン「・・・神の・・・」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「俺たちはもうすぐテルヌンドに引っ越す」
ワヌゥレン・シィゼルヴェン「・・・・・・」
ワヌゥレン・シィゼルヴェン「悪い、ちょっと・・・席を外す」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「お兄さま」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「あの方はお兄さまと離れるのが悲しいんだと思うの 何を思っていらっしゃるか、詳しくはわからないけれど」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「悲しんでいらっしゃるのはわかるわ」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「そうだな。 俺、ちょっとワヌゥレンと話してくる」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「一人で大丈夫か?」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「代わりにエレエレを置いていってください! お兄さまについてたくさん教えてもらうわ・・・!」
ルゥラッハ・オル・レバノスタン「わかった エレエレ、アゥルペロを頼む」
アゥルペロ・ミルス・レバノスタン「私はいつでもお兄さまのことが聞けるわ、あの人は違うもの・・・譲ってあげなくちゃ」

次のエピソード:27話 無駄になるから

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