プロローグ(脚本)
〇豪華な部屋
とある日。とある学園のとある部屋。
とある少女が一人。
名を──案田のうん、と言う。
案田 のうん「明日はどんな生徒たちが来るかな〜?」
案田 のうん「楽しみ〜!」
そう、彼女はこの学園の学園長。
その名の通り、本当の彼女を知る者は居ない。
正体不明の学園長である。
学園長の正体すらもわからない、謎に包まれた学園──
それこそ────
案田学園である。
〇女の子の一人部屋
同じ日。
とある家に少女が一人。。
彼女の名前は佐々木りのあ。
佐々木 りのあ「ふふっ♪」
佐々木 りのあ(明日からついに入学だ!)
佐々木 りのあ(まさかあんな人気校だとは・・・・・・)
そう、彼女は案田学園に入学する15歳。
案田学園の入試は厳しい。
毎年、入学志望者は900人ほどだが、入学できるのはせいぜい50人。
偏差値もそれ相応の高さである。
佐々木 りのあ(明日はどんな人がいるかな・・・・・・?)
佐々木 りのあ(楽しみ!)