ファイナルアップルクエスト~転生した魔王と勇者の記憶

聖衣羅(セラ)

エピソード1 ファイナルアップルクエスト(脚本)

ファイナルアップルクエスト~転生した魔王と勇者の記憶

聖衣羅(セラ)

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〇川沿いの公園
  知らない音に目が覚めた
アダム「⋯なんだ? なぜ、私はここで寝ていたのだろ?」
イブ「⋯⋯うるさいなぁ」
  ベンチの隣には
  見知らぬ男が眠っている
アダム「⋯お前は誰だ?⋯」
イブ「ん~、あれ⋯ここは一体⋯? えっと、キミは誰だい?」
アダム「お前こそ、誰だ? 私は⋯? ⋯私は誰なんだ⋯?」
アダム「だ、誰なんだ⋯私は一体? そうか、これは夢なのだな!!」
イブ「いたぁいい! 僕は何もしてないじゃないか!」
アダム「⋯お前、名前は?」
イブ「えっと⋯僕はあれ⋯? ⋯ねぇ⋯僕は⋯僕の名前は⋯」
イブ「だから!殴らないでよ⋯ 僕だってわからないんだよ」
子供「ごめんなさいぁぁい」
アダム「大丈夫かい? ほら、リンゴ落としたよ」
子供「ありがとう。 ねぇ、お兄ちゃんとお姉ちゃんは ここで何してるの?」
イブ「お兄ちゃんって僕のこと? あれ?僕って男だったっけ?」
アダム「⋯そういえば⋯私は女だったのか?」
子供「変な人たちだな。 お姉ちゃんたちさ、 フォーチュンアップルって 知らない?」
アダム「⋯お前の持ってるリンゴじゃないのか?」
子供「違うよ、これはタダのリンゴ。 さっき変な兄ちゃんからもらったんだ」
イブ「⋯で、そのなんとかアップルって 何処にあるんだい?」
子供「このゲームに出てくるリンゴの名前だよ」
イブ「⋯ゲームの中のリンゴ?⋯」
子供「うん。 このゲームに出てくるリンゴを 見つけたら、好きな子と遊べるんだって。 だから探してるの」
子供「僕ね、好きな子がいるんだ だから、リンゴ探してるんだよ」
イブ「⋯リンゴか⋯何もわかんないけど⋯ 探してみるかな」
子供「ありがとう。 もし、見つかったら またここに来てよ」
アダム「ちなみに そのゲームの名前はなんというのだ?」
子供「ファイナルアップルクエストだよ じゃあ、お願いね」
イブ「⋯どこかで聞いたようなんだが⋯ 思い出せないなぁ」
アダム「とりあえず、ここにいても仕方ない ヒントを探してみよう」
  記憶のない私と彼は
  とりあえず、街のほうへと歩いていった

〇新橋駅前
アダム「しかし、ここはどこ? 見たことない場所だけど⋯ お前はわかるか?」
イブ「さぁ⋯初めてきたからね わかるわけないよ」
アダム「さっき言っていた子供の ゲームなんだが⋯ ファイナルアップルクエストだっけ? 聞き覚えがあるんだが⋯」
イブ「ゲームっていっても、 ゲームなんてする場所ないし なにかヒントないかなぁ」
学生「お前さ、ファイナルアップルクエスト やったことあるか?」
学生2「俺、まだやったことないんだよなぁ 俺ん家、ゲーム機ないからさ」
学生「じゃあ今から ネカフェ行かないか? ネカフェにPS6があるから 一緒にやろうぜ!」
アダム「あの~ちょっと聞きたいんだけど ネカフェってどこにあるか教えてほしいの」
学生「ネカフェなら、すぐそばにあるよ 可愛いね~一緒に行く?」
イブ「僕の連れに声かけないでくれる?!」
学生「ご、ごめんなさいぁぁい!」
イブ「⋯とりあえず、いこっか!!」
  そして、俺たちは
  ゲームをするべく
  ネカフェという場所に向かった

〇インターネットカフェ
謎の青年「お待たせしました PS6で 「ファイナルアップルクエスト」ですね 201号室になります」
「ごゆっくりどうぞ」
イブ「これがファイナルアップルクエストかぁ 有名みたいだね」
アダム(⋯さっきの店員⋯どこかで会ったような⋯)
イブ「とりあえず、つけてみようか?」
謎の青年「すみません、こちらサービス品です 良かったらどうぞ」
謎の青年「ごゆっくりゲームをお楽しみください」
アダム(⋯やっぱり⋯どこかで⋯会ったような⋯)
イブ「じゃあ、やってみようか?」
アダム「⋯そうだな⋯」
  電源を入れて、
  俺たちはゲームを初めて見た
  
  ファイナルアップルクエスト
  
  それは村を焼かれた勇者が
  魔王を倒す話。
イブ「勇者は女にして⋯ えっと⋯名前か⋯名前は⋯」
アダム「⋯イブなんかどうだ? 可愛いし、私は良いと思う」
イブ「じゃあ、そうしようかな? えっと名前は確定して⋯ じゃあスタート押すかな」
アダム(な、なんだ⋯この気配は⋯)
イブ「えっ⋯いいところだったのに⋯」
謎の青年「お客さま、すみません 雷が落ちたようで停電が一瞬発生して ゲームが動かなくなりました」
謎の青年「また後日、ご来店お待ちしております」
イブ「仕方ないから帰ろうか」
アダム「そうだな⋯」
  突然、起きた停電で
  ネカフェを後にすることにした

〇ホテルの部屋
アダム「ここがホテルというのか? なんだ、この白いふかふかなのは?」
イブ「あれ、昔使ってたのは もっと ザラザラしてて硬かった気がするな」
アダム「私は⋯いつも、臭いものに 周りがいたような気がするな」
イブ「ねぇ?さっきのゲームなんだけど 途中で電源落ちたから 最後まで出来なかったね」
アダム(⋯なぜ、いきなり停電⋯? そして、あの店員⋯)
イブ「あっ!ねぇ、ゲーム機があるよ! また続きやってみない?」
アダム「そうだな、せっかくだし やってみるか!」
イブ「だってさ、主人公は女勇者で 村を焼かれたとき、見た魔王を 退治する物語だって! 面白そうじゃん」
アダム「どうせ、夜まで暇だし、やってみるか」

〇寂れた村
「ママー!パパー!どこにいるのぉ!」
  ある村。
  その世界は炎を纏いし、
  魔王が支配する世界
  
  そして、物語は
  村の少女と魔王の出会いから始まる
勇者 子供「ママ⋯パパ⋯どこなのー?」
父「イブ!こっちには来てはいけない!」
父「に⋯逃げ⋯るんだ⋯イブ⋯」
魔王 人型「世界征服まで、 あとはこの村のみ⋯」
勇者 子供「パパー!死なないで! パパー!」
魔王 人型「ほう⋯まだ人間が生き残っておったか」
勇者 子供「あなたが魔王なの! パパを返して!」
魔王 人型「殺すにはまだ惜しい⋯」
勇者 子供「リンゴ?」
魔王 人型「⋯食べろ⋯そして⋯大きくなれ⋯ 大きくなったら⋯我に会いに来い⋯ 我の名は⋯」

〇ホテルの部屋
アダム(またこの気配⋯だと?)
イブ「えー?また停電?」
アダム(なんだ⋯これは⋯まるで⋯ 私たちにゲームをさせないかのようだが)
イブ「ゲームできないし、 さっきもらったこれ、 飲んでみない?」
アダム「⋯別にかまわないが⋯」
イブ「これは⋯シードル?シードルってなんだ?」
イブ「ねぇ⋯なんかさ⋯ 体が暑くなってきたんだけど これってなに??」
アダム「大丈夫か?」
イブ「⋯ねぇ⋯そういえばさぁ 君の名前って教えてもらってないね 名前⋯何?」
アダム「⋯私の名前は⋯」
アダム「⋯アダムだ」
イブ「アダムって⋯ さっきのゲームに出てくる魔王の 名前に似てるね」
アダム「な、何をする?」
イブ「⋯体が凄く熱い⋯んだ⋯ わかんないけど⋯体のココが熱い⋯」
アダム「し、知らん!離れろ!」
イブ「⋯ねえ⋯助けて⋯ ココが痛い⋯ココがはち切れそうで⋯」
アダム「いい加減にしろ!」
イブ「熱いからやめてよ!」
アダム(⋯今のは⋯炎? ⋯私は⋯魔法が使えるのか⋯)
アダム「私は先に寝る! ソレを片付けたら、お前も寝ろ!」
  ⋯私の名前はアダムだった⋯
  
  だが、まだ全てを覚えてはいない

〇魔界
魔法使い「魔王!これでおしまいだ! ウォータースプリング!!!」
魔王「ぐわぁぁぁぁぁぁ よ、よくも⋯この私に⋯」
魔法使い「さあ、勇者よ! あなたの手で魔王アダムを倒すのです そうすれば!世界は平和になる!」
勇者「はぁ⋯はぁ⋯はぁ⋯ 私はあなたを⋯ 倒すしかないの!」
魔王「また、あいつのせいか⋯ 何度生まれ変われば⋯俺は⋯ 俺は⋯ぐわぁぁぁ!!」
魔法使い「今更、防御魔法とはな。 魔王! もうお前の好きにはさせん!」
魔王「魔法使いごときが勇者になろうとは! 私を倒せるのは!」
勇者「魔王⋯⋯して⋯たわ⋯」
魔法使い「覚悟しろ、魔王!」
(誰か⋯私たちを止めて⋯ お願い⋯)
魔法使い「我⋯汝の名を使い⋯我は命ずる⋯」

〇ホテルの部屋
アダム「⋯なんだ⋯今の夢は?」
イブ「同じ夢を見たんだね⋯俺たち⋯」
アダム「なぁ⋯夢の中で 魔王はアダムと呼ばれていた⋯ 私はアダムという名前だが⋯」
イブ「⋯なにか思い出せないんだよ⋯ 大切なことが」
アダム「⋯夢を見たあと⋯胸が苦しかった⋯ なあ?夢と私たちの記憶は関係あるのかな」
イブ「⋯ゲームをやって、また夢を見たら なにか分かるかもしれない。 もしかしたら⋯」
イブ「このゲームがヒントなのかもしれない」
アダム「⋯わかった、試してみよう それからゲーム内にリンゴ⋯ それも気になるしな」
  こうして、僕たちの旅は始まった
  
  ゲーム「ファイナルアップルクエスト」
  そして、リンゴを探す旅が始まる。

次のエピソード:エピソード2 ダンジョンと夢の中

コメント

  • アダムとイブの記憶、夢、そしてゲーム「ファイナルアップルクエスト」の存在と、気になることだらけの第一話ですね。この謎がどう明らかにされていくのか楽しみになります。

  • 最初、イブがボコボコと殴られていたシーンがなんだか面白くて笑っちゃいました😂
    あの男の子のためにも早くアップルが見つかったら良いなあと思うけどなかなか複雑そうで、続きが気になります!

  • アダムとイブとアップルとは、意味深ですね。ゲームの展開と二人がどうリンクしてくるのか、謎だらけだけど先が楽しみ。飲み物までリンゴ酒のシードルなのも凝ってました。

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