〇荒廃した教会
　　時の審判と不思議な賢者の導きでアサノとシロサキは見知らぬ世界へ落とされた。
シロサキ「ここ、どこ!?」
アサノ「俺が聞きたいよ！突然光るし！どっか飛ばされるし！シロサキ、いつの間にか見た目変わってるし！」
シロサキ「あ、ほんとだ！なにこの服？どうなってるの？もしかしてこれが、異世界転生ってやつ？」
アサノ「いや、俺らは死んでないけど異世界に飛ばされた系だな？」
シロサキ「痛い思いしなくて良かったわね・・・」
アサノ「そりゃー、良かったけど・・・（俺としては、こういう展開大歓迎だし嬉しいけど）これからどうするよ・・・」
　　電源の入らないスマホを見て、がっくりと肩を落としたアサノの隣でシロサキが何か見つけたようだ。
「アサノくん見て！あそこに誰か居る！」
シロサキ「すいません！」
アサノ（シロサキ、なんか照れてね？）
ソム「・・・・・・・・・」
シロサキ（イケメン・・・・・・）
アサノ（なんか雰囲気かっけえ・・・やっぱりそういうことか・・・・・・）
シロサキ「あ、あの・・・聞こえてますか？」
ソム「・・・・・・・・・？」
アサノ（聞こえてないのか・・・？無視されてら・・・）
ソム「・・・貴様ら、俺に何か用か？」
シロサキ「き、きさま・・・???失礼じゃない？ 私は、シロサキ！あなたは何様なの？」
ソム「俺は・・・・・ソム・・・白の王と呼ばれている」
シロサキ「（しろのおう？・・・ウソォ〜〜〜!?この人って王様なの???）」