※全員魔法少女です。

カズマ

【HR】転校生と彼ら(脚本)

※全員魔法少女です。

カズマ

今すぐ読む

※全員魔法少女です。
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇学校の校舎
  某所中学校
  地元の中学生が通う場所である。
  その辺の地域のこどもが少し多く集う場であるため、生徒同士の比較でイジメの被害が大きくなりがちである。まぁどこでもそうだが
「ああーッもう!! 全くッ!!」
  無論、彼らも例外では無い。
ユイ「どうしてこういうときに限って遅刻なんですか!?」
カイト「しょうがないだろッ!! 髪型がイマイチ決まらないんだからよ!!」
ユイ「折角”モーニングコールでウチに来い”って言われて来たのに、いつも同じ髪型で決まらねーってどういうことですか!?」
カイト「お前には分かんねー魅力ってヤツだよ!!」
「おいッそこの2人!! 始業時刻ギリギリだぞ!! 喧嘩する暇あるなら早く入りなさい!!」
「・・・」

〇教室
  教室
アン「・・・で、遅刻しかけたってわけか」
アン「すげェドンマイすぎるんだけど(笑)」
リク「テメェ・・・。2人に追い討ちかけんなよ・・・」
アン「だって2人ともやってることがアホすぎんだもーんwww」
カイト「お前にバカにされると尚更凹むわ・・・」
ユイ「十分に反省はしてますって・・・」
「おーい生徒諸君、席に着きなさーい」
教師「えー、今日の朝のホームルームだが、先月話した転校生についてだ」
リク「もしかして、昨日既に来ていた影武者かッ!?」
教師「そうそうそう、昨日後ろの壁に張り付いて諸君の様子を──」
教師「──って違ーーうッ!!」
コウキ「盛大なノリツッコミだわ・・・!!」
アン「感心していいのかコレは・・・?」
教師「まぁ、昨日転校生が到着したからな。来たこと自体間違いでは無い」
教師「サ、入ってきなさい」
  おお──ッ!!!!!!
  すげぇ──・・・!!
  美人が来たぞ──・・・!!
  お嬢様だ──・・・!!
カナ「──カナです。よろしくお願いいたします」
教師「──という訳で、今日からウチの学校の生徒で、このクラスの仲間になる。諸君、仲良くしろよな」
コウキ「美人ね・・・!!」
アン「・・・なんでオレを見ながら言うんだよッ!!」
ユイ「大丈夫ですよ。アンは美人より可愛いですから」
カイト「・・・そのフォローは合ってんのか?」
教師「おいそこ4人!! 内緒話は休み時間にやれッ!!」
  ・・・すみません
リク(あーぁ・・・)
カナ「・・・」

〇教室
クラスメイト1「ねぇねぇ! カナちゃんはどこから来たの?」
クラスメイト2「どこに住んでるの?」
クラスメイト3「ぶっちゃけ彼氏いる?」
クラスメイト4「趣味ってあるかな? アタシ音楽やってるからさ──」
アン「あんのナンパ野郎・・・!! いきなり際どい質問しやがって・・・!!」
カイト「ほっとけ。俺たちには関係ない」
コウキ「うーん・・・。にしても、これじゃあワタシたちが首を突っ込む余裕もないわね」
ユイ「・・・何するつもりだったんですか?」
リク「・・・」
カナ「あの方たちは?」
クラスメイト3「ああ? 知らねー」
カナ「知らないはずはないでしょう。朝のホームルームでも居たじゃないですか」
クラスメイト2「あいつら、一ヶ月くらいからちょっとじゃないくらい頭おかしい連中だから、気にしなくてイイんだよ」
クラスメイト2「アナタが来ること分かってからすっごい可笑しくなっててさ」
クラスメイト4「そうそう! いつも5人で集まってさ〜。ま、生活環境が似てるらしいから自然と類友みたいになってんだよね〜」
クラスメイト1「あいつらはあいつらで、もっと”相応しい世界”があるっての」
リク「テメェら・・・ッ!!」
カナ「・・・そうですか」
カナ「まぁ私からしたら、彼らじゃない、あなた方のほうが頭おかしく思えますね」
「はぁっ!?」
  !?
  !?
カナ「ねぇ、私と友達になっていただけませんか?」
  え・・・
5人以外「えぇ────────ッ!?」

次のエピソード:【入学式】全員で魔法少女になりましょう

コメント

  • この先どんどんすごい新キャラが登場するのでしょうか、楽しみです☺️

成分キーワード

ページTOPへ