〇荒れた公園
山田「お金が欲しい」
山田「どうしよう・・・」
山田「よし！お金を貰うか・・・」
山田「よし！」
山田「お金をもらえそうな格好に変身！」
山田「よし！成功したぞ！」

〇荒れた公園
山田「お金をください！」
山田「食べ物も買えないんです」
金過気「おやそれはかわいそうだね」
金過気「100円恵んであげるよ」
山田「ありがとうございます」
金過気「どういたしまして」

〇荒れた公園
山田「よし！おじいさんになったらこの時間までに２千円もらえたぞ！」
山田「けどコレだけじゃ足りない」
山田「就職するか！」

〇スーパーの店内
店長「おい山田、ここの商品棚お菓子はこっちだ！」
山田「はい今やります！」
店長「おい山田、ここもだよ！コーラはあっちだ」
山田「はい店長！」

〇スーパーの店内
店長「はい時給千円だから、10時間で一万円ね！」
山田「え、時給1000億で一兆円じゃないんですか？」
店長「ははは山田君は冗談うまいね、じゃまた来てね！」
山田「はい・・・ではまた・・・」
山田「今度はレストランで働くか！」
山田「可愛い女の子に変身するか」
山田「よし！成功だ！」

〇広い厨房
チーフ「あなたがアルバイトの山田さんね！」
山田「そうです。よろしくお願いします！」
コック「カレーセット出来ました！」
チーフ「じゃ早速だけど運んでくれない？」
山田「はい！分かりました」

〇おしゃれなレストラン
山田「お待たせしましたお客様」
お客「うん、ありがとう」
お客「もぐもぐ」
お客「おぉ、すごく美味しい」
お客「君可愛いねぇ」
お客「チップをあげよう一万円だよ」
山田「1万円もありがとうございます」

〇広い厨房
チーフ「あなたすごいわねぇ、美人で評判よ」
チーフ「それとこれ、お給料ちょっとボーナスしといたから」
チーフ「ボーナスはみんなには内緒よ」
山田「5万円も・・・」
山田「ありがとうございます！」
チーフ「もし良かったらあなた１日３万円で働かない？」
山田「すみません、私もっとお金がいるんです」
山田「なので今日でこの仕事をやめます」
チーフ「そう・・・悲しいわね」
チーフ「けど止められないわ」
チーフ「また来てね」
山田「はい！今までありがとうございました」
山田「俺そんなに美人なのかなぁ」
山田「アイドルになってみるか」

〇コンサート会場
山田「みなさん！今日は新しいアイドル、サンタガールに来てもらいました！」
山田「それではどうぞ！」
山田「みなさーん！こーんにちはー」
山田「サンタガールの山田です」
山田「だからみんな、やまっちって呼んでね！」
　　はーい！
山田「バイバーイ」
山田「みなさんこの後サンタガールとの握手会が始まります！」
山田「握手会に行きたい人はチケット販売所でチケットを買ってね！」

〇コミケ会場
客「やまっちとっても可愛かったよー」
山田「ありがとうございます」
客「また会えるといいね、ばいばいー」
客「すごく可愛かったです！」
山田「ありがとうございます」
客「じゃまたねー」
　　3時間後
山田「おぉ1000万円儲かっている」
山田「けどこれじゃ足りない、お金を盗むしか・・・」

〇平屋の一戸建て
山田「よし煙突があってお金がありそうなこの家に決めた！」

〇古風な和室（小物無し）
山田「ここはどうだ！」
山田「よし！宝石が見つかったぞ！」
「ピーン　ピーン　ピーン」
山田「くそっばれたか！」
山田「逃げなきゃ！」

〇入り組んだ路地裏
山田「やっと逃げ切れた・・・」
山田「宝石を鑑定してもらおう・・・」

〇宝石店
山田「なに！たったの１億円！」
鑑定士「1億円ってすごいですよ！」
山田「違う俺は10兆円欲しいんだ！」
鑑定士「10兆なんて何しても稼げませんよ！」
山田「けど僕はどうしても必要なんです！」
鑑定士「まぁ・・・頑張ってください」

〇昔ながらの一軒家
山田「よし！今度はこの家だ！」

〇古民家の居間
山田「よし！完璧に入れたぞ」
山田「小切手も見つけた」
山田「よし帰るか」
メイド「キャーーーー」
山田「ばれた！」
山田「嘘だろ！」
山田「逃げなきゃ！」

〇入り組んだ路地裏
山田「さて今回の獲物は小切手か・・・」
山田「おおぉ、２億円だ！」
山田「仕方ない・・・またあの家に行こう！」

〇昔ながらの一軒家
山田「よし！今回はあの家の金目のものを全て盗むぞ！」
山田「いざ！」

〇古民家の居間
山田「よし上手く入れたぞ・・・」
山田「うん？あれは！赤外線レーダー！」
山田「クソ！この家はもうダメか！」
家の持ち主「最近よく眠れられないな・・・」
家の持ち主「うん？そこにいるのは誰だ！」
家の持ち主「みんな起きろー」
家の持ち主「泥棒だー誰か通報しろー」
山田（変身して逃げよう！）
山田「ご主人様どうしたんですか！」
家の持ち主「泥棒のくせに生意気な！」
山田「私はあなたの召使いです」
家の持ち主「私に召使いなんていない！」
家の持ち主「大人しく自首しろ！」
　　ピーポーピーポー

〇刑務所の面会室
ニュースリポーター「私が今いるのは最近世間を騒がせた金庫強盗事件の犯人のいる刑務所です」
ニュースリポーター「早速質問してみましょう」
ニュースリポーター「何故あんなに物を盗んだんですか？」
山田「99兆9999億9913万4998円、子供のために必要だったんです」
山田「子供のためならなんでもします・・・」
山田「子どもたちの笑顔が唯一の喜びだから・・・」
山田「けど僕は疲れました・・・」
山田「プレゼント代が高すぎるんです！」
ニュースリポーター「子供のため、プレゼント代・・・あなたは誰なんですか？」
山田「僕はサンタです！」
山田「誰か・・・誰でもいいので！僕の代わりになってください！」
　　その年からクリスマスのプレゼントは子供に届かなくなったと言うことです