悪の秘密結社所属の戦闘員

ザサ

chapter1 episode5[2回目の出撃](脚本)

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ザサ

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〇宇宙船の部屋
  あの後、熟睡出来たアルタイルは・・・
  ダツZに呼ばれるまで発声練習をしていた
アルタイル「・・・・・・ウン・・・」
アルタイル「・・・・・・アリガトウ・・・」
アルタイル「・・・オハヨウ・・・」
アルタイル「・・・オレノ・・・ナマエ・・・ アルタイル・・・デス」
アルタイル(よし!だいぶ声が出せるようになって来たぞ!)
アルタイル(まだまだ先は長いけどな・・・)
アナウンス「戦闘員No.560:アルタイルさん、準備が出来次第、出撃待機場までお越しください」
アルタイル「・・・ヨシ、イクカ!」
  アルタイルは戦闘スーツに着替えると、杯型の元気回収装置を握りしめ・・・出撃待機場に駆け足で向かった

〇魔法陣のある研究室
ダツZ「・・・・・・」
ダツZ「・・・早かったな・・・もう準備は出来たのか?」
アルタイル「・・・・・・・・・ウン!」
  アルタイルは杯型の元気回収装置と・・・
  魔物返還ボム10個をダツZに見せた
ダツZ「・・・ボムはそんなに要らないと思うぞ? それに、万が一・・・魔物がこちらに襲いかかってきたら・・・」
アルタイル「・・・・・・ム?」
アルタイル(何で?命令していても無視して襲ってきたりするの?)
ダツZ(・・・やっぱり、魔物に命令する事が出来る様だな・・・)
ダツZ「アル・・・普通は魔物に命令は出来ないんだが・・・」
アルタイル「・・・・・・エ!?」
ダツZ「・・・まぁ、本当に魔物に命令出来るのなら、とても頼もしいから・・・今日は色々見せてもらっても構わないか?」
アルタイル「・・・ウ、ウン」
彩湖 百合香「あら、もう集まっていたのね」
ダツZ「いや、アルも今さっき来たから、サイコが遅かったわけじゃないぞ・・・それで、ドックは一緒じゃないのか?」
彩湖 百合香「ドックは何か持ってくる物があるから、先に行っといて欲しいらしいわ」
アルタイル「・・・・・・!?」
アルタイル(な、なんで大怪人の彩湖百合香さんがここに!?)
ダツZ「お前が急に来たから、アルがびっくりしているぞ・・・」
彩湖 百合香「あら、ごめんなさい・・・びっくりさせちゃったかしら?」
彩湖 百合香「もう知っていると思うけど、私は大怪人クラスの戦闘員、彩湖 百合香よ」
彩湖 百合香「宜しくね!アルちゃん!!」
アルタイル「・・・・・・」
アルタイル(大怪人のみんなって・・・全員こんな感じなのかな?)
アルタイル「・・・ぉ、オレハ・・・アルタイル・・・デス」
アルタイル「・・・キョウハ・・・ヨロシク、オネガイシマス・・・」
彩湖 百合香「えぇ、こちらこそ!」
ダツZ「・・・アル!?お前・・・」
アルタイル(うん・・・何とか言葉が伝わる程度には、喋れるようになったよ)
ダツZ「・・・そうか、アル・・・頑張ったな!」
アルタイル(でも、疲れるから・・・話し合いは出来ないかも・・・)
ダツZ「それでも、十分凄いぞ?」
アルタイル「・・・・・・アリガトウ・・・ ダツゼット・・・」
彩湖 百合香「そろそろ行きましょうか・・・おそらく、子猫ちゃん達は既に待ち構えているでしょうし・・・」
ダツZ「そうだな・・・アル、彼奴らの前では、出来るだけ喋れないフリをするんだぞ」
アルタイル「・・・・・・ゥ!」
アルタイル(了解!)
ダツZ「それじゃあ・・・行くぞ!!」
アルタイル「・・・・・・!」
アルタイル(ラジャー!)
彩湖 百合香「さぁ・・・アルちゃんの戦闘、しっかりと記録しないとね」

〇ビルの屋上
ダツZ「・・・奴らは・・・既に居るな・・・」
アルタイル「・・・・・・ム?」
アルタイル(・・・そうなのか?)
ダツZ「・・・あぁ・・・彼奴らは・・・」
彩湖 百合香「子猫ちゃん達は、私達が何もしない限り襲ってこないわ」
アルタイル(・・・何で?)
ダツZ「・・・そっちの方が、メディア受けが良いんだろうよ・・・」
アルタイル「・・・・・・」
アルタイル(えぇ・・・)
彩湖 百合香「そ・れ・じゃ・あ、子猫ちゃん達も待ってくれるみたいだし・・・アルちゃん・・・何か、デカイの・・・お見舞いしてあげたら?」
ダツZ「そうだな・・・アル、お前に一番槍を任せよう」
アルタイル「・・・・・・リ、リョウカイ・・・」
アルタイル(・・・待ってくれるんなら・・・これかな?)
ダツZ「お、いきなり魔物を出すのか?」
アルタイル「・・・・・・ウン!」
彩湖 百合香「・・・さぁ、アルちゃんの力・・・見せてくださいな!」
アルタイル「・・・・・・ヨイショ!」
  アルタイルは、魔物返還ボム10個を、抱え込むように持つと・・・
アルタイル「・・・・・・エーイ!」
  魔物返還ボムを抱えたまま、ビルの屋上から飛び降りた
ダツZ「ア、アル!?」
彩湖 百合香「ちょっ・・・アルちゃん!?」

〇空
アルタイル「・・・・・・アウー!」
アルタイル(あはは!!気持ちぃぃー!!)
アルファ「ま、待ちなさい!!」
アルタイル「・・・・・・んぅ?」
アルタイル(魔法少女?)
アルタイル(何だ?まだ何もやってないぞ?)
アルファ「貴方、一体何してるんですか!?気でも狂ったのですか!?」
アルタイル「・・・・・・アウー!!」
アルタイル(会っていきなりヤバい奴扱いするとは・・・失礼な奴だな!)
アルタイル「・・・・・・ウア!」
  アルタイルは、抱えていた魔物返還ボムを全て手放した
  空中に放り出された爆弾達は、風に煽られながら、散り散りに飛んで行った
アルファ「ああー!!何て事を!」
アルタイル「・・・アウアウー!」
アルファ「このっ!・・・・・・ベータ!ガンマ!聞こえますか!?貴方達は周りの魔物達を討伐してください!!」
ガンマ「了解デス!!」
ベータ「そっちは1人で大丈夫なの?」
アルファ「子供1人にそこまで手間取らないわよ!」
アルタイル「ウー・・・」
アルタイル(コイツ・・・また子供扱いしやがって・・・)
ダツZ「おいおい・・・何時、敵がアルだけだと言ったんだ?」
アルファ「なっ、お前は!!」
ダツZ「久しぶりだな・・・アルファ!」
アルファ「ダツZ・・・!!」
彩湖 百合香「あら、もう休んでいなくても大丈夫なのですの?」
アルファ「・・・彩湖 百合香まで!?」
ガンマ「アルファ・・・どうやら分散する余裕は無いみたいダヨ・・・」
アルファ「・・・でも・・・それじゃあ、魔物達はどうすれば・・・」
ベータ「仕方がありません・・・魔物は後回しです!」
アルファ「クッ・・・それしか、無いですね・・・」

〇公園通り
アルタイル「・・・ウー・・・」
アルタイル(やっぱり・・・魔法少女達の困っている顔を見ていると、気持ちが高揚してくるな・・・)
アルファ「な、何ですか?・・・そんなに、じろじろ見られると・・・その・・・」
アルタイル「・・・・・・アー・・・」
アルタイル(どうすれば、もっと困ってくれるのかな?)
ダツZ「アルタイルは貴様が困っている所がみたい様だな」
アルタイル「・・・ウァ・・・」
アルファ「な、何故?」
ダツZ「それじゃあ・・・ベータ、この前の続きと行こうか!」
ベータ「いいでしょう・・・今回こそ、決着をつけてやります」
彩湖 百合香「ガンマちゃんは私と遊びましょうか!」
ガンマ「・・・フン・・・今度こそ息の根を止めてやるデス!」
アルタイル「・・・・・・アウアーゥ・・・」
アルファ「えぇっと・・・貴方は私と戦うのですか?」
アルタイル「アウッ!」
アルファ「いいでしょう・・・但し、手加減はしませんよ!」
アルタイル「・・・・・・アウアー!」
アルタイル(望む所だ!)

次のエピソード:chapter1 episode6 [アルタイルと大怪人VS魔法少女]

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