chapter1 episode6 [アルタイルと大怪人VS魔法少女](脚本)
〇公園通り
chapter1 episode6 [アルタイルと大怪人VS魔法少女・・・アルタイルの能力は〇〇]
ベータ「グッ・・・」
ダツZ「どうしたベータ!前よりも動きが鈍いぞ?」
ダツZ(本当にどうしたんだ?あの厄介だったベータ特有の動きのキレが全く無いぞ)
ベータ「クソッ・・・前までは、互角だったのに・・・何で急にここまで強くなったんですか!?」
ダツZ「何を言っている・・・貴様が鍛錬をサボっていただけでは無いのか?」
ベータ「そんな訳無いでしょ!!」
ベータ「学校から帰った後・・・基礎の体力作りから、技の研鑽まで・・・1日もサボった事は無いわ!」
ダツZ「そ、そうか・・・ (なら・・・ここまでの力の差は何だ?)」
ガンマ「ガハッ・・・ゴホッ・・・」
そんな事を考えていると、ガンマが吹き飛ばされて来た
ガンマはかなりのスピードで吹き飛ばされて来た様で・・・壁に当たると、苦しそうに嘔吐いた
ベータ「ガ、ガンマ!?大丈夫ですか!?」
彩湖 百合香「ご、ごめんなさい・・・そんなに強く叩いたつもりは無かったのですが・・・」
ガンマ「ケホッ・・・な、なんとか・・・大丈夫デス」
ガンマ「それよりも・・・今日の奴ら、なんかおかしいヨ?」
ベータ「え、えぇ・・・一体何があったのでしょうか・・・」
ダツZ「彼奴らが弱くなったんじゃ無くて・・・俺達が強くなったのか?」
ダツZ「そ、そうだ・・・アルはどうなっ・・・」
その時・・・アルタイルとアルファが戦っていた辺りから、轟音が響いてきた
ダツZ「アル!?」
・・・
アルファ「あ、危なぁ・・・なんて、めちゃくちゃな!?」
Mr.ドック「ア、アルよ・・・もうちっと出力は落としても良いんじゃないかのぅ・・・当たったら致命傷になってしまうのじゃ」
アルタイル「・・・・・・アゥア?」
アルタイルの元には、遅れてきたドックが・・・
アルタイルの為に作ったと言う
”超電磁砲(レールガン)”
を持ってきていた
アルタイル(・・・もうちっと出力を下げるったって・・・何処をどうすれば良いんだよ!)
アルタイル「・・・アウアウァー?」
ガチャガチャ・・・
アルタイルは超電磁砲の設定を弄り回し、アルファに向かって発砲した
アルファ「ぎゃー!!!」
アルファは空の彼方まで飛んで行った
Mr.ドック「アル・・・最大にしてどうするんじゃ!? アルファに当たってはおらんが、爆風で何処かに飛んで行ってしまったぞ!?」
アルタイル「ア、アウー・・・」
・・・
ガンマ「な、何ダヨ・・・アレ!?」
ベータ「ガンマ!ここは一旦引いて、体勢を建て直しましょう!」
ガンマ「そ、そうしヨ!・・・アルファも、どっか飛んでっちゃったシ・・・」
ベータとガンマは逃げ出した
「・・・・・・」
ダツZ「お、俺達が強くなった、と言ったが・・・アルはもっと意味が分からないな・・・」
彩湖 百合香「恐るべし・・・エンチャンター・・・」
ダツZ「・・・普通のエンチャンターにはこんな事は出来ん・・・それに、アルが強化しているのは、物だけではないかもしれん・・・」
彩湖 百合香「明らかに・・・私達も強化されてるわよね・・・エンチャンターに、バッファー・・・かしら?」
ダツZ「遠距離ファイターは・・・弾が1発も当たってなかった所を見ると、無いだろうな・・・」
彩湖 百合香「問題は・・・」
ダツZ「強化された物を、他人が使えるか・・・だな・・・」
彩湖 百合香「・・・ですわね」
ダツZ「おーい!アル、ちょっと来てくれ!」
アルタイル「・・・アゥ・・・ゥア?」
ダツZ「・・・もう魔法少女は居ないから普通に喋っていいぞ?」
アルタイル「・・・ア、ソウ?」
ダツZ「後で試したい事があるから、付き合ってもらってもいいか?」
アルタイル「・・・ウン」
彩湖 百合香「それじゃあ、さっさとエネルギーを集めて帰りましょうか」
「了解!!」
〇空
元気エネルギー集め中・・・
〇ビルの屋上
彩湖 百合香「やっと満タンになりましたわ・・・・・・ ごめんなさい、待たせちゃったかしら?」
アルタイル「・・・ウウン、マッテナイ・・・」
ダツZ「まぁ、無事エネルギーも集まったんだ」
ダツZ「そろそろ帰ろうか・・・・・・ の、前に・・・アル、さっき使っていた超電磁砲をサイコに少し貸してやってくれ」
アルタイル「・・・ナンデ?・・・ベツニイイケド・・ オレノジャナイシ・・・」
アルタイルは彩湖百合香に超電磁砲を渡した
彩湖 百合香「ありがとうね、アルちゃん・・・すぐに返すからちょっと待ってね」
ダツZ(これで、アルのエンチャントした武器を他人が使えるのなら・・・)
彩湖 百合香(私たちの戦い方はガラッと変わるでしょうね)
彩湖百合香は超電磁砲のトリガーに指をかけ・・・
彩湖 百合香「さっきからコソコソと・・・視界の端に映ったりして、鬱陶しいんですのよ」
彩湖百合香は物陰に向かって、そう言い放った
???「なっ、バレていただと!?」
???「た、退避〜!!」
エネルギーを横取りしようと隠れていた怪人達は、彩湖百合香にバレて逃げ出そうとするが・・・
彩湖 百合香「逃がす訳無いでしょ?これでも喰らいなさい!!」
彩湖百合香は照準を定め、超電磁砲のトリガーを強く引いた
???「ギャー!!」
超電磁砲が直撃した怪人達は空の彼方まで飛んで行った
ダツZ「直撃はしたが・・・吹き飛んだだけか・・・」
彩湖 百合香(・・・アルちゃんのエンチャント武器は、本人以外は扱えないようね・・・)
彩湖 百合香「ありがとうアルちゃん・・・これ、返すわね」
彩湖百合香はアルタイルに超電磁砲を返した
アルタイル「・・・ド、ドウイタシマシテ・・・」
ダツZ「これで、邪魔者は居なくなったし・・・ドックも呼んで、帰ろうか!」
アルタイル「リョウカイ」
彩湖 百合香「早く帰ってお風呂に入りたいわ・・・」
彩湖 百合香「・・・・・・」
彩湖 百合香「アルちゃん、一緒に入らない?」
アルタイル「・・・・・・!!」
アルタイル「イ、イッショニハ、ハイラナイ~!」
アルタイルは少し後ずさりすると、帰還用の魔法陣まで走って行った
彩湖 百合香「あら・・・行っちゃったわ・・・」
彩湖 百合香「そんなに恥ずかしがらなくてもいいのに・・・」
ダツZ「アルは風呂に入る時、1人の方が好きなのかもしれないな」
ダツZ「さぁ、俺達も行くぞ」
彩湖 百合香「私はドックを呼んでから行きますわね」
〇地下実験室
1時間後・・・
場所:ダラダーラ様の回復カプセル安置所
ダラダーラ「おかえり!アルタイルちゃん!! 今日のエネルギーも、大事に使うね!」
アルタイル「タダイマ、ダラダーラ」
ダラダーラ「・・・! アルちゃん、喋れるようになったんだね!」
アルタイル「ウン、ガンバッタ」
ダラダーラ「偉いぞー!アルタイルちゃん!! 私がここから出られる位まで回復したら、ナデナデしてあげるね!」
アルタイル「ナ、ナデナデ? ・・・ソレハ、チョット・・・ハズカシイ・・・カモ」
ダラダーラ「それじゃあ、今度一緒に何処かへ出かけよう!勿論、皆と一緒にね!!」
アルタイル「ソレナラ、ダイジョウブダヨ」
ダラダーラ「えへへ・・・約束だよ!! ダツZも一緒に来てね!!」
ダツZ「勿論だ、ダラダーラ」
ダラダーラ「ヤッター! 今度、四天王の皆と、ドック君とサイコちゃん達にも伝えておこう!!」
アルタイル「・・・・・・」
アルタイル(・・・・・・あれ?大怪人って、後1人居なかったっけ?)
続き楽しみ!デス