第2話「骸骨TVは生放送」(脚本)
〇テレビスタジオ
骸骨「骸骨TVの時間です。 今回の出演者は4人の人間です」
ユキナ「う・・・頭痛い」
骸骨「ユキナさん、今生放送ですよ。 しっかりしてください」
ユキナ「え、何言ってるのよ! 出演なんてしないわよ!」
骸骨「あーあ、ブイング来ましたよ。 視聴率下げたら魂(ソウル)マイナスになりますから、気を付けて下さいよ」
ユキナ「魂?」
骸骨「骸骨TVでは、魂をかけて視聴率を稼いでもらいます。 先ず、皆様には100魂が与えれています」
骸骨「番組中は死んでも生き返りますが、蘇生には50魂かかります。魂が0になったら、地獄民になります」
ユキナ「何言って・・・」
ユメカ「うわっ!?何、この人達!?」
ライト「なんて醜いだ。 可哀想に」
骸骨「前回の敗北者です。 この番組では、1番魂も集めて視聴率をより高く取ったもの勝ちです」
ライト「それなら、僕はかなり有利だね」
骸骨「そうとも限りません。 視聴率者達は番組を見てるので、あなたに興味があるけでは無いのです」
ライト「君は本当に失礼だ」
骸骨「では、説明の続きを」
骸骨「出演者の皆様には与えれたお題に沿った番組に参加してもらいます。 出演者の乱入可能ですが・・・」
骸骨「その場は本来受け取れる魂の半分となります。 100魂なら50となりますが、乱入が2人ならば分けて25となります」
骸骨「視聴率がどれだけ番組を楽しめたかで決まります。最高が100となりますが、視聴率を下げてしまうと魂は-50となります」
骸骨「お題参加する出演は共演者・・・つまり魂を奪う相手を選んでもらいます。敗者は魂が-50になります」
骸骨「ちなみに、魂は1回50で借入可能ですが・・・上限は150です。魂は稼いだ魂で返してもらいます」
タケル「つまり下手に借入はしない方が良いと?」
骸骨「そうですね。みなさん、ボーナスタイムもあるんです」
タケル「ボーナスタイム?」
骸骨「前回優勝して、金魂(ゴールドソウル)をもつ人に勝てればなんと1000魂!」
タケル「せ、1000もらえるんですか!?」
骸骨「ええ、但しボーナスタイムは番組終盤で魂をより高く稼いだ出演者と出演者から指名があった出演者のみしか参加できません」
骸骨「敗北したら、魂は一気に半分減ります。 金魂はと特別なので、山分けはありません」
ライト「みんなにチャンスがあるということだね」
骸骨「一応・・・あ、金魂を守護する銀魂(シルバーソウル)を持つ天使とも戦えます」
骸骨「天使とは番組中盤で戦えて、1番魂が低い人のみ参加可能です。天使戦は乱入不可です」
骸骨「勝てば500、負ければ-250です」
骸骨「大雑把に説明しましたが、分かりましたか?」
ユキナ「理解しろというのは無理があるじゃない?」
骸骨「まぁ、悪魔は理不尽で意味不明な生き物です。 どう足掻いても、出演するしかないです」
ユキナ「そのようね。 いいわ、出演してあげる」
ユキナ「あなた達に恨みはないけど、わたくしは帰りたいから勝たせてもらうわ」
ライト「僕も醜いもにはなりたくないからね」
タケル「骸骨TVに出演した以上仕方ないなぁ・・・」
ユメカ「が、頑張りましょう」
骸骨「その意気です。 私達は人の汚い所が見たいのです」
骸骨「仲良しごっこをして、裏切ってくださいね」
骸骨「さ、今宵も骸骨TVの始まりです」