治療記録

まさかの乳がん一歩手前(脚本)

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〇可愛い部屋
Yさん「何を求めてここに来た?」
わたし「えーと、なんか死にたいっていうか」
Yさん「それって甘えだよね」
わたし「はい、人前でこういうことを言ってはいけないと思ってはいますが、なんか言葉が上がってきたので」
Yさん「地震とか来たら、死にたいとか思わないんじゃないの」
わたし「あーでしょうね〜」
Yさん「学校の成績はよかった?」
わたし「ああ、暗記科目で平均点あげてたかな」
Yさん「わかってきた 左脳使いすぎだ」
Yさん「なんか見えるもん 頑固おやじみたいなのに憑依されてるよ」
わたし「うわあ」
Yさん「甘いもの好きでしょ」
わたし「ええ、まあ」
Yさん「解糖系使うと甘いものほしくなるから」
Yさん「そうだ アトピーはある?」
わたし「脚と腕にあります」
Yさん「ちょっと脚触るね」
Yさん「あーほら自分で触ってみな」
わたし「あれ?」
Yさん「左ふくらはぎの方が0.5℃低い ホントはイーブンじゃなきゃおかしい」
わたし「ひえー」
Yさん「今から施術するから下脱いで仰向けに寝て」
わたし「はい」
Yさん「あーぱんつはいてない!」
わたし「レギンスとショーパンで二枚重ねで暑いからパンツはもういいかなと思って 5月だし」
Yさん「あー 見ないようにするから」
Yさん「それじゃ 太ももの筋肉をおさえるね」
わたし「イタタタ」
Yさん「頭がふがふがしてきたら緊張とれたってこと」
わたし「あーしてきたしてきた」
Yさん「ほら 脚触ってみ」
わたし「うわー柔らかい 過去経験したことないやわさ」
Yさん「股割りしていい? もう性交渉みたいなもんだけど」
わたし「えっ」
わたし「いや、もういいです だいぶよくなった気がするので」
Yさん「ほら開いて〜」
わたし「ぎゃーイタタタ」
Yさん「ゆっくり開けば痛くない」
わたし「あれ? ほんとだ」
Yさん「ホントは痛くないはずなんだけど、 貞操観念で脳を締めてると股が開かなくなる」
Yさん「守らなきゃーってなってるでしょ ほら力抜いて〜」
わたし「う〜ん」
わたし「こうかな?」
Yさん「そうそう それが緩んだ感覚」
わたし「おもしろ〜」
Yさん「股間さわるよ」
わたし「えーっ」
わたし「イタタタ」
Yさん「普通はいたくないんだよ」
わたし「えー! なんだと・・・?!」
Yさん「はい、ゆるませて」
わたし「うーん・・・ なんだこれ??」
Yさん「ところでさ 生理はどう? ちゃんと来てる?」
わたし「先月は来たけど それまでは止めてましたね」
Yさん「止める?」
わたし「内丹術で生理止めれると聞いてやってましたね、女らしいのとか嫌なんで」
Yさん「嫌とかそういう問題じゃないよ そんなの続けてたら人生棒に振るよ?」
わたし「うーん・・・」
Yさん「生理の時レバーみたいな血が出るでしょ あれ子宮筋腫だから」
わたし「うわあ・・・」
Yさん「今からポリフォニックで子宮揺らすよ」
Yさん「ああああ(首ぶんぶん」
わたし「???」
Yさん「子宮に顎つけて揺らしてると採掘してるみたいだからガコンガコンくるんだよ」
わたし「ほええ・・・」
わたし「内側からやわらかく温かくなった すごい」
わたし(包まれているような安心感がでてきた)
Yさん「次はお腹揺らすよ」
わたし(わぁ〜 なんだか腰と腹を手で包まれるとほっとするなあ)
Yさん「鏡見てみ」
わたし「顔が揃ってる〜!!」
Yさん「右がしぼんでたけど、ハリが出てきたよ」
わたし「やった〜!」
Yさん「次は胸触るよ」
Yさん「血管がよれてるね」
Yさん「あ これほとんど乳がんだよ」
わたし「えっっ」
Yさん「自分で触ってみなよ」
わたし「・・・」
Yさん「もっと強く」
わたし「えー・・・」
わたし「たしかになんか硬いなと思ってたけどそれが普通なのかな? と放置してましたね」
Yさん「今はまだ若いからいいけど30になったら大変だよ」
わたし「・・・」
Yさん「治さなきゃね」
Yさん「あー、左胸、湿疹できてるじゃん」
わたし「なんかできてましたね」
Yさん「これも揺らしたら消えるかも」
わたし「おおー」
Yさん「右胸から揺らすよ」
わたし「はい」
Yさん「ほら、しこり消えた」
わたし「すご やわらか! しかも肌ツルツル 右側だけ」
Yさん「音でガンは消せるの」
わたし「スゲー!!」
Yさん「左胸揺らすよ」
Yさん「こいつしつこいな」
わたし「あ、鼻がすっとしました」
Yさん「そりゃ、全部繋がってるからね」
Yさん「よし 消えた」
わたし「すご やわらか! ふわふわ 肌ツルツル!」
Yさん「やっぱり裸にならないと治らないんだよ」
わたし「ああ そうなんだなあ・・・」
Yさん「首さわるね」
わたし「はい」
Yさん「あー、ガタガタだね  ストレートネックじゃないけど」
わたし「う・・・ん? あたまがほわんとする」
Yさん「小脳の治癒機能起動してるの ほら、骨が戻るの感じるでしょ」
わたし「あ〜 すげ〜!」
Yさん「じゃあ最後に頭 思考に作用させるね」
Yさん「倍音の高さで作用する層が違うのを感じて」
わたし「はい」
Yさん「右のこめかみ意識して」
わたし「はい」
Yさん「そうそう、自分の中心感じたね」
わたし「頭がふがふがする・・・・・・」
わたし(頭触られると撫でられてるみたいでうれしいな〜 あはは〜)
わたし「すごい 頭スカッとした」
Yさん「施術台から立ったら自分のお尻を確認してみて」
わたし「わっ! ふわふわ! ヒップアップしてる!」
わたし「ワーイ」
Yさん「ふう・・・二時間半ぶっ通しでポリフォニックしたね」
わたし「すげ〜! 自分もポリフォニックできるようになりたいなあ」
Yさん「俺みたいにできるようになるには10年はかかるね」
わたし「10年・・・!」
わたし「ポリフォニックの機械とかを作ったら、便利なのでは」
Yさん「特定の部位に意図する「脳」がないと効かないんだよ」
わたし「そうなのか・・・」
わたし(自分もポリフォニックできたら加勢できるのかなあと干渉波で火傷しているYさんの手を見て思ったけれども・・・)
わたし(そもそも脳締めないようにしたらいいのか・・・)

〇飛行機の座席
  私は帰りの飛行機の中でたくさん自分の体に謝った
  ただ自分が嫌っていただけで、体は私に全く悪意はない
  むしろ優しく包み込んでくれている
わたし「あたたかい」
わたし「ありがとう・・・」
わたし(すごいな山田パパ・・・・・・(パパじゃない))
わたし(自分も人体取扱説明書がほしいなあ)
わたし(人体模型ではなく、自分の体を使って勉強できたのがよかったなあ)
わたし「よーしこれからも脳みそこねこねがんばるぞ〜」

コメント

  • ポリフォニックシンギングって確かホーミーに似てるけど全然逆の発声だったような気がする。読んでいたら、これは施術する側もされる側も相当な体力気力を要しますね。でも体と同時に精神(脳?)にも作用するみたいで興味が湧きました。効果の持続時間なんかも気になります。

  • 😱難し過ぎてよくわかりませんでしたが、
    ポリフォニックは音楽療法か音波療法ですね❣️
    それでガンが治せるのは凄い❣️
    山田さんがスーパー背術師さんなのは
    分かりました❣️
    ところで
    山田さんって
    男の方なんですか❓

  • 女性の体は子宮から司られているようで、とても繊細なんだなあと自分は女ですけど、読みながらふんふんと頷いていました。自分の体を知ること、労ることは大切ですね。

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