愛天使世紀 ウェディングアップル

ウェディングアップル・シナリオ制作チーム

第38話 さらばだ、愛天使②(脚本)

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〇巨大ドーム
  謎の歌声に気分を悪くした林檎たちは、会場の外に出た。
武笠蘭「いったい、あの歌は何なんだ!?」
苗場桜「気分最悪だよ!」
朝陽林檎「いつものRENTOは、あんなんじゃ・・・」
雪代椿「林檎さん?」
朝陽林檎「椿さん! どうしてここに!?」
雪代椿「林檎さんたちも、いらしてたんですか!?」
武笠蘭「空を見ろ! 雲が・・・!」

〇空
  見上げると、ドームの上空に黒い雲が渦巻いていた。

〇巨大ドーム
雪代椿「禍々しい気配を感じますわ」
朝陽林檎「もしかして、魔霊の仕業!? 戻ろう、みんな!」
  林檎は胸のペンダントを掲げる。

〇水玉2
朝陽林檎「マニフェステイション・オブ・ラブリ ィ・エンジェル・アップル!」
苗場桜「マニフェスティション・オブ・フェイスフル・エンジェル・チェリー!」
武笠蘭「マニフェステイション・オブ・エモーション・エンジェル・オーキッド!」
雪代椿「マニフェステイション・オブ・ブレイブ・エンジェル・カミーリア!」

〇水玉2
アップル「お色直し!」
「ア・ブライズ・チェンジ・オブ・コスチューム!!」

〇巨大ドーム
  愛天使たちは顔を見合わせると、会場入り口へ向かって走った。

〇コンサート会場
  音楽を聴いた観客たちは、うつろな瞳で体を前後に揺らしている。
女性1「恋なんて、恋人なんて、全部まがい物よ!」
女性2「恋に溺れるなんてまっぴら! 時間の無駄使いよ!」
アップル「みんなしっかりして! コンサートをあんなに楽しみにしてたのに!」
???「やはり来たか、愛天使!」
チェリー「!?」
カミーリア「誰ですの!?」
ビーモン「我が名はビーモン。 お前たちの強さ、見せてもらおう!」
アップル「ビーモン!?」
カミーリア「やっぱりあなたたち、魔霊の仕業でしたのね!」
アップル「歌声でたくさんの人を惑わすなんて、許さない! 今すぐ私が・・・!」
ビーモン「ふんっ!」
  林檎の言葉を制して、ビーモンが手のひらから衝撃波を放った。
アップル「ああっ!」
  衝撃波に弾き飛ばされる愛天使たち。
オーキッド「それなら、私がっ!」
  オーキッドが駆け出すが、二度目の衝撃波で弾き飛ばされた。
オーキッド「うっ!」
チェリー「オーキッド!」
オーキッド「あんなに軽々と・・・あいつ、強い・・・っ!」
ビーモン「噂ほどでもないな、愛天使」
ビーモン「貴様らも、こいつらと同じだ! 腑抜けた弱き者め!」
女性1「ビーモン様! もっと歌を聞かせて!」
女性2「破滅だ! 破滅だ~!」
RENTO「あははは! 恋は幻! 恋は金~!」
ビーモン「弱き者は屈服を求めている! 俺に従え! 俺は強い!」
ダーブラック「兄さん、かっこいい・・・!」
ホーディ「ヒュー、今日は格別ノッてるねぇ」
ホーディ「愛天使に会えて、はしゃいじゃってんのか?」
アップル「勝手なことばっかり言って・・・早くなんとかしないと!」
チェリー「でも相手は5人、こっちは4人だよ!?」
オーキッド「全員を倒す必要はない。 とにかく歌を止めるんだ」
オーキッド「これ以上、会場の人たちを悪に染めるわけにはいかない!」
カミーリア「でも、どうやって?」

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