エピソード6 「運命の席替えっ!」前編(脚本)
〇教室
東条 風(とうじょう ふう)「ふぅ・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「風、おはよ〜」
東条 風(とうじょう ふう)「・・・・・・」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「風、どしたの?」
東条 風(とうじょう ふう)「最近のことを振り返ってさぁ、私、うるさくしすぎたなぁって」
東条 風(とうじょう ふう)「だから、今日は落ち着いて生活してみようかなって思ったの」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「偉いっ! 風が成長してる!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「ちなみに、今日は席替えがあるけど、そのテンションでいける?」
東条 風(とうじょう ふう)「え、そ、そうだったっけ!?」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「うん、今日の学級会は席替えだったはずだけど・・・」
東条 風(とうじょう ふう)「え、本当にっ!? どうしよっ、どうしよっ!!」
東条 風(とうじょう ふう)「園の隣になりたぃぃぃぃいいいい!!!!」
南沢 香(みなみさわ かおり) 「あー、せっかくの風の努力を1分で 終わらせちゃった」
〇学校の廊下
北原 そら(きたはら そら)「そこに暗いお主がいる」
西條 園(さいじょう その)「あー、そら。 ごめんね、ちょっとテンション下がってて・・・」
北原 そら(きたはら そら)「その原因は」
西條 園(さいじょう その)「今日、席替えでしょ? それなのに占いの運勢悪くて・・・」
北原 そら(きたはら そら)「占いなんて、根拠の無いものだ。 お主もその類は信じない性分では?」
西條 園(さいじょう その)「だって、生年月日と性別と血液型を入力するタイプだよ?」
北原 そら(きたはら そら)「それはちょっと信じたくなる」
西條 園(さいじょう その)「それで、その占いが最悪でさぁ・・・」
西條 園(さいじょう その)「風の隣になれなかったらどうしよ・・・」
北原 そら(きたはら そら)「案ずるな。たとえ生年月日を入力しても、所詮は占い」
北原 そら(きたはら そら)「占いが、お主の人生を変えることなどない」
西條 園(さいじょう その)「でも、朝2回も車に轢かれかけて・・・」
北原 そら(きたはら そら)「・・・・・・」
北原 そら(きたはら そら)「席替えの前に、死ぬな」
〇教室
適当な学級代表「はーい、楽しい席替えの始まりでーす」
適当な学級代表「順番にクジ回すんで、適当にクジ引いて適当に座ってもらいまーす」
東条 風(とうじょう ふう)(うわぁ、緊張してきた・・・)
「あ、これ1番後ろじゃねっ!?」
「やった、隣同士!」
東条 風(とうじょう ふう)(園の隣、なれるかなぁ・・・)
適当な学級代表「はーい、クジでーす」
東条 風(とうじょう ふう)「あ、はいっ!」
東条 風(とうじょう ふう)(うわぁ、回ってきたぁ・・・!)
東条 風(とうじょう ふう)(いや、大丈夫。 園とわたしの仲だもん)
東条 風(とうじょう ふう)(集中、集中・・・)
東条 風(とうじょう ふう)「これだっ!!」
適当な学級代表(やっば、オーラ見えたんだけど・・・)
西條 園(さいじょう その)(運勢最悪だし、なんか嫌だなぁ・・・)
西條 園(さいじょう その)(風の隣、なれるかなぁ・・・)
適当な学級代表「はーい、クジー」
西條 園(さいじょう その)「あ、ありがとー!」
西條 園(さいじょう その)(・・・逆境の時こそ愛が試されるって、 ママが言ってたっけ)
西條 園(さいじょう その)(じゃあ、ここで悪い運勢を跳ね除けないと・・・)
西條 園(さいじょう その)(集中、集中・・・)
西條 園(さいじょう その)「これっ!!」
適当な学級代表(こ、この人もかっ!?)
後編に続く
適当な学級代表、、、ネーミングからしてこの扱いwww
落ち着いて生活してみようという風さん、案の定の展開に笑ってしまいました