ミライの世界

jun8

プロローグ(脚本)

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〇荒廃した街
  ここは、2200年の日本。
  「なにを言っているんだ? そんなはずはないだろう」
  だが、俺には確信があった。
  この世界は、元いた世界ではないということを・・・・・・。
  なぜなら、俺は一度死んでしまっているのだから
  あの日・・・・・・俺は死んだ。
  そして、気がつくとこの世界に転生していたのだ。
  転生する前のことはよく覚えていないが、どうやら前世では俺はごく普通のサラリーマンだった。
  この世界では、NFTと呼ばれる不思議な力があった。
  俺の世界(昔の世界)では、NFTは、新たな技術として注目を浴びていた。
  NFT(非代替性トークン)は、株や仮想通貨のように投資の対象として取引されたり、
  アートとして鑑賞用のデジタルアートを売り買いするなどで活用されていた。
  しかし、この世界のNFTは違った。
  ・・・まるで魔法のようだった。
  となりにいた男の子が、車の絵の描かれたカードをスマートフォンのような機械にかざすと
  目の前に車が現れた。
主人公「すごい・・・ いったいどうやって・・・」
ミライ「これはNFTカードと言ってね、NFT専用のカードだよ。ほらっ」
  そう言って、その少年は自分のNFTカードを俺に見せてくれた。
  NFTカードは、銀色で表面には文字のようなものが描かれている。
ミライ「君のNFTカードは?」
  ん?気付いていなかったが、俺もなにか持っているのか?
主人公「なんだこれ・・・ こんなもの見たことがないぞ・・・・・・」
  自分の手のひらにあるカードをまじまじと見つめる。
  カードには、仮面を付けたネコのような生き物が描かれていた。
ミライ「まさか君、NFTのこと知らないの?」
主人公「ああ・・・・・・」
ミライ「それじゃあ、僕がいろいろ教えてあげるよ!」
主人公「ほんとか!?」
ミライ「うん! 僕は、君と同じ学校の高校生だもん!」
  (ん?俺は高校生なのか?)
主人公「そうか・・・・・・助かるよ」
ミライ「いいってことさ。その代わり僕のお願いも聞いてくれるかなぁ?」
主人公「もちろんだ。なんでも言ってくれ」
ミライ「えへへー。やったぜぇ~♪」
  こうして、俺と彼は意気投合した。

次のエピソード:ミライの世界のNFT

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