香る美少女戦士ミスキュン

キリ

オリジナル(脚本)

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キリ

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〇湖のある公園
かおり「観光客多っ!」
かおり「まあ連休だからなぁ~」
かおり「けど、この湖の面積は人混みがあっても どこからでも見れるって話題だし」
かおり「お、この画角━━」

〇湖のある公園

〇湖のある公園
かおり「いいかも♪」
かおり「マイナスイオンがこの時間帯でも 出てるなんて、自然が豊かな証拠」
かおり「撮影撮影っと━━」
女性「!」
女性「あっあの!」
かおり「はい?」
女性「さっきそこで、これ落としてましたよ」
かおり「うそっ!やだ~~ごめんなさい ありがとうございます」
女性「いえ、わたし一人旅してまして」
女性「たまたま落とした瞬間を見たから 追いかけなきゃなって」
かおり「へえ~一人旅してるんですか」
かおり「素敵です!」
女性「ふふ♪あなたは旅行?」
かおり「はい! ここに来たいと思ってました」
女性「そっかぁ、お邪魔したね じっくり眺めてね」
かおり「とんでもない!お姉さんも楽しんで~」
かおり「よかった、この香水、使っても 無くならない珍しいものだから」
かおり「見つけてくれて、いい出会いもあったし」
かおり「幸先いいかも」

〇湖のある公園
チート「はあー...かったるぅ」
チート「でもまあ、こんだけ人数がいれば ちゃっちゃと集まるかもなぁ」
チート「虫けら共の歓(よろこ)びが、 脅威に追いやられる気分が」
チート「ん?」
チート「ふふふ、グッドタイミングだわぁ...」

〇不気味
チート「出でよ、コザカシイザー!」
女性「きゃああああああああああああ!」

〇湖のある公園
チート「さあ、虫けら共を我が配下へいざなえ」

〇湖のある公園
かおり「あれ、急に空が曇ってきたな」
かおり「今日は一日中晴天だって、 予報で言ってたのにな」
かおり「え?なになに?」
かおり「うぎゃあああああああっっ!」
かおり「ううっ!」
チート「ふふふふふ、まずは一人目」
チート「っ?」

〇黒

〇湖のある公園
ミスフレグランス「桜舞い散る香り、」
ミスフレグランス「ミスフレグランス!」
ミスフレグランス「コザカシイザー、わたしが来たからには」
ミスフレグランス「不快な気分にさせないんだから!」
かおり「え?なんなの?」
ミスフレグランス「ここは危ないから、あっちへ逃げて!」
かおり「わ、分かりました...」
ミスフレグランス「はあ!」
ミスフレグランス「タアッッ!」
チート「チッ」
チート「またお前か、美少女戦士」
ミスフレグランス「チート!もうこんなことはやめて!」
ミスフレグランス「人々が恐怖で苦しんでるのよ!」
チート「知ったことか」
チート「我らの邪魔をするな、失せろ!」
ミスフレグランス「そうはいかないっ!」
チート「ならば」
チート「これならどうだ」
ミスフレグランス「うっぐ・・・」
ミスフレグランス「うっ!」
チート「ふっはははは」
チート「敗北、といったところか?」
ミスフレグランス「くっ!身動きが・・・できない・・・!」

〇湖のある公園
かおり(あーーもう何が起こってるの?)
かおり(よく分からないけど、ミスフレグランス が危ない、このままじゃやられる)
かおり(けど・・・あんな怪物と、戦えるわけない)

〇湖のある公園
ミスフレグランス「え、急に力が弱まっ・・・」
コザカシイザー「タビガ・・・マダ・・・」
ミスフレグランス「え?」

〇湖のある公園
かおり「タビ?」
かおり「っ!まさか、あの怪物」
かおり「香水を拾ってくれた、あの人なの?」
かおり「っ」
かおり「助けなきゃ・・・!」
かおり「あの人の旅を、こんな形で終わらせない!」
かおり「まだまだ観たい景色、絶対あるはず!」

〇黒

〇湖のある公園
ミスパフューム「澄み渡る香り」
ミスパフューム「ミスパフューム!」

〇湖のある公園
ミスパフューム「フレグランス!」
ミスフレグランス「ええっ?あなたは?」
ミスパフューム「早くこの怪物を助けよう!」
ミスフレグランス「・・・」
ミスフレグランス「ええ、まずは先決ね」
チート「チッ、美少女戦士が増えたのか」
チート「だが、増えたところで何も変わらん」
ミスパフューム「ふふ」
ミスパフューム「見てなさい!」
ミスパフューム「ミスキュンスプラッシュアタック!」
チート「ぐはっ!」
チート「くそっ、こんな成り立てに、 力が及ばないなんてっ・・・」
チート「退却だ」

〇湖のある公園
ミスフレグランス「くらいなさい!」
ミスフレグランス「ミスキュンブロッサムコート!」
ミスフレグランス「よし!もとに戻った!」
ミスパフューム「フレグランス!」
ミスパフューム「あの怪物は?」
ミスフレグランス「大丈夫よ、女の人もほら」
ミスフレグランス「気を失ってるけど、 時期に目が覚めるでしょ」
ミスパフューム「よかったぁ」
ミスフレグランス「ところで、あなたも変身できたのね」
ミスパフューム「ま、まあ」
ミスパフューム「なんか、成り行きで」
ミスパフューム「ミスパフュームです」
ミスフレグランス「改めて、ミスフレグランスよ」
ミスフレグランス「よろしく」
ミスフレグランス「それじゃあ、あとは任せたわね」
ミスパフューム「あ!待って!聞きたいことが山ほど・・・」
ミスパフューム「ああ・・・」
ミスパフューム「色々思うことはあるけれど、 あの人が無事なら、それでいいや」

〇湖のある公園
かおり「天気、元に戻ってる〜」
かおり「よくわからないことがあったけど、」
かおり「これはこれで、いい旅行を楽しめたな♪」

コメント

  • 一人旅の成り行きで美少女戦士...!ちょっと憧れちゃいます☺️
    テンポも良くて楽しんでタップしておりました🙌

  • 長らく旅行もしてないのでこのお話を読んで旅行したくなっちゃいました😄
    主人公が怪物を救う姿に感動したし、私もそれくらい心の広い人になりたいと思いました🥹

  • かおりが戦士になるとは思ってなかったので意表を突かれました。美少女+芳香+戦闘能力って最高ですね。フレグランスの次にパフュームときたら、もう一人ミスアロマが加わって「香る美少女三戦士」を結成してほしいです。決めゼリフは「芳しい香りで世の中の悪臭を根こそぎ消臭よ!」とかどうでしょう。

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