The Justice Twins

どんぐり

出し子を捕まえろ(脚本)

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〇シックなリビング
  英語部セミナーが終了したその日の夜。
江川るり子「英語部セミナーでは何をやったの?」
江川和樹「プレゼンテーションとか文化祭に関する話をしたんだ」
江川和美「英語劇をするのよ!」
江川勝「文化祭、見に行くからね」
江川和樹「ちなみに文化祭は9月だよ」
江川和美「体育祭は10月なの」
江川るり子「しっかり勉強も頑張らないとね」
江川和樹「それから海外旅行の件もね」
江川るり子「パスポートも確認しないとね」

〇シックなリビング
  月曜日の朝。和樹と和美は母親に連れられパスポート申請所へ向かうことにした。
江川るり子「今回の海外旅行は私の親戚からの誘いよ。結婚式に誘われたの」
  そういうと招待状を見せた。
江川和美「すっごく楽しみね!」
江川和樹「そういえばお母さんとお父さんってパスポート更新してたんでしょう?」
江川るり子「そうよ。私とお父さんの10年用のパスポートは適宜更新してるわ。あなたたちは5年用ね」
江川和樹「そうだね」
江川和美「筆記用具とかも持ったわ」
江川るり子「じゃあ出発するわよ」
  3人はパスポート申請所へ向かった。

〇病院の待合室
  そのパスポートセンターはモノレールの沿線にある繁華街の中にあった。
江川るり子「学生証とかは持ってるわよね?」
江川和美「持ってきたわ」
江川和樹「今から書いてくるね」
江川るり子「書き終わったら写真撮影もあるわよ」
  書類を書き終えた二人は写真撮影を行い、書類を提出することになった。
江川るり子「書き間違いはないわね?」
江川和美「ないわ。お母さん、同意欄に書いてくれてありがとう!」
江川和樹「これで大丈夫だよ」
パスポートセンターのスタッフ「提出する書類は以上ですね?」
「はい」
パスポートセンターのスタッフ「それではお預かりします」
  こうして二人はパスポート発券に関する書類を提出した。
パスポートセンターのスタッフ「発行されるまで一週間かかりますのでその時はまたこちらに来てください」
「わかりました」
江川るり子「場所は確認できた?来週以降取りに行きましょう」
江川和美「わかったわ」
江川和樹「忘れ物はないよ」
江川るり子「お昼ご飯はお家で摂りましょう。そういえばこの近くに献血ルームがあるの。一緒に行く?」
「賛成!」
  一行は献血をすることとなった。

〇雑居ビル
  献血後。
江川るり子「どうだった、初めての献血?」
江川和樹「ちょっとした健康診断だったし、スタッフの人も親切だったよ」
江川和美「18歳になったら400ml献血もできるから健康管理も十分でなくちゃね」
  3人は家に向かった。

〇シックなリビング
  帰宅後。3人は昼食を摂った。
江川和樹「そういえばお父さんとお母さんはいつパスポート更新したの?」
江川るり子「あなたたちが小学生の時よ」
江川和美「そういえばハネムーンで外国に行ったって言ってたわよね」
江川るり子「そう。だから更新したの。あなたたちも大学生になったら更新しないとね」
江川和美「5年用だから次の更新では10年用になるのね」
江川和樹「10年用も更新していかないとね」

〇シックなリビング
  その夜。
江川勝「初めてのパスポート申請、どうだった?」
江川和樹「ドキドキしたよ。来週引き取りに行くんだ」
江川和美「場所はちゃんと確認したから、兄さんと取りに行くわ」
江川るり子「海外旅行なんてハネムーン以来ね」
江川勝「そうだなぁ。一緒にヨーロッパ巡ったもんなぁ」
江川和樹「この前写真見たけどすごく楽しそうだったね」
江川るり子「初めての海外旅行になるけど、和樹、和美、あなたたちもちゃんと準備もしないとね」
江川和樹「うん。明日図書館でガイドブックとか数冊借りてくるから」
江川和美「「郷に入っては郷に従え」ということわざにあるようにちゃんとルールを理解しないとね」
江川るり子「今度買い物に行きましょう」
  初の海外旅行に胸を躍らせる和樹と和美だった。

〇シックなリビング
  翌日。この日は補習がない日だったので二人は午前中に勉強をして午後は図書館に行くと決めていた。
江川和樹「じゃあ今から図書館に行ってくるね」
江川和美「行ってきます!」
江川るり子「できればおやつまでに帰ってくるのよ。借りた本はできるだけ外にもっていかないようにしてね。なくしたら大変だから」
江川和美「借りてきた本に書いてあることはメモに記録しておくわ。そうすればいつでも確認できるしね」
  借りる本に関してはすでに2人とも決めいたようだ。

〇住宅街の道
江川和美「海外は初めてだから現地の地図やガイドブックとかを借りていきましょう」
江川和樹「そうだね」
  その時だった。
江川和樹「あれ?あの人・・・」
江川和美「どうしたの?」
  封筒を持った女性警察官が目に留まったようだ。
江川和樹「怪しいな。追いかけよう」
江川和美「そうね」

〇コンビニのレジ
  不審な女性を追って二人がやってきたのはコンビニだった。
出し子「最寄りのコンビニにつきました。封筒に入ってた番号を使って引き出せばいいんですね」
  そういうと女性は全額お金を引き出した!
出し子「すべて引き出しました。所持していたはさみでカードを裁断してトイレに流します」
出し子「すみませんがトイレ貸してください」
コンビニ店員「わかりました」
  出し子は証拠を隠滅した。
江川和美「店員さん!その人出し子ですよ!」
コンビニ店員「そうなんですか!?」
江川和樹「急いで警察に電話を!」
コンビニ店員「わかりました!」
  和樹と和美は急いで出し子を追いかけた!

〇街中の道路
江川和美「あの出し子は雑居ビルで落ち合うとさっき話してたわ!!」
江川和樹「とにかく変身して追い詰めよう!!」
  2人は変身することにした。

〇ビルの裏
江川和樹「ここなら大丈夫だ。あのビルも近いし」
江川和美「そうね!変身しましょう!」

〇幻想空間
「行くよ!レッツ、ジャスティスチェンジ!」
  スマホを使い変身する2人!
江川和樹「イェイ!」
江川和美「ウフフッ♡」
江川和美「チュッ♡」
ジャスティスボーイ「ジャスティスボーイ、見参!」
ジャスティスガール「ジャスティスガール、見参!」
「ジャスティスツインズが今宵、悪を成敗する!」
  2人は急いで例のビルへと駆け出した。

〇雑居ビルの入口
特殊詐欺グループのメンバー「おう、終わったか。どうだった??」
出し子「全額引き出せました!カードはすべて細かく裁断し水に流して証拠も隠滅。おまけに白手袋も装備して正解でした」
特殊詐欺グループのメンバー「でかした!」
出し子「相手に渡したのは白い小さな紙数枚の入った封筒です。向こうも後日気づくでしょう。騙すより騙されるのが悪いんですし」
特殊詐欺グループのメンバー「じゃあバイト代だよ」
出し子「ありがとうございます、先輩!」
特殊詐欺グループのメンバー「次も頼むぜ」
「一切合切見たぞ!」
「何者だ!?」
ジャスティスボーイ「僕らジャスティスツインズが相手になる!」
ジャスティスガール「一部始終を見させてもらったわ!」
  そう、彼らは尾行しつつ変身していたのだ!
特殊詐欺グループのメンバー「正義の双子だか何だか知らねえが俺らには関係ねぇことだ!」
出し子「どうします?」
特殊詐欺グループのメンバー「逃げるぞ!」
ジャスティスガール「待ちなさい!」
  ジャスティスガールはすぐさまルージュを武器に変えた!
ジャスティスガール「それっ!」
ジャスティスボーイ「逃がさないぞ!」
  ジャスティスソードを使ってジャスティスボーイは巧みに攻撃した!
「うわーっ!!」
  出し子たちは階段を転がり落ちた。
  2人は目を回した。
ジャスティスガール「ついにやっつけたわね!」
ジャスティスボーイ「あとは警察に任せよう!」
警察官「観念しろ!」
特殊詐欺グループのメンバー「わかってます・・・」
女性警察官「さっさと歩いて!」
出し子「ハイ・・・」
警察官「ご協力ありがとうございました!」
ジャスティスボーイ「いえいえ。僕らは正義のヒーローとして当然のことをしたまでです」
ジャスティスガール「そうですね」
  こうして事件は解決。パトカーはその場を去った。
ジャスティスボーイ「そろそろ元の姿に戻ろうか」
ジャスティスガール「そうね!」
「変身、解除!」
江川和樹「さ、急いで図書館へ向かおう!」
江川和美「そうね。早く本借りなくっちゃ!」

〇中央図書館
江川和樹「何とか借りることができたし、おやつには間に合いそうだね」
江川和美「そうね」
  こうして二人は何とか図書館で本を借りることができた。

〇シックなリビング
江川るり子「おかえりなさい。おやつの時間に間に合ったようね」
江川和樹「うん。借りる本は事前に決めてたからすぐに借りることができたよ」
江川和美「2週間借りることができたから助かったわ」
江川るり子「でも間違っても旅行先に持っていかないこと。なくしたら大変よ」
江川和樹「わかった」
江川るり子「それじゃあおやつにしましょう。ポップコーンよ!」
「ありがとう!」
  何とか事件は解決。ジャスティスツインズよ、この調子で頑張ってほしい。次回に続く!

次のエピソード:接戦!ダークカンパニー

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