とある王国の異世界難民問題

ぽんたろう

第6話『ナイーブな奴ら』(脚本)

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〇美しい草原
ユーリ・エルファール「ほら、どうだ!」
佐々木「すごい」
ユーリ・エルファール「やってみろ!」
佐々木「こういうときに 潜在能力が目覚めるんだよな」
佐々木「あれ?」
ユーリ・エルファール「まだまだだな」
佐々木「異世界に来たら チート能力発動するんじゃないのかよ!」
石井「最強武器も手に入らないし! スマホは使い物にはならないし!」
ユーリ・エルファール「何言ってんだ?」
ユーリ・エルファール「お前の言うチート能力って何だ?」
佐々木「簡単に言えば、反則級の無敵状態になれる能力です」
ユーリ・エルファール「異世界に来れば手に入るのか?」
佐々木「アニメやマンガではそうです」
ユーリ・エルファール「マンガ?意味分からないな」
石井「あ、あの」
ユーリ・エルファール「何だ?」
石井「この世界に魔法とかはないんですか?」
ユーリ・エルファール「あるぞ」
佐々木「俺たち使えないんですか?」
ユーリ・エルファール「分からんけど 使えないんじゃないんか?」
石井「どうしてそんなことが言えるんですか!?」
ユーリ・エルファール「前例がないからな」
ユーリ・エルファール「過去にも異世界から人間が来たという 伝承は残っている」
ユーリ・エルファール「だが、魔法を使えた事例はない」
石井「そ、そんなぁ」
石井「気づいたら魔法使えるようになっていて ピンチで女の子救うとか」
佐々木「秘められた潜在能力で バカにしていた連中を圧倒して 女の子を惚れさせることができないじゃないですか」
ユーリ・エルファール「努力という単語が出てこないのが 不思議なんだが」
ユーリ・エルファール「あと女子に執着し過ぎじゃね?」
石井「まあ、努力系も存在しますが 我々は楽して力を手に入れて 女の子にモテたいんです!」
石井「せめて、この世界だけでも 努力と無縁で生きたい!」
佐々木「こんなんじゃ 結局現実と変わらないじゃないか」
佐々木「結局、女の子の気を引くには お金をかけるしかないんだ」
ユーリ・エルファール「言ってて恥ずかしくならないのか?」
ユーリ・エルファール「それに お前ら、どんな人生歩んできたんだ」

〇屋敷の牢屋
シャルティア・グレーシア「じゃあ、授業始めまーす」
村田「あ、あ」
山田「あ」
山田「あ、あの」
シャルティア・グレーシア「ヤマダくん何?」
山田「あ、どうして、座敷牢なんですか?」
シャルティア・グレーシア「一番まともな場所がここだったの」
山田「あ、とてもいいと思います」
シャルティア・グレーシア「ありがとう」
(天使だ)
シャルティア・グレーシア「一応、この国で生活する以上 常識を理解してもらいます」
シャルティア・グレーシア「グレーシア王国では・・・」
村田「あ、あの!」
シャルティア・グレーシア「ムラタくん、どうかした?」
村田「確か、シャルティアさんも 名前グレーシアですよね?」
シャルティア・グレーシア「そうだよ! 私はこの国の王女だよ!」
「キタコレ!」
シャルティア・グレーシア「『キタコレ!』?」
村田「やっと、異世界転移ものっぽくなってきた」
シャルティア・グレーシア「ん?なんの話?」
シャルティア・グレーシア「王女と言っても 王位継承権は低いから自由に暮らしてるよ」
山田「す、素晴らしい設定ですな」
村田「ここからストーリーがスタートする」
シャルティア・グレーシア「今は騎士見習いとして学園に通いながらね」
山田「あ、学園もののフラグだ」
シャルティア・グレーシア「“フィアンセ”のユーリの元で 研修受けてるの」
「・・・・・・」
シャルティア・グレーシア「ど、どうしたの!? ヤマダくん、ムラタくん!」
シャルティア・グレーシア「っていうか、全員失神してる!?」
シャルティア・グレーシア「やっぱり私嫌われてるよね」

次のエピソード:第7話『意欲』

コメント

  • 嫌な予感がすると思ったらやはりフィアンセ
    残念だったなお前等
    て肩をぽんて叩きたくなるようなシーンですね

    読みやすく分かりやすくてギャグが最高ですが
    教育の現場を垣間見ているようで凄い楽しいです

  • 異世界に来たら、チート能力と魔法、そして最恐武器……あるのが当然だと考えるニホン文化、恐るべしですね。チート能力もなければ、王女様とのラブロマンスもない彼ら、強く生きていけるのでしょうかww

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