バッドエンドのフラグを立てたくない悪役令嬢はいつの間にか最強に至る

んーと

エピソード1(脚本)

バッドエンドのフラグを立てたくない悪役令嬢はいつの間にか最強に至る

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〇黒背景
  ここは、どこ?
  どうしてこんなことに──────

〇大広間
  王立学園の卒業式にて──

〇大広間
リーティア・ラートレス「──貴女、最近生意気なのではなくて?」
ミラ・シトレッタ「・・・え?」
取り巻き1「婚約者であられるリーティア様を差し置いて、第一王子殿下と親しくするなんて何を考えているのかしら」
取り巻き2「リーティア様に失礼だとは思わないの!?」
ミラ・シトレッタ「わ、私、そんなつもりはなくて・・・」
リーティア・ラートレス「黙りなさい!! アレン殿下は未来の王となられる方なのよ!! 平民風情が近づいて許されるお方ではないわ!!」
ミラ・シトレッタ「そんな・・・」
アレン・フィルミア「ミラ。 どうしたんだい、こんな所で。 探したよ」
ミラ・シトレッタ「──アレン殿下!?」
リーティア・ラートレス「まあ、アレン様。どうなさったの?」
アレン・フィルミア「──ああ、リーティア。 君もいたんだな」
リーティア・ラートレス「ええ、もちろんですわ。私はアレン様の婚約者ですもの。 今も貴方に近づく平民に立場をわきまえさせていた所ですの」
アレン・フィルミア「・・・・・・」
アレン・フィルミア「・・・君の考えはよく分かった。 ミラ、僕についてきてくれないかい? ・・・リーティア。君もだ」
リーティア・ラートレス「もちろんですわ!!アレン様!!」
ミラ・シトレッタ「はい。王子殿下」

〇大広間
  二人は王子に続き、パーティー会場の中央へ──

〇大広間
リーティア・ラートレス「ア、アレン様。 どうして私ではなくその平民を横におかれるのです・・・?」
アレン・フィルミア「・・・決まっているだろう。 君には失望したよ、リーティア」
リーティア・ラートレス「・・・え?」
アレン・フィルミア「皆、少し聞いてほしいことがある」
モブ1「王子殿下が話したいこと・・・?」
モブ2「何かしら」
モブ3「王子の隣にいるのはシトレッタ男爵令嬢じゃないか── 何故あの二人が・・・」
アレン・フィルミア「──静粛に!!」
アレン・フィルミア「私はここにリーティア・ラートレス嬢との婚約者を破棄し、ミラ・シトレッタ嬢と結婚することを宣言する!!」
リーティア・ラートレス「・・・!?!?なんですって!?」
アレン・フィルミア「リーティア嬢、君はミラ嬢に対し、様々な嫌がらせを行っていたそうだな」
リーティア・ラートレス「・・・そんな。私は何も・・・」
アレン・フィルミア「──すでに証拠は抑えている。言い逃れはできないぞ」
リーティア・ラートレス「・・・そんな、私はただアレン様のためを思って・・・」
アレン・フィルミア「黙れ!! 衛兵よ!!ラートレス嬢を連れていけ!!」
アレン・フィルミア「ミラ、私と結婚してくれるかい?」
ミラ・シトレッタ「もちろんです、アレン殿下」

〇大広間
  ミラとアレン王子は結婚式の日を迎えた──

〇結婚式場の階段
聖職者「汝ら、共に生き、共に支え合うことを誓うか」
アレン・フィルミア「誓う」
ミラ・シトレッタ「誓います」

〇西洋の城
  二人は後に王と王妃になり、末永く幸せに暮らした──

次のエピソード:エピソード2

コメント

  • 女の人に挟まれるとオロオロする男子も多いけど、キッパリと決着をつけたアレン殿下がカッコよかったです。結婚式にリーティアが乗り込んできて暴れまくるのかと思ってハラハラしてたら無事にハッピーエンドでほっとしました。

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