バッドエンドのフラグを立てたくない悪役令嬢はいつの間にか最強に至る

んーと

エピソード2(脚本)

バッドエンドのフラグを立てたくない悪役令嬢はいつの間にか最強に至る

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〇けもの道
  ──その頃、リーティアは・・・
リーティア・ラートレス「なぜ私がこんな姿で・・・」
「ガアアアアアアアアアアアア」
リーティア・ラートレス「な、何・・・?」
魔物「ガアアアア・・・ニン・・・ゲン・・・ ・・・クイモノ・・・・・・・・・」
リーティア・ラートレス「い、嫌・・・来ないで・・・・・・・・・来な・・・きゃああああああああああああああああああああ」

〇白
  ここは、どこ──
  私は死んだの──
  いいえ
  あなたはまだ死んではいません
  あなたは神々に選ばれ、やり直しの機会が贈られました
  やり直し──?
  はい
  あなたは5歳の時に戻り、人生を『やり直す』機会が与えられたのです
  時間が巻き戻るってこと・・・?
  ──はい
  ──ただし、これには2つ条件があります
  ─条件?
  一、前回と全く同じ人生を繰り返さないこと
  二、幸せになること
  これは主観であり、あなたが『幸せ』を感じるのであればどんな方法でも構いません
  また、同じ人生を繰り返すことを防ぐため、五歳の時点であなたが実際に過ごした環境ではないことをご理解ください。
  どういう事──?
  そろそろ時間ですね。
  では、二度目の人生があなたにとって幸あらんことを────
  え・・・・・・?
  ええ!?──待って・・・まだ質問に答えてもらっていないわ────────

〇貴族の部屋
リーティア・ラートレス「本当に五歳の体になっているわ・・・」
リーティア・ラートレス「これからどうしようかしら・・・」
「お嬢様。マリアでございます」
リーティア・ラートレス(確か、マリアは私が10歳になるまでいたメイドだったわね)
リーティア・ラートレス「入っていいわよ」
「失礼いたします」
マリア「お目覚めになられたのですね。良かった」
リーティア・ラートレス「・・・私はどうして眠っていたの?」
マリア「まあ。覚えておられないのですね」
マリア「お嬢様は二日前に階段から落ちて・・・ そのまま意識を失われてしまったのです」
リーティア・ラートレス「!?・・・そうだったの・・・」
マリア「お嬢様のお身体の方は大丈夫そうですか・・・・?」
マリア「食事の準備は整っていますが・・・」
リーティア・ラートレス(食事・・・ということはお父様たちに会えるということよね。 最近会っていなかったから是非会いたいわ)
リーティア・ラートレス「行くわ。 お父様たちにもそう伝えてちょうだい」
マリア「だ、旦那様に、ですか──?」
リーティア・ラートレス「マリア・・・?」
リーティア・ラートレス(どうしたのかしら)
マリア「な、なんでもございません。 で、では旦那様にもお伝えしておきますね・・・・・・」
リーティア・ラートレス(どうしたのかしら やっぱり様子がおかしかったような気がするけれど・・・)

〇貴族の部屋
リーティア・ラートレス「とりあえず、五歳の時まで時間が巻き戻ったということは、私が学園に入学するまであと十年の猶予があるのね・・・」
リーティア・ラートレス「でも・・・」
リーティア・ラートレス「今思えば、私ってかなりの悪女だったんじゃないかしら」
リーティア・ラートレス「どうして、あんなことができたのか不思議よね・・・」
リーティア・ラートレス「でも、そんなことよりも大事なのは──」
リーティア・ラートレス「この十年間をどうやって過ごすかということよ!!」
リーティア・ラートレス「うーん どうすれば、国外追放にならずにすむかしら・・・・・・」

〇洋館の廊下
リーティア・ラートレス(いよいよだわ。 楽しみね♪)

〇城の会議室
リーティア・ラートレス「お父様、お母様、お兄様 ご心配をおかけしました」
リーティアの父「・・・」
リーティアの母「・・・」
ネロ・ラートレス「・・・」
リーティア・ラートレス「お父様、お母様、お兄様・・・? どうなさったのですか・・・??」
リーティアの父「どうしたも何も、我が家に汚名を着せかけて、たった二日で回復するとはどういう了見だ────」
リーティア・ラートレス「────え・・・?」

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