コロンブスの卵

エピソード1(脚本)

コロンブスの卵

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〇屋敷の書斎
  ニワトリが先か? 卵が先か?
  
  ・・・君はどっちが先だと思う?
  天才だが、
  気になりだすと原因を追求するのが
  彼のクセだった・・・

〇屋敷の書斎
  別にどっちでもいいだろう?
  
  ・・・それよりも「結果」についてのほうが気にならないかい?
  いや、俺は「最初」が気になるんだよ。

〇屋敷の書斎
  物事の『はじまり』追求する彼
  
  それよりも『今』のことを考える僕
  卵とニワトリはどちらが先に存在したのか?
  そんな他愛もない話を熱く語り合いながら、
  
  僕らはよく時間を忘れて、
  一緒に朝まで過ごしたものだ。

〇屋敷の書斎
  ある日、ふと彼は・・・
  そうか!
  タイムマシンを造って過去に遡れば、どちらかわかるな。
  ふむふむ。
  解ったならお前に絶対!教えるからな。
  
  と、言って微笑んだ。

  その数カ月後、
  「行ってくる」
  
  と書き残して彼は消えた・・・
  天才だった彼は、
  どうやらタイムマシンを造ったらしい。

〇時計
  ・・・あれから何年経ったのだろうか。
  彼は果たして答えを見つけたのだろうか。

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コメント

  • 天才の”彼”が一体どのようにして伝えてくるのかと思っていたら……オチにやられました!そして、その地上絵が書かれた理由を必死で解明しようとする学者連の存在を想像するとww

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