クリスマスナイト(脚本)
〇男の子の一人部屋
あるクリスマスの夜、オナニーしているとトナカイが来た。
トナカイ「どうしてオナニーしているの?」
たかし「えっ......」
言葉につまる。どうしてオナニーしているかだって?そんなこと考えたことすらいなかったから。私はペニスに聞きました。
たかし「どうしてオナニーしているの?」
ペニス「それは精子を出すためさ」
ペニスは言いました。得意げな顔で言いました。
たかし「精子を出すためです」
私はトナカイに答えました。
トナカイ「これを使って風俗に行きなさい」
トナカイは二万円くれました。
サンタ「メリークリスマス!!フォッフォッフォッフォッ!!」
〇街中の道路
早速風俗へ行きました。確実に一歩一歩歩みを進めました。風俗へ行くと精子が出せるんだ。私は精子を出しにきた。
〇おしゃれな受付
着きました。風俗。高級感のあるエレガントな受付です。でも何だか場違いに蛇口が一つついていて、そのことが少し気になります。
たかし「こんばんは。精子を出しにきました」
ペニス「精子を出しにきました」
ペニスも言いました。
受付に立っているのは、優しそうなおじさん。帽子を被ったジェントルマン。
受付「いらっしゃいませ。 精子だせだせ。精子だせだせ」
受付のジェントルマンが言いました。
ジャーッ!!
突然、受付に不自然についた蛇口を回すジェントルマン。じゃーっ!!と精子が出てきました。
たかし「何だこれ、こんな蛇口、見たことないぞ!!」
突然のことに私は驚愕し飛び退きました。
受付「精子だせだせ。精子だせだせ」
そう言うとジェントルマンは私の手を握ります。
たかし「やめろおっ!!」
しかし、力が強くて手を振り払うことができません。
受付「精子だせだせ。精子だせだせ」
そう言いながら私の手を蛇口の取手へと運びます。蛇口を捻らせようとしているのです。
受付「精子だせだせ。精子だせだせ」
受付「精子だせだせ。精子だせだせ」
何だかとってもやな感じです
受付「精子だせだせ。精子だせだせ」
受付「精子だせだせ。精子だせだせ」
ジェントルマンの手により一層力が入ります。ジェントルマンの思うがまま蛇口を捻ってしまいそうになったその時。
ダダダダダダッ!!ダダダダダダダッ!!
獣が階段を駆け上がってくる音です。
バリーン!!
ドアを突き破り入ってきたのは、、、トナカイとサンタ!!さっきのトナカイとサンタです。僕を助けにきてくれたんだ!!
トナカイ「離れろ!!ここは『ニセ』風俗だ」
受付「なんですとお??営業妨害ですよお??」
ジェントルマンはそう言うと、腰から剣を引き抜いた。
負けじとサンタも剣を取り出す
睨み合う両者
ジジジジジジジ......
キンキーンッ!!
戦いが始まった
キンキンキンキンキーンッ!!
キンキンキンキンカーンッ!!
トナカイ(す、すごい....なんてレベルの戦いなんだ!!)
キンキンキーンッ!!
キンキンキーンッ!!
トナカイ(大変だ...サンタが押されてきている.....)
キンキンキーン!!
キンッキンッ!!
サンタが負ける!!ああっ切られる!!
その時!!
サンタ「これがわしの切り札じゃー!!」
サンタの股間から棒が伸び、ジェントルマンを突き刺しました!!
グサッ!!
受付「あがあっ!!」
突き刺された胸から白い血液....いや、精子がどくどくと流れてきます。そう、彼はスパームマンだったのです。
サンタの勝利だ!!
受付「せせせ....精子....だせだせ〜......」
サンタ「危ないところじゃったな...。全く.......。目の離せぬやつじゃ...。正しい風俗へわしが連れてってやるぞ!!」
たかし「ありがとう。サンタさん」
こうして僕は忘れられないクリスマスを過ごしたのでした。
すごく気の利くサンタさんだなぁと!
現金でくれるところがいいですよね笑
めちゃ勢いが良くて、すごく楽しく読ませていただきました。
くれました。⇒行きました。⇒やりました。⇒出ました。という構成で,内容はかっちりと決まっていました。作者殿…お主,なかなかやりますな。
メチャクチャな設定、トンデモな展開、でもとても楽しいコメディ作品です。物語の勢いに一気に押し切られてしまいました。参りました。