読切(脚本)
〇住宅街の公園
一ノ瀬 愛菜(──突然ですが、私はいじめを受けている)
一ノ瀬 愛菜(何故かは知らないが、高校に入った辺りから友達・家族・知らない人にまで無視されるようになった)
一ノ瀬 愛菜「ね・・・ねぇ!おはよう!」
友達A「それでさ〜!ー!ー?ー笑」
友達B「え〜笑まじ?」
一ノ瀬 愛菜(──このように喋りかけても私がいないかのように無視をしてくる)
一ノ瀬 愛菜(ちょっと無視されただけですぐにまた話しかけてもらえるだろうと思ってたけど、もう数ヶ月は誰とも話してない)
一ノ瀬 愛菜(・・・・・・なんでこうなったの?)
一ノ瀬 愛菜「──私が何したって言うの?」
クロ「ニャー!」
一ノ瀬 愛菜「──きゃ!?」
一ノ瀬 愛菜「く・・・くろ・・・」
クロ「にゃー ゴロゴロ」
一ノ瀬 愛菜「君だけだよ。私を無視しないでいてくれるのは (ナデナデ)」
クロ「ニャ〜(ゴロゴロ)」
一ノ瀬 愛菜「ふふ・・・可愛い・・・」
そういい、もう一度クロを撫でようとしたら
私の手を避けてクロは走り出した。
クロ「にゃー!」
一ノ瀬 愛菜「え?!くろ?待って!」
そういい、私はくろの後を追った。
数分走るとようやくくろが疲れたのか座って毛ずくろいをはじめた。
クロ「にゃー!」
一ノ瀬 愛菜「もう・・・くろ、急にどうしたの?早いよ・・・・・・?」
そういいクロをだっこし、帰ろうとした。
でも、くろの隣にある電気屋に置かれていた黒いテレビに目がいった。
テレビにはニュースが流れており、内容は殺害事件のようだった。
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