キャンバス

松岡公平

エピソード1(脚本)

キャンバス

松岡公平

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〇レンタルギャラリー
  岳斗と佳奈は、絵画展に行った。

〇レンタルギャラリー
  絵をじっと見つめた。
  突然、次々と絵を見て廻った。

〇レンタルギャラリー
佳奈(絵画展)「何をみていたの」
岳斗「絵って、本物以上に、”訴えるもの”があるね」
岳斗「作者の魂が入っているんだね」

〇レトロ
岳斗「絵は、白いキャンバスに描いているんだよね」
佳奈(絵画展)「どちらかといえば、そうだよね」
岳斗「自分は、心の中で黒いキャンバスに描いていたように思う」

〇レトロ
佳奈(絵画展)「黒いキャンバスってどういう意味」
岳斗「生まれてくるときにすでに運命づけられているってこと」

〇レトロ
佳奈(絵画展)「白いキャンバス、黒いキャンバスは、それとして、絵の具がキャンバスにどう映えるかでしょう」
佳奈(絵画展)「黒いキャンバスには、どんな色が映えるの?」

〇原っぱ
  岳斗と佳奈は、仲間たちと山登りに行った。

〇山道
  岳斗が先頭をペースをつくった。。

〇山道
山を下ってくる人「こんにちは!」
  下って来る人が、挨拶をした。

〇山道
岳斗「こんにちは!」
佳奈「こんにちは!」
  みんなは、挨拶を返した。

〇山道
遥「黙々と登って来たね」
岳斗「もうすぐお花畑がみえ、展望も開けてくるよ」

〇草原
遥「高山植物って可愛いね」

〇雲の上
佳奈「雲が下に見える」

〇木調
岳斗「さあ、今晩泊るところに着いたよ」
岳斗「あすは、早起きでご来光を見るよ」

〇岩山
  翌日、みんなは、暗いうちに起きて、山頂をめざした。

〇岩山
  太陽は、ちょうど向かいの山の上から頭をだしていた。
  sunrise glowだ!

〇岩山
山頂の景色に癒される人「下界は、珍聞漢文(ちんぷんかんぷん)、ここからの景色は癒される」
岳斗「(男の声が聞こえた)僕たちは、このパノラマを勝ち取った達成感がある」

〇雪山
佳奈「やったね」
遥「エモい風景!」
岳斗「戻りは、きっいが6時間半ほどかけて、2000mほど下るぞ 足が、ガクガクになるガクガク道だ」
  少々きっいが、岳斗は、天候と仲間の体力を確認し、このコースを選択した。

〇山道
  このコースを選択した人は少ないとみえて、人に出会わなかった。
岳斗「いよいよ足が、ガクガクになるぞ」
  みんなは、ドスンドスンと転がり落ちるように下って行った。

〇山道
  このくだりも終わりにさしかかった時、大きなリュックを背負った十数人の女性だけのパーティーが登って来た。
女子の登山パーティ①「こんにちは」
女子だけの登山パーティ「こんにちは」

〇山道
岳斗「これが本当の登山というのだろう」
  驚愕しながら、岳斗は、通り過ぎていく彼女たちの背中を見送った。

〇村の眺望
岳斗「降り切ったぞ」

〇テラス席
遥「あ! レストランがある」
山登り仲間「休んでいこうよ」

〇テーブル席
女子の登山パーティ②「ロボットが配膳しているよ」
佳奈「注文した人が、取り出している」

〇テーブル席
佳奈「ロボットが、運んで来るのじゃないの」
ウェイトレス「スィーツは、倒れやすいので私たちが運びます」

〇和風
  ロボットが、「山登りからのお帰りですね。天気がよく、快適だったでしょう」
  「ごゆっくりお疲れをお取りください」
  ロボットに”おもてなし”を受ける時がくるかもしれない。

〇テラス席
  レストランを出ると街灯の明かりが、周りを照らしていた。

〇宇宙空間
  太陽は、sunrise glowからsun-set に動いた。

〇パチパチ
  達成感と充実感を味わった岳斗たちは、明るく、笑ってわかれた。

コメント

  • キャンパスは黒もあるという発想をしたことがなかったので、そういう考え方もあるんだなあと思いました。
    考え方って人それぞれ無限大にあるんですね!
    読んでいて私も山登りしたくなったけど、いざやってみたら運動不足にはキツそうです🤣

  • キャンバスは必ずしも白じゃなくて、運命づけられた黒もあるという岳斗の発想に驚きました。sunrise glowの眩い日の光もあれば、sun-setの夜空に瞬く星もある。問題はキャンバスの色ではなく、佳奈が言うようにそこに乗せる絵具が映えるかどうか、かもしれませんね。

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