主人公がこんなオッサンでいいものか?

桜龍

主人公がこんなおっさんでいいものか?#2(脚本)

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〇汚い一人部屋
  前回のあらすじ
  主人公はると君は朝目を覚まし
  朝食をとろうと思い1Fにあるリビングにに向かう途中突然異世界へ飛ばされてしまったのです

〇寂れた村
  そして異世界へ飛ばされてしまったはると君は以前とは全く違う姿になってしまったのです

〇寂れた村
はると(転生)「どうなってんだ!? 俺は確かリビングに降りたはずのに・・・」
  はると君はまだ状況を把握しきれていないようです
  なので私が見たなさんにも分かるように解説しましょう
  はると君は朝食をとるために1Fにあるリビングルームに降りました
  がしかし──
  突然、異次元に飛ばされてしまったのです
  理由は分かりませんがこの世界はおそらく
  ファンタジーワールド
  ニートのオッサンだったはると君は
  ファンタジーワールドへ飛ばされてしまったようです
はると(転生)「わわわー!? 何だよいきなり!! 離せッこのッ」
騎士「大人しくしろ囚人番号243番!!」
はると(転生)「誰が囚人だって!?」
  おや?はると君が何か揉めているようです
覆面男「貴様しかいないだろ!」
はると(転生)「は?どうなってんだよ?」
  話が追いついていないはると君
覆面男「貴様はこの世で一番重い罪をかせられた囚人 『轟雷氏死野武』(ごうらいししのぶ)」
覆面男「貴様あんなことをしておいて 知らぬふりがとおると思うな!!」
騎士「落ち着いてください副長」
覆面男「すまんな・・・」
はると(転生)(は? 誰だよ轟雷氏死野武って? てかここはいったいどこなんだよ)
  それでは私がはると君の心に入って説明してみましょう──
  おーいはると君、何やらお困りのようだね〜
はると(転生)「わッ!?」
覆面男「どうしたいきなり?」
はると(転生)「え?今男の人が耳元で──」
騎士「は?貴様はいったい何を言っている?」
はると(転生)(え?周りに聴こえてない? もー何がなんだかさっぱり分かんねぇよ!!)
覆面男「ほら!さっさと行くぞ!!」
はると(転生)「うわッ」

〇西洋の城
覆面男「さっ着いたぞ」
はると(転生)「わッ!? ズッげ〜!!お城じゃん!!」
騎士「おいっはしゃぐんじゃない!!」
はると(転生)(にしてもさっき俺の耳元で囁いたやつはいったい・・・)
  呼んだかい?
はると(転生)「わッ!?」
覆面男「次はどうした?」
はると(転生)「え?また聴こえない感じ・・・?」
覆面男「だから何がだ?」
  僕は直接君の心に話しかけているんだよ
  取り敢えず詳しい話はまた後で
はると(転生)「おい!!待てよ、ちゃんと説明しよろ!!」
騎士「いい加減にしろ!!轟雷氏死野武!! 貴様は今から王様から直接判決をくだされる、それまで大人しくしていろ!!」
はると(転生)「・・・」

〇謁見の間
覆面男「王様 轟雷氏死野武ただいま連れて参りました」
王様「・・・」
覆面男「今回轟雷氏死野武が脱獄したのは 私のミスです 申し訳ありません」
王様「副長よマスクを外すのじゃ」
覆面男「はい 失礼します」
王様「今回は無事連れ戻したことに免じて許してやろう・・・」
カシ「申し訳ありません」
王様「それでは──」
王様「轟雷氏死野武を 死刑に署す!!」
はると(転生)「そっ、そんな」
王様「牢屋に連れて行け」
はると(転生)「うわぁ」

〇牢獄
兵「ここで大人しくしていろ」
兵「準備ができ次第迎えに来る」
兵「せいぜい首を洗って待っているだなw」
「ハーッハッハッ」
はると(転生)「おいッ!! 待て!!待てって!」
はると(転生)「くそったれが!!」
  おーいはると君
はると(転生)「またお前かよ」
はると(転生)「いい加減にしろ!!」
  え〜釣れないな〜
  せっかくいいこと教えてあげようと思ったのに
はると(転生)「あぁ?」
  一先ず──
  何でもいいから目を閉じて想像してみて
はると(転生)「想像って何を?」
  動物とか生き物とかだよ
はると(転生)(こ、こうか?)
世界線人「・・・」
はると(転生)「・・・」
世界線人「もうちょっと良いのなかったの?」
はると(転生)「え?」
はると(転生)「誰?」
世界線人「君の心に喋りかけていた者だよ」
はると(転生)「何で燃えてんの?」
世界線人「いやーw一応コレ君が想像した姿だからね?」
はると(転生)「そんなことより俺は今いったいどうなってるんだよ!!」
世界線人「それは──」
  今まであったことをすべて話した
世界線人「──っていうことだよ」
はると(転生)「なるほど・・・」
はると(転生)「何かアニメの主人公みたいな展開だなw」
世界線人「そうさ 君はこのストーリーの主人公さ」
はると(転生)「ところで君・・・誰?」
世界線人「おっと、自己紹介がまだだったね 僕は世界線人(ワールドヒューマン) よろしく」
はると(転生)「じゃ君の名前はエンだ!」
世界線人「・・・ あの、話聞いてた?」
はると(転生)「うん、聞いてたけど?」
世界線人「じゃ何で僕の名前がエンなの?」
はると(転生)「燃えてるから」
世界線人「はぁ〜 まぁいいや」
「おーい! 轟雷氏死野武!!」
世界線人「おっとッ 僕は消えるよ、バレるとまずいからね」
はると(転生)「おい!」
世界線人「じゃ」
はると(転生)「消えちゃった」
兵「おいッ 準備が出来た 行くぞ」
はると(転生)「はぁ〜 俺の人生これで終しまいか・・・」

〇謁見の間
覆面男「これで 平和が戻りますね王様」
王様「あぁ」
兵「ただいま連れて参りました」
王様「よしッ それではこれより 轟雷氏死野武の死刑を──」
「ちょっと待った!!」
王様「だ、誰じゃ!?」
世界線人「よッ」
兵「王様!御下がりを」
騎士長「貴様何奴!?」
世界線人「ん?俺か?俺は──」
騎士長「殺れ!!お前ら!」
世界線人「おっと、そうはさせないぜ! うりゃ」
「ぐはッ」
世界線人「先に言わせてもらうが コイツは轟雷氏死野武じゃない」
「な、何!」
  次回へ続く

次のエピソード:主人公がこんなおっさんでいいものか?#3

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