第2話 スカッとする余韻(脚本)
〇ボクシングジムのリング
DV元彼を倒してから1週間
目的は達成されたが、体力づくりのためと今日もボクシングに行って打ち込みを行う。
朱莉「えぃ!えぃ!」
朱莉「今日は、パンチ300発!!」
朱莉「気合いを入れて頑張るぞ!!」
緋奈子「朱莉さん!」
朱莉「緋奈子さん! 久しぶり!」
彼女は、私の友達
ここのボクシングジムで知り合った仲で毎週水曜日の練習でよく会うんだ。
緋奈子「顔色いいですね!」
緋奈子「最近何かいいことありましたー?」
朱莉「はい!」
朱莉「実は、最近スカッとしたことがありまして!」
緋奈子「え!?まさか!?」
朱莉「そう!そのまさかなのです!」
〇シックな玄関
1週間前の夜
朱莉「あたしの」
朱莉「情熱のアッパーを」
朱莉「喰らえーー!」
元彼「ぎぇぇぇぇぇぇ〜 たすけてくれぇ〜」
あたしは、ついに、最大の敵である
元彼をノックダウンさせた
元彼からの呪縛を自ら取り除くことができた
〇ボクシングジムのリング
緋奈子「すごいですね!」
緋奈子「カッコいいし、尊敬します!」
朱莉「最後、やっつけた時は、 よっしゃぁぁって思ったよ!」
緋奈子「怖くは、、、 なかったですか?」
朱莉「怖かったよ、、」
朱莉「でも」
朱莉「絶対に 勝たなきゃ!やっつけなきゃ! っていう強い信念があったよ」
朱莉「女性のことをバカにする奴だっから 女として許せなかった!」
緋奈子「女性の敵ですね!」
緋奈子「私からも やっつけてくれてありがとうございます!」
朱莉「ボッコボッコにしたよ!」
朱莉「どういたしまして!」
緋奈子さんは、あたしがボクシングを始めた理由を伝えている唯一の仲間だ。
無事に成敗できた結果報告ができて嬉しい
ふと、緋奈子さんの顔を見ると
少し悲しげな顔をしている。
朱莉「あれ?」
朱莉「緋奈子さん」
緋奈子「いいなぁ」
朱莉「何か悩みがあるのかな、、?」
緋奈子「実は、、」
緋奈子「私も元彼のDVで悩んでいます」
朱莉「えっ!? 緋奈子さんも!?」
朱莉「それは、絶対に許せないね!」
緋奈子「はい、、」