タイムトラベルにまつわるエトセトラ

タトネ

Ep2:トラベルでスリップ(脚本)

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〇電車の中
仏斗「タイムトラベル、してみたいよな」
健介「また、いつものヤツが始まったか」
仏斗「タイムトラベルと言ったらさ、やっぱりタイムマシンが要るだろ?」
健介「まあ、特殊能力の場合もあるけどな」
仏斗「いや、それは漫画の読みすぎ」
健介「お前には言われたくねえ」
仏斗「まあ、現実的なのはタイムマシンだよな」
健介「何をもって現実的というんだろうか・・・」
仏斗「やっぱり、タイムマシンってのは乗り物なのかな?」
健介「あー、確かに乗り物のイメージが強いな」
仏斗「いわずとしれた名作、BTTFでもデロリアンという車がタイムマシンだったしな」
健介「最後、ドクは電車に乗ってるけどな」
仏斗「ドラえもんも、コンピュータのついた魔法の絨毯でタイムトラベルするよな」
健介「言い得て妙だが、確かにそうだ」
仏斗「やはり、タイムマシンは乗り物であるべきなのか」
健介「ちょっと待ってくれよ」
健介「シュタインズ・ゲートでは、タイムマシンは電子レンジと巨大テレビだっただろう?」
仏斗「おいおい、お前はあんなお粗末なものをタイムマシンと呼ぶのか?」
健介「結構な数のファンを敵に回す発言じゃないかそれ・・・・・・?」
仏斗「そもそも、あのタイムリープマシンは過去にしか行けない」
仏斗「作中でも、そのことは明言されていただろう?」
健介「それはそうだが・・・」
健介「ラジオ会館に刺さったタイムマシンは? あれは未来に行けたろう?」
仏斗「そう、つまり未来に行ける真のタイムマシンはやはり”乗り物”なんだよ」
健介「・・・確かに!」
仏斗「となると、タイムマシンに適してる乗り物って何だろうな」
健介「うーん、普通に考えたらやっぱり車なんじゃないか?」
仏斗「その心は?」
健介「いや、一番身近な乗り物かなって」
仏斗「それなら俺は自転車になるな」
健介「変な揚げ足のとりかたをするなよ!」
仏斗「いや、時間旅行なわけだから、たくさんの人が一度に乗れた方が良くないか?」
健介「まあ、旅行って言われると確かにな」
仏斗「たくさん人が乗れて、”時間”と繋がりが深い乗り物といえば・・・」
健介「電車・・・とかぴったりそうだな」
仏斗「時間のな〜みをつか〜まえて〜♪」
健介「やめろ!それ以上はアウトだ! というか今の時点でもアウトだ!」
仏斗「というわけで、タイムマシンにぴったりなのは”電車”に決まったわけだが」
健介「まあ、今の話の流れではな」
仏斗「俺たちが乗っているこの電車も”みらい”行き、なんだぜ?」
健介「何だ、唐突に。 急にポエム始めるなよな」
仏斗「そう、この列車の目的地は・・・」
車内アナウンス「次は、”みなとみらい”、”みなとみらい” お出口は左側です」
健介「・・・・・・」

次のエピソード:Ep3:バックトゥザ青春の日々

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