びっくり危機一髪な店主とマッチョさんと占い師さん

ぽむ

エピソード34(脚本)

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〇奇妙な屋台
  それはある日のことだった。
  
  いつものように、
  店じまいする最中に、
  
  事件は起こったのだ。
店主「サテ、今日も店じまいね〜」
  盗賊「ここですぜ!皇子〜」
  元皇子「でかした!お前には、
  後で褒美をたんまりやるからな!」
  
  盗賊「ありがたや、ありがたや〜!」
店主「アラ?」
店主「羽?」
  バサバサバサバサ〜
  バサッバサッ!
  
  大きな鳥が空から降りてきた。
  
  その背中から、
  二人の男が降りたった。
元皇子「やっと見つけたか!」
店主「あらこんばんは! でも、お店は閉まっちゃうのよ〜。 また明日来てね♡」
元皇子「うるさい!キングマッチョが、ここにいることは、わかってるんだ! お前を人質にして、マッチョから採掘権を取り戻してやる!」
  ガシッ
  
  大きな鳥は鋭い爪で
  店主をつかみ上げた!
店主「あーれー! 捕まちゃったー!助けてー!」
怪盗「フヒヒヒヒ! コイツを人質に取ってやったぞ! 返してほしければ、マッチョの涙をコチラに寄越せ〜! さらばじゃー!」

〇奇妙な屋台
  以上、コチラが水晶玉に記憶された映像です。
  再度、再生しますか?
  
  NO◀
  YES
  ピッ
謎占い師さん「・・・ というわけなんですよ。 マッチョさん。 店主捕まっちゃったみたいです」
謎マッチョさん「そのわりに、 楽しそうに見えたのですが・・・ 店主。」
謎占い師さん「そうですよね。 店主ともあろうモノが、 あんな輩に捕まるわけが」
謎マッチョさん「ないですよね。普通」
謎占い師さん「たすけて。って直筆のお手紙も、 フザケてますし」
謎マッチョさん「彼らの目当ては、 この「マッチョの涙」でしょうから。 これはマッチョ国を治めるものの証。」
謎占い師さん「元皇子は、倒されても 懲りませんね。 どうしても国王になりたいのでしょう」
謎占い師さん「・・・。 とりあえず、助けに行きましょうか」
謎マッチョさん「よっしゃ!」
謎占い師さん「移動魔法! 店主の元へ!」

〇神殿の門
謎占い師さん「奴らは古の神殿を占拠したのですね」
謎マッチョさん「試練の館だな」
謎占い師さん「そうですね たどり着くには 5つの試練を通らなければ いけません」
謎占い師さん「扉解除!」

〇神殿の門
謎占い師さん「行きましょうか!」

〇神殿の広間
  Fizioloji ehtiyaclar
謎占い師さん「うぅっ なんだか眠い・・・」
謎マッチョさん「腹も急に減ってきたな・・・ トイレにも行きたくなってきた」
謎占い師さん「おかしいですね、 充分に準備してきたはず なんですけどね・・・」
謎占い師さん「保護魔法をかけましたが、 効果はありませんね・・・ どうやら魔法が部屋にかけられてるみたいですね・・・」
謎マッチョさん「うーん、眠いな・・・」
  眠ったら、
  そのままの人食い獣の池に放りこんでやる〜
謎マッチョさん「我慢、我慢だ・・・ 魔法も無限ではない。 いつか触媒も尽きる・・・」
謎占い師さん「そうですね・・・」
謎占い師さん「マッチョさんに命の元を分け与えよ・・・」
謎占い師さん「くっ」
  しゅううう〜
謎マッチョさん「扉が開いた!」
謎占い師さん「脱出しましょう!」
  バタバタバタバタバタ

〇神殿の広間
謎マッチョさん「はぁ、はぁ、はぁ。 助かった・・・のか?」
  ガチャーーーーン
謎マッチョさん「真っ暗で何も見えん・・・ 占い師さーん! はぐれたか・・・」
  Təhlükəsizlik ehtiyacları
謎マッチョさん「どこにいるんだ!」
  ・・・
謎マッチョさん「闇の中で、 孤独と戦えと言うことか・・・」
謎マッチョさん「いいだろう。 ワタシは信じている、 体力を温存し助けを待とう。 信じていれば、いずれ会える」

〇神殿の広間
謎占い師さん「マッチョさん・・・」
謎占い師さん「炎よ!あたりを灯せ!」

〇神殿の広間
  Sosial ehtiyaclar
  ボッボッボッボッボッボッ
  
  奥から灯りが連続して点いた。
謎占い師さん「ここでは魔法も効くようだな。 さて・・・」
  壁には複数の肖像画がある。
  長い髭をはやした将軍風の男、
  ローブをまとった魔道士風の男など
  
  みな、コチラを見ているよう
謎占い師さん「おや?」
  部屋の奥に宝箱がある。
  どうする?
  
  開ける◀
  開けない
謎占い師さん「解除!」
  カチッ
  
  鍵の開く音がした。
  手にとって確かめる◀
  触らない
謎占い師さん「これは・・・名誉のプレート。 功績をあげたものだけが、 王から送られる勲章ではないか」
謎占い師さん「裏に刻印があるな。 肖像画はどれも、有名な偉人ばかりだ」
謎占い師さん「ちょうど、肖像画のそばに プレートがハマるくらいの くぼみがある」
  プレートを収めてみますか?
  
  収める◀
  収めない
謎占い師さん「よし、これで全部・・・っと」
  パチン。プレートをはめると、
  
  肖像画達は、おのおの喋り始めた。
  「我らの功績を認めたか!」
  「我々は最高!」
  「称えた主も素晴らしい!」
  「道を示す!」
  「ソナタにも勲章を授ける!」
  カターン
  
  どこかから降ってきた。
謎占い師さん「よし、鍵がぴったりだ!」
  ゴゴゴゴゴゴゴゴ
謎マッチョさん「占い師さん!」
謎占い師さん「良かった!無事だったんですね!」
謎マッチョさん「さすが占い師さんです。 必ず会えると思ってました! ありがとう!」
謎占い師さん「さぁ、先に進みましょう!」

〇神殿の広間
  Hörmət
こども占い師さん「なんでしょう?」
  部屋には大きい鏡がある。
こども占い師さん「あれは・・・私?」
こどもマッチョさん「コドモに戻った!?」
こども占い師さん「幻影の魔法のようですね」
こども占い師さん「解除魔法もかけられない・・・ かなり強力ですね」
  コチラへおいでなさい〜
マッチョ母「会いたかった!」
「母さん! ママ!」
マッチョ母「でも会ったばかりなのに・・・ お母さんは、遠くへ行かないと いけないのよ」
こどもマッチョさん「何処へ行くの? 戻ってきて!?母さん」
マッチョ母「いいコにしていたらね。 アナタは悪いコだから・・・」
こどもマッチョさん「僕は悪いコなの? どうして?僕がなにかしたの? どうしたら、 いいコになれるの?」
マッチョ母「アナタの持つ、その宝石のせいなの。 宝石をママに預けて。 ママがその宝石を大事にしてあげるから」
こどもマッチョさん「・・・」
  どうして・・・
  
  どうし・・・
謎マッチョさん「本当に僕が大事なら、 僕の大事なモノを取り上げたりしないからさ。」
謎占い師さん「・・・ 行きましょうか」
謎マッチョさん「あぁ。」

〇神殿の広間
  Özünü reallaşdırma
元皇子「よく来たな!ここまで来たのは褒めてやろう! しかし、生きて帰れると思うなよ!」
謎マッチョさん「我々の目的は、アナタを倒し、 さらわれた店主を取り戻すこと!」
元皇子「ぐ、ぐはぁぁぁ」
元皇子「ちきしょう、覚えていやがれ! 何度でも蘇ってお前らにひざまずかせてやるからな!」
  バタッ
怪盗「よ、弱すぎる・・・ ここはトンズラするに限る!」
怪盗「フフフ、これで勝ったと思うかい? 店主のオリには爆弾が仕掛けてあるんだ!開け方を間違えると爆発する!」
怪盗「解除方法は我々しか知らないのだ! ワハハハハハ! さらばだ!」

〇牢屋の扉
謎マッチョさん「これか」
謎占い師さん「下手に触ると爆発するそうですね。 魔法で調べてみます」
謎マッチョさん「いや、その必要はない。 開け方の答えは、 既にわかっています」
謎占い師さん「マッチョさん?」
謎マッチョさん「いままでの過程を考えたら 答えが導かれました」
  ガチャ

〇牢屋の扉(鍵無し)

〇奇妙な屋台
店主「ありがとぉ〜! あなた方ならきっと来てくれると思ってたわ!」
謎占い師さん「おフザケは、もうおやめください、 皇子・・・」
店主「アラ、なんのことかしら? サテ店じまい〜」
謎占い師さん「やれやれ・・・ ところで! 先程の答えとは、何だったんです?」
謎マッチョさん「簡単ですよ。 自分を認めて信じることですよ。 もともと ワナなんてなかったんです」
謎占い師さん「なるほど。 試されてたのは ワタシたちだったのか・・・ それとも・・・」
謎マッチョさん「さぁ、片づけましょうか お休みなさい」

コメント

  • 過去作を読んでたらまたスキニーを発見して「さらばじゃ〜」とか言ってて嬉しくなりました。「アーレー、助けて〜」って、店主さん渾身のお芝居見てみたかったなあ。マッチョさんと占い師さんがこどもに戻ったり力を合わせて謎かけをクリアしたりと、RPG風の展開も凝っていて楽しめました。

  • 緊張感なく攫われる店主さんww
    珍しい展開に楽しませてもらいました!トルコ語!?と思ったのですが、違和感があって確認するとアゼルバイジャン語!? びっくりです!

  • アイコンのオムレツ美味しそう❤️
    と、言う冗談はさておき‥
    キャラや、背景や、アイテムや、エフェクトが
    タイミング良く、かつ美しくて
    うっとりしてしまいました❤️😍
    あと、私が10人目のコメントだそうです❤️
    これからも益々作者様のコメ増えますように‥❤️

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