【読者参加型】明日は彼氏と初デートだけどミニスカ履いていいですか

りるか

30歳のミニスカ。あり?なし?(脚本)

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〇黒
  ※はじめに
  この作品は、個人のファッションの自由を侵害、侮蔑などをする意図は全くありません。
  一部、私の実体験を元に執筆しておりますが、あくまで「フィクション」としてお楽しみください。
  気分を悪くなされる可能性がある場合には、ブラウザバックをお願い致します。
  ──それでは、始まります。

〇可愛い部屋
今川 ゆかり「はぁあ・・・やっぱりダメかなぁ」
今川 ゆかり「この年でミニスカは」
  時計はすでに21時を回っている。
  明日は彼氏との初デート。
  何をそんなに悩んでいるかと言うと、明日の服についてだ。

〇渋谷のスクランブル交差点
  私は、若い頃から派手な服が好きだった。
  パンツスタイルよりもスカート。
  黒よりも赤。
  スニーカーよりもハイヒール。
  好きな服を好きに着てる自分が誇りだった。
  だけど

〇渋谷のスクランブル交差点
  次第にそうはいかなくなった。
  20代前半からは派手な色を選ばなくなった。
  20代後半からは足を出さなくなった。
  30歳。好きな服が着れなくなった。

〇可愛い部屋
  私だけの心境だけではない。
  周りの友人たちの反応も様々だった。

〇テーブル席
真鍋 美波「久しぶりに集まったけど、やっぱみんな変わったね〜」
城ヶ崎 可奈「そりゃ今はもう25ですから〜」
今川 ゆかり(みんな、もうスタッズの付いた服やピンヒールとかは履いてないんだ)
真鍋 美波「ほんとあの頃は若かったわ」
真鍋 美波「誰か派手な服で来たらどうしようかと思ったよ」
城ヶ崎 可奈「流石にないでしょ」
「ねぇ、ゆかり?」
今川 ゆかり「・・・うん、当たり前じゃん!」

〇可愛い部屋
今川 ゆかり「──ってことがあってさー」
玉川 葉月「えー別に好きな服で良くない?」
玉川 葉月「「あの時着ておけば良かった」って思っても、周りは責任取れないんだよ?」
玉川 葉月「いつだって好きな服を着たいだけ。それだけなのにね」
今川 ゆかり「・・・仕方ないよ。「歳考えろ」とか、よくある話じゃん」
玉川 葉月「私からしたら」
玉川 葉月「その歳で人の好きなものにイチャモンつけることしか出来ねーのか!?」
玉川 葉月「って思うけどね」
今川 ゆかり「はーちゃんは強いね」
玉川 葉月「いつか結婚する相手とかはさ、一緒の好みじゃなくても」
玉川 葉月「否定せずちゃんと理解してくれる人だといいよね」
今川 ゆかり「そうだね」

〇黒
  私にはトラウマがある。
  前の彼氏に言われた言葉。

〇駅の出入口
元彼氏「20代後半で膝上のスカートはないわ」

〇可愛い部屋
今川 ゆかり「・・・明日だって本当は、いつもの服を着た方が良いに決まってるのにな」
  頭に染み付いて離れない言葉。
  またそう言われてしまうかも知れない。
  無難な方が良いに決まってる。
  だけど、彼はこう言ったのだ。

〇街中の道路
松川 雄二「どんなゆかりでも俺は受け入れる。お互いに自然体な関係でいよう」

〇可愛い部屋
  彼とは会社で出会い、オフィスカジュアルの私しか知らない。
  確かに世間一般で言えば30でミニスカはあまり履かないかも知れないし、彼に引かれる可能性もある。
今川 ゆかり「それでも私は」

〇渋谷のスクランブル交差点
  自分の好きな服装を貫いて彼の言う【自然体】な私で行くか

〇街中の道路
  周りに指を刺されたりしないように【弁えた】私で行くか

〇可愛い部屋
「あなたならどちらを選びますか?」

次のエピソード:人生はコーディネートの積み重ね

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