ゴリラ・タワー

千田陽斗

1.最後のゴリラ・タワー争奪杯(脚本)

ゴリラ・タワー

千田陽斗

今すぐ読む

ゴリラ・タワー
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇塔のある都市外観
  10年前・・・・・・
  突如としてそれは現出した
  屹立する塔の名は
  ゴリラ・タワー
マスターゴリラ「私が、ゴリラ・タワーの主 これから人間たちの力を試そうと思う。 このゴリラ・タワーは 階層ごとに試練がある」
マスターゴリラ「その試練をすべてクリアして 頂上についたら賞金をやろう 定期的にゴリラ・タワー争奪杯を 開催しようと思う」

〇塔のある都市外観
  こうして、いくつもの
  ゴリラ・タワー争奪杯が行われたが、
  なんと次のゴリラ・タワー争奪杯が
  最後の開催になるらしい
  最後の争奪杯は賞金も100万円に
  跳ね上がり、ゴリラ・タワーの頂上を
  目指す者たちは色めきだった

〇説明会場
  ここは、スコラスコラ大学
山田カテル「おっはよー 俺、朝からご飯3杯おかわりしちゃった」
名取キクオ「カテルくん、おはよう 朝から元気だね」
山田カテル「おうよ。ところでキクオ 例の自作ゲームは完成したの?」
名取キクオ「もうすぐ完成しそうだよ ゲームといえば、カテル知ってる? ゴリラ・タワー争奪杯」
山田カテル「ああ、なんか今年が最後なんでしょ? 俺等未成年だから参加資格なかったし、 なんかゴリラ・タワーの試練もやばそう」
山田カテル「ゴリラ・タワー争奪杯って そんなにすごいもんなのかね? 俺、よくわかんね」
名取キクオ「なんか今年は賞金が10倍になって 100万円になったらしい ゴリラ・タワーにかける タワー挑戦者たちは張り切ってるよ」
山田カテル「へー。でもゴリラ・タワーって 階層ごとに 色々やって競うんでしょ? なんか大変そう」
丸山サクラ「おはよう」
山田カテル「あ、お、おはよう・・・・・・。サクラちゃん」
名取キクオ「おはよう」
山田カテル「さ、サクラちゃん!こないだの話考えてくれた?」
名取キクオ「カテル、まだその話してたの?」
丸山サクラ「こないだの話? 水族館がどうのって話?」
山田カテル「そう!俺、サクラちゃんと一度でいいから 水族館に行きたいんだ! ダメ?」
丸山サクラ「は?何? どーしても私じゃなきゃダメな理由は?」
山田カテル「だ、だって、サクラちゃんって この大学で一番かわいいじゃん だから、その・・・・・・」
丸山サクラ「朝から何?正気? 私よりかわいい娘なんて いくらでもいると思うが?」
山田カテル「・・・・・・」
丸山サクラ「わかった ただし100万円の指輪を買ってくれたらね そしたら一緒に水族館行ってあげるわよ」
山田カテル「まじ?わかった! 俺100万円の指輪買うわ!」
名取キクオ「カテル!自分が何言ってるのかわかってる?」
丸山サクラ「ふふふ」
山田カテル「よく、考えたら、 俺、100万円なんて大金持ってねーわ」
山田カテル「キクオ〜 どうすりゃいい?」
名取キクオ「ぼ、ぼくに聞かれても」
山田カテル「ん? ちょっと待てよ そういや、さっきなんか言ってたよな」
名取キクオ「もしかしてゴリラ・タワー争奪杯?」
山田カテル「そう!ゴリラ・タワー争奪杯の賞金ってたしか・・・・・・」
名取キクオ「100万円・・・ まさかカテルその賞金で」
山田カテル「そう!ゴリラ・タワー争奪杯で 優勝して100万円GET! でサクラちゃんと水族館行くわ! よっしゃー!」
名取キクオ「カテルは相変わらず単純だなあ ははは」

次のエピソード:2.結成!Vギークス

ページTOPへ