もう会わない方がいい女

ほんとも

第二話 はじまりの日(脚本)

もう会わない方がいい女

ほんとも

今すぐ読む

もう会わない方がいい女
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇居酒屋の座敷席
  11か月前
くう「メグ今日も気合入ってるねー肩出しちゃって」
メグ「そうでもないよ。色気ちょい出しくらいだよ」
真琴「あたしも気合入れて足出してきたよ」
メグ「足で色気出しても、パーカーはないんじゃない。プラマーゼロ。あんたは暑いから足出してるだけでしょ」
真琴「暑いからって言うか、はくものがなかっただけだけどね。で、今日は何なの?うまい魚は来るのかね?」
メグ「うまいかどうかは食べて見なきゃわからないけど、まぁいい人たちそうだったよ」
真琴「って、写真見たの?」
メグ「見た見た。でも高校の時の集合写真みたいなの」
真琴「今ないの?」
メグ「ないない。裕二君に見せてもらっただけだから」
くう「うまいとかまずいとかそういう問題じゃないでしょ。って、マジで写真ないの?」
メグ「ないない。あんまり興味津々みたいにしたくなかったから、チラ見しただけ」
真琴「チラ見でどうやっていい人っぽいとかわかりますかねー」
くう「しかも高校時代のって、もう3年も前だし」
真琴「くうはどんな人くればいいと思う?」
くう「見た目はどうでもいいけど、とにかく優しい人がいいわ」
真琴「きいた?きいた?見た目はどうでもいいって言いましたね。サトル君のこと優しいけど生理的にダメとか言ってふった人がよく言うわ」
メグ「ほんとほんと」
くう「だってサトル君歯並びがひどくて、O脚だったんだよ」
真琴「それって思いっきり見た目なんですけど」
くう「顔はどうでもいいけど、歯並びとO脚だけは勘弁なんだよねー」
真琴「そんなミスコンじゃあるまいし。最初に足見せてもらわないとね」
メグ「O脚がダメとか言えるモテモテくう様がうらやましいわ」
真琴「それはそうと、今日の人たちほんとに来るの?」

〇駅のホーム
裕二「カラオケまで行ったし、ラインでつながったから上出来でしょ」
ケント「それにしてもみんなかわいかったね」
よしお「ほんとみんなかわいかった。今日は裕二に感謝だな」
裕二「俺もメグミにあんな美人な友達いるなんて初めて知ったよ。くうちゃんなんてマジ俺の好み」
ケント「くうちゃんか、かわいいけど、中身はどうだろうな。意外な側面があったりして」
裕二「そうかーめちゃめちゃいい子そうだったけどな」
よしお「見た目じゃわかんねーって」
裕二「じゃぁデートするしかねーだろ!俺くうちゃん誘うけど文句あるやつは挙手してください」
ケント「くうちゃんは俺はいいや」
よしお「俺も遠慮しときます」
裕二「よっしゃー!くうちゃんとデートだ!!」
よしお「相手がオッケーだったらだろ。夢見るなって」
裕二「夢見ちゃうな。今夜も夢で逢いましょうって感じよー」
ケント「そんなに惚れたの?」
裕二「惚れた惚れた惚れました!最初のデートはどこにするかなー」
ケント「よしおは誰がよかった?」
よしお「わかんねーな。みんなかわいかったけど、なんつーか」
ケント「まぁ一回会ったくらいじゃわかんねーけど、よしおが誰にするか言わないから、俺はメグちゃんでいくことにするよ」
裕二「メグ!?俺中学から知ってるけど、手ごわい相手だぜー俺はこわくて、今回連絡するにも手が震えたくらいだからな」
ケント「おまえ盛ってるだろ? よしおは異議なし?」
よしお「異議なーし 残ったのは真琴ちゃんか。残り物には福があるってこともあるからな。 何にしろ、向こう様のご意向があるからな」

次のエピソード:第4話 8日目

成分キーワード

ページTOPへ