来たれ!シナジレント学園 〜退廃外伝〜

九重死処

学園の出来事1(脚本)

来たれ!シナジレント学園 〜退廃外伝〜

九重死処

今すぐ読む

来たれ!シナジレント学園 〜退廃外伝〜
この作品をTapNovel形式で読もう!
この作品をTapNovel形式で読もう!

今すぐ読む

〇体育館の舞台
榊󠄀原緋糸「入学式か・・・」
榊󠄀原緋糸「ようやくここまで来れた・・・」
榊󠄀原緋糸「はれて高校生、気を引き締めないと」
「ちょっと!ぼーっとしないの!」
榊󠄀原緋糸「す、すまん」
或果科示「あら。誰かと思えばヒートじゃない おはよ」
榊󠄀原緋糸「うわわ!? 科示か、びっくりした〜 ってかここでは ヒートじゃなくて緋糸だって。 秘密にするって約束じゃないか」
或果科示「あら。あらあら。ごめんなさいね、気をつけるわ」
  そう。少なくともここでは
  ヒートではない。緋糸だ。
  
  以前の「大戦」では
  ヒートという名出通っていた
  僕は榊󠄀原緋糸(さかきばら ひいと)
  なんてことのない普通の学生だ。
或果科示「ちょっと!ねえ!?聞いてるの!? ねえ!!」
榊󠄀原緋糸「・・・・・」
榊󠄀原緋糸「・・・え?」
榊󠄀原緋糸「あっ!ご、ごめん!!」
或果科示「・・・まったくもうっ」
或果科示「今回だけは許すけど また無視したら承知しないんだからね?」
榊󠄀原緋糸「わかった。二度としないと誓うよ」
或果科示「ばっ、わわわ分かればいいのよ! わかれば!」
榊󠄀原緋糸「???」
  僕が何かしたのかと気になり
  彼女の顔を覗き込んだ
或果科示「ふんっ!もう知らない!」
榊󠄀原緋糸「ま、待ってよ〜」
  今怒ったのが彼女
  或果科示(あるか しなじ)
  
  僕には当たりが強く、少し困っている
  これから始まる学園生活
  僕は自然と
  不安と期待に胸を膨らませていた―――。
  
  
  to be continued・・・

〇大教室
榊󠄀原緋糸「な、長かった〜先生の話」
榊󠄀原緋糸「途中欠伸が出そうになってヒヤヒヤした」
榊󠄀原緋糸「さてと。今日はもう下校らしいし 帰るか。 科示と帰る約束もしてるしね」
  その時だった
挽朧朱途「おい!おいおいおい!」
木漏日波留「ひっ!?」
挽朧朱途「オメェだよオメェw」
木漏日波留「・・・なんですか?」
挽朧朱途「なんですか?じゃねぇよ。 俺様にぶつかっといて なんだよその態度はよ!あ!?」
木漏日波留「ご、ごめんなさい。 お金なら出すからもう許して・・・」
挽朧朱途「金かぁ?チッ、どうすっかなあ・・・。 あ!そうだ ここで脱げよ、それがいいや」
木漏日波留「脱ぐ!?な、なんで〜!?」
挽朧朱途「いいカラダしてるからに決まってんだろ 脱衣撮影会だ、イカしてるだろ! ハハッ」
  女の子の感情を知りもせず
  アイツは荒々しく言葉を浴びせる
木漏日波留「嫌ぁぁぁ・・・・・・」
木漏日波留「だ・・・れか・・・・・・ 助けて・・・」
榊󠄀原緋糸「やめろっ!!!!」
  気がつくと僕は
  アイツを殴っていた
挽朧朱途「くっ・・・そぉ・・・・・・」
  バタンッ と倒れるのを見て
  僕はようやく我に返った。
榊󠄀原緋糸「だ、大丈夫・・・かな?」
  僕が声を掛けると
木漏日波留「う、うああああん!!!」
榊󠄀原緋糸「ど、どうしたの!?何があった!?」
  女の子が胸に飛び込んできた。
  落ち着かせて話を聞くと
  さっきのヤツが怖かったらしい。
  科示との下校を取り下げて
  女の子と帰ることにした。
  彼女の名前は
  木漏日波留(こもれび はる)
  
  内気で真面目
  正義感も強いが
  内気な性格が邪魔をして
  中々表に出ない。
  to be continued

〇階段の踊り場
榊󠄀原緋糸「次の科目は移動教室か・・・。ダルいな」
「ダルいな か」
或果李陰「あのなあ・・・。お前は何時になったら・・・」
榊󠄀原緋糸「はいはいはいはい!もうそれ 何回も聞きましたから!!」
或果李陰「そうか?まっ どうでもいいか! 次の科目、遅れんなよ?」
榊󠄀原緋糸「行ってしまった」
  キーンコーンカーンコーン
榊󠄀原緋糸「あっ!?ヤバい!!急がないと 科目が始まる!」
  時すでにお寿司とはこのこと。
  このあと緋糸は職員室に呼び出された。
  
  
  to be continued・・・

〇大教室
  キーンコーンカーンコーン
榊󠄀原緋糸(やっと昼か。さっさとメシ食わないとな)
  僕が中学の時は周りと昼を共にしていた。
  が、高校でそれを変えると決意した。
  高校ではひとり飯を決めたのだ。
  誰かに合わせなくてもいい、
  気のままに飯を食える。
  だから僕はひとり飯をと
「緋糸!お昼、一緒しましょ★」
  転換期となる願望は
  早々に潰えた。
榊󠄀原緋糸「科示・・・。僕今1人でメシにしようと・・・・・・」

このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です!
会員登録する(無料)

すでに登録済みの方はログイン

次のエピソード:学園の出来事2

ページTOPへ