もう会わない方がいい女

ほんとも

第一話(脚本)

もう会わない方がいい女

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〇駅前広場
よしお「よっおはよっ」
くう「おはよっ」
よしお「今日も相変わらずかわいいねー」
くう「よしおも相変わらずかっこいいよ。今日何気にペアルックだね」
よしお「ペアルックって・・・」
くう「今どきペアルックなんて言わないか。ペアコーデ?わかんないけど 言い合わせてないのに、こうなったのすごくない?以心伝心」
よしお「上に着てるのが似てる色ってだけじゃない」
くう「そんなつれないこと言って」
よしお「おれこれしか持ってないし。ってわかっててそれ着て来たんじゃないの?」
くう「そんなことあるようでないよ。以心伝心だって」
よしお「っていうか、寒くないの?」
くう「羽織るのもってきたから大丈夫。ってよしお暑そう」
よしお「こっちは暑くなったら脱げるし」
くう「脱いだらペアコーデじゃなくなっちゃうから、脱がないでね」
よしお「ところで今日どうする?」
くう「今日はパンケーキ並ぶよー」
よしお「まじか?めちゃめちゃ腹減ってんだけど」
くう「並びながらなんか食べれば」
よしお「まじか」
くう「まじまじ。コンビニでなんか買ったら」

〇コンビニの店内
よしお「何分並ぶ予定?」
くう「一時間くらいかな」
よしお「とりあえずパンでも食って腹ごしらえするわ」
くう「ちょっと見たい雑誌あったんだ。ちょっと見てくるね」
よしお「じゃ俺はパン買って外で食べてるわ」
くう「おっけー」
  5分後
よしお「パン食べ終わったけど」
くう「あっうん。もうちょっとだから、よしおもなんか見てれば」
  10分後
よしお「まだ?」
くう「もうちょっと」
  10分後
よしお「まだなの?」
くう「ほんとにもうちょっとなの」
  さらに30分経過して
くう「ごめんごめん。お待たせー。 って。私もお腹すいちゃったから、パンでも買おっかな」
よしお「パンケーキ行くんじゃなかったの?」
くう「この空腹をかかえて並ぶの無理だからいいや。とりあえず、パン買うねー」
  もぐもぐタイム
くう「腹ごしらえ完了!」
よしお「パンケーキはなくなったから、じゃぁどこ行く?」
くう「もうちょっと先に行きたいところがあるの」

〇ペットショップの店内
くう「あーしあわせーよしおと一緒にここにいられるなんて」
くう「キャー次郎待っててくれたの!寂しかったでしょ。一週間会えなくてママも涙ちょちょぎれそうだったよー」
くう「きゃー五郎!五郎も寂しかった?ママも寂しかったよー」
くう「あれユキオがいないーーー!!」
店員「こんにちは!どうかされましたか?」
くう「ユキオがいないんだけど」
店員「ユキオって?」
くう「ほらここにいたジャックラッセルテリア」
店員「あーあの子は先日売れたんですよ」
くう「売れたって、どういうこと!!」
店員「そう申されましても、ここはペットショップですから・・・」
くう「ユッユキオがいないなんて・・・ユキオを売るなんて信じられない。ユキオが私以外の人といるなんて・・・」
くう「よしお! 行くわよ!!」

次のエピソード:第三話 1日目

コメント

  • イライラする女の言動をこんなに具体的に描写できるなんて、作者さんの体験談なのか天才なのか。よしおが「もうこの女とは会わない」という結論に至るまでに百回くらい会ってたら笑いますよね。

  • よしおさんは彼女の事がすきなんでしょうか?それともなんとなく付き合っているんでしょうか? 私は女ですけど、こういう風に人を振り回すタイプの人とは友達にもなりたくないですね。でも、こわいものみたさで次が読みたい!

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