読切(脚本)
〇教室
道門キサラ「困りますね。 私の教えを守ってくれないとは」
嘉門エリ「パパ活して何が悪いんです?」
道門キサラ「このふしだらフラミンゴ女〜! 私のキスで更生しろ♡」
彼女と唇が触れ合う。
柔らかい唇の感触にやられかける。
嘉門エリ「心配かけてすみませんでした。 いい子に戻ります」
道門キサラ「あなたね。 3日連続校門にエロ本ぶら下げ 不届き学生は」
倉修斗「先生も彼氏とかと エロ本みたいなことやるんだろ?」
道門キサラ「お生憎様。 私には彼氏はいないの」
倉修斗「マジかよw」
道門キサラ「このキスで黙りなさい」
私がキスをしに行こうとすると倉くんは乱暴に私を引き寄せ、フレンチキスしてきた。
道門キサラ「やれやれ。 このクラスには困ったちゃんが多く いるみたいね」
本当はこのクラス全員にキスを振舞ってみたいが、キスは1日5回と決めている。
そしてエリさんの前に2人とキスしたから次の生徒で今日のキスは最後になる。
道門キサラ「馬田くん。 毎週校庭や校内を夢中で走り回って 泥だらけにするのはやめて」
馬田馬人「ヒヒーン(そんなこと言われても仕方ないじゃないか、馬だもの)」
道門キサラ「馬だからって許しはしませんよ。 ニンジン減らされたくなかったら 少しは大人しくする事ね」
馬田馬人「ヒヒーン(わかりました)」
道門キサラ「わかればよろしい。 馬田くんの口に今からキスするね?」
馬に口付けする女って冷静に考えるとヤバいな
馬田馬人「モォ〜(先生、大胆すぎる)」
道門キサラ「馬くん、可愛いからもう一度キスしちゃお」
馬田馬人「ドキドキ😍」
馬田のカノジョ「ヒヒーン!(あなた、私というものがありながら人間の小娘に何のぼせてんの!)」
馬田馬人「ヒヒーン(あっ、それには深い訳が......)」
馬田馬人「ヒヒーン(すまなかった。馬美のことしか 見えないよ)」
馬田のカノジョ「ヒヒーン(わかればよろしい)」
道門キサラ「馬田くんのカノジョさん、ごめんね。 これは教育的指導で深い意味はないの」
馬田のカノジョ「ヒヒーン(まあ仕方ないとするか)」
退職するまでひたすら色々な生徒とキスして
キス先生という別名で呼ばれたりしていた。
だいぶずれている先生だとは思いながらも、スキンシップってやっぱり人の心の奥に触れていける手段なのかなあって感じました。馬君の彼女、物わかりよくて好きだなあ!
「キスを振る舞う」という表現に笑ってしまった。これに勝る教育的指導はないかもですね。クレームを言いに学校に乗り込んでくるモンスターペアレントにもぜひ振る舞って黙らせてほしいものです。