あやかしなんだしっ

Too Funk To Die(公式)

第2話 おでかけなんだしっ(脚本)

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〇可愛い部屋
  我の名は狂骨。大あやかしだ。
  なんやかんやあってこの斧に封印された後、人間の小娘を利用して復活しようとしている。
  そう、人間を利用して──
日下部みもみ「いやーちょうど鏡割っちゃてさ~」
狂骨「・・・・・・」
日下部みもみ「きょーちゃん、ツヤツヤであーしの顔が良く映るね」
狂骨「我を鏡代わりに化粧をするなー!」
  そこ、我の方が利用されてるとか言うんじゃない。
狂骨「・・・ん? きょーちゃん?」
日下部みもみ「うん、「狂骨」だから、きょーちゃん。かわいいでしょ?」
狂骨「ふざけるな小娘!! 天下の大あやかしをなんだと・・・」
日下部みもみ「ちょっと、「小娘」って止めてくれる!?」
日下部みもみ「ちゃんと「みもみちゃん」って呼んで!」
狂骨「・・・み、みもみちゃん」
日下部みもみ「うわ、そのガラガラ声で言われるとちょっとキショいね」
狂骨「我、泣いていい?」
狂骨「ってそんなことはどうでも良い!」
狂骨「出かけるぞ小娘!」
日下部みもみ「え、どこに!?」
狂骨「陰陽師との決戦の直前のこと」
狂骨「我は妖力の一部をある場所に封じておいたのだ」
日下部みもみ「なんだ。めんどくさ」
狂骨「もしもの時も、その妖力を取り出せばすぐにでも復活・・・」
狂骨「って、え?」
日下部みもみ「アウスタ映えスポットでも教えてくれるのかと思ったのに」
狂骨「我に何を期待しているのだこやつ・・・」
狂骨「場所は青砥郷(あおとのさと)だ、ここからもそう遠くはないぞ!」
日下部みもみ「え、青砥郷!?」
日下部みもみ「いつでも準備できてるよ!」
狂骨「な、なんだ急にやる気を出しおって」
日下部みもみ「だって青砥郷のお花畑っていえば、アウスタグラマーの聖地だよ!」
日下部みもみ「一度行ってみたかったんだあ~!」
狂骨「現金なやつだの・・・」

〇美しい草原
  数時間後──
日下部みもみ「わあ、すごい!一面真っ青できれー!」
日下部みもみ「ふー撮った撮った。かーえろっと」
狂骨「待たんかあ!!」
狂骨「封印した妖力のことを忘れるな!」
日下部みもみ「えー? なんだっけそれ」
狂骨「こいつ、マジで忘れとるやん・・・」
日下部みもみ「ウソウソ。ちゃちゃっとゲットしちゃお!」
狂骨「ノリ、軽ぅ・・・」

〇小さい滝
日下部みもみ「わあ、おっきな岩・・・」
日下部みもみ「ここにきょーちゃんの妖力が?」
狂骨「うむ。ここは数百年前と変わらんな」
日下部みもみ「でもどうやって妖力を取り出すの?」
狂骨「それはだな・・・」
狂骨「出てこいタンコロリン!」
タンコロリン「お久しぶりですべ、狂骨様~」
日下部みもみ「あっ! あやかし!」
狂骨「こやつはタンコロリン。我の部下で、この大岩を守らせていた」
タンコロリン「狂骨様、この娘は・・・?」
日下部みもみ「あーしみもみ! きょーちゃんのダチだよ~」
狂骨「誰がダチだ!」
日下部みもみ「ねえねえ! ここのお花畑ちょー映えるよね~」
タンコロリン「嬉しいこと言ってくれるべ。オデもいまだに飽きないべ」
日下部みもみ「見て見て、あーしたくさん写真撮っちゃったんだ!」
タンコロリン「おお、これはいい映えだべ!」
タンコロリン「でもこうやって撮るともっといいべ」
日下部みもみ「おーなるほど! 勉強になるな~」
狂骨「タンコロリン!」
タンコロリン「はいだべ!」
狂骨「いいから早く我の力を解放せんか!」
タンコロリン「・・・それがその」
狂骨「何だ!?」
日下部みもみ「お花畑の方からだよ!」

〇美しい草原
三吉鬼「やはりここに現れたな狂骨!!」
狂骨「くっ・・・またあやかしか!」
狂骨「しかも三吉鬼とは・・・!」
日下部みもみ「強いあやかしなの?」
狂骨「一度に数百もの薪を運ぶという、怪力無双で知られるあやかしだ!」
三吉鬼「その大岩に封印された妖力ごと、貴様の命をもらうぞ!」
日下部みもみ「ああ! お花畑が・・・ひどい!」
日下部みもみ「行くよきょーちゃん」
狂骨「えっ?」
  小娘が我を担いだ瞬間。
日下部みもみ「許さない」
  ――空気が、張り詰めた。
日下部みもみ「お花畑に!」
三吉鬼「グヘア!?」
日下部みもみ「映えスポットに!」
三吉鬼「ぶっふぉえあっ!?」
日下部みもみ「なんてことするのー!」
三吉鬼「うぎゃあああああ!」
日下部みもみ「映えを大事にしない人には激おこだかんね!」
狂骨「・・・やりすぎだろ・・・引くわぁ・・・」

〇小さい滝
狂骨「ま、まあよい」
狂骨「邪魔もいなくなったし、我の妖力を取り戻して・・・」
狂骨「ん?」
狂骨「ああー! 大岩が!」
日下部みもみ「ついでに壊しておいたよー、これで妖力取り出せる?」
狂骨「馬鹿者!!」
狂骨「このままでは我の妖力が大量に噴き出して・・・」
狂骨「辺り一面焼け野原になるぞ!」
日下部みもみ「ええ!? そんな困るよ!」
狂骨「も、もう駄目だ、爆発するー!」
狂骨「えっ?・・・こんだけ?」
日下部みもみ「きょーちゃんの妖力しょぼー」
狂骨「タンコロリン! どういうことだ!」
タンコロリン「そ、それがだべ。狂骨様の妖力、ちょっとずつ、漏れてたようだべ」

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コメント

  • 二話目続けて読みました〜!
    きょーちゃん呼び、可愛いです(笑)妖力が漏れて映えスポットになっていたというところとても好きでした!
    謎が今後どんどん明かされていくのが楽しみです!

  • あー!!面白いですね!!✨😆💓
    そしてめっちゃ立ち絵も良いですね✨
    みもみちゃんめっちゃ可愛いですし、狂骨のキャラも好きですね・・・
    あと今回のツボポイントは、「本人取り残した本望ある?」です😂←言い回し覚えきれてなくてすみません!
    けどあそこでウケました!

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