エピソード32(脚本)
〇奇妙な屋台
店主「きょうは、いいお天気ねぇ。」
アカリ「こんにちは~!」
店主「あら!こんにちは! みんな揃ってお出かけかしら?」
アカリ「あのね〜 せんせーと一緒に みんなでお花見に行くの〜!」
小学校 袖川先生「こんにちは!」
店主「あら素敵! この先に大きい桜の木があるものねぇ〜」
アカリ「それでね、 お菓子たくさん持ってきたから おすそ分け! はい!どうぞ!」
店主「あら〜ありがとう! じゃあ、お返しにこちらをどうぞ!」
アカリ「桜のお守り? ありがとう! 行ってきまーす!」
店主「行ってらっしゃい!」
〇奇妙な屋台
店主「あら、こんにちは!」
北のマッチョ「プシュー」
南のマッチョ「こちらの伝統だという「花見」をしにきたのよ。 マッチョさんも行くでしょ?」
西のマッチョ「これをさしあげよう」
西のマッチョ「うまいぞ」
店主「あら豪勢ね!アリガト〜 じゃあ、お返しにコチラをどうぞ!」
北のマッチョ「プシュシュー」
南のマッチョ「喜んでいるわ! 良かったわね。 では行ってきます」
謎マッチョ「では、ワタシも行ってきます」
店主「行ってらっしゃい!」
〇奇妙な屋台
店主「あら、また誰か来たわ」
お嬢「イワクラ、例のものを!」
イワクラ「はっ」
店主「あら! これは珍しいワインじゃない! いいのかしら? はい、これどうぞ〜」
お嬢「桜のお守りね! ありがとう! いくわよ!イワクラ」
イワクラ「はい、お嬢様・・・」
店主「行ってらっしゃい!」
〇奇妙な屋台
店主「あらこんにちは~ 皆さん勢ぞろいで〜」
マチ「こんにちは~ スタッフのみんなも連れてきちゃったの〜 お花見会〜!」
司会おばちゃん「こんにちは~!」
ユウヤ「店主! これ!差し入れ!」
店主「あら!パティシエさんのところのクッキーじゃない! 人気がありすぎて、 予約しないと買えないっていう・・・」
ナナミ「そう〜買うの大変だった〜」
店主「ありがとうネ! じゃあこれ、お返しに 差しあげるわ!」
ユウヤ「ありがとう! 店主さん達も一緒にお花見に いかがですか!?」
店主「じゃあ、後で伺うわ! 占い師さん、先に行って お手伝いしてきてあげてね♡」
謎占い師「はい!わかりました!」
店主「行ってらっしゃい〜」
〇奇妙な屋台
店主「あらあら 先生方もマッチョさんも お揃いで〜」
マッチョ「こんにちは!」
国語科 峰山先生「こんにちは! いつもお世話になってます〜 桜が見頃だって聞いたものですから」
国語科 峰山先生「差し入れ持ってきました〜 修学旅行のお土産なんですけど、 よかったら」
店主「あら〜ありがとう! 桜はもう満開ですよ!」
体育科 松山先生「桜の下でトレーニング! 最高ですね!」
数学科 細川先生「松山先生らしいなぁ」
アハハハハハ
店主「アハハハ これ、どうぞ」
国語科 峰山先生「あら、桜のお守り? 素敵ですね。 ありがとうございます」
数学科 細川先生「では、行って参ります〜」
〇奇妙な屋台
店主「あら、こんにちは~」
パティシエさん「店主さん、お久しぶり〜! 最近は忙しくて、 あまり来れなかったの〜」
店主「商売繁盛で良いことじゃない! さっきも入手困難な クッキー缶を頂いたわよ!」
店主「とても美味しいわねコレ!」
パティシエさん「食べていただけたんですね! 嬉しいです! 実はコチラも特別に持ってきてまして・・・」
パティシエさん「新商品の試作なんです! 店主さんに食べてほしくて! ね!」
弟子「はい、頑張って作りました」
店主「あら、嬉しいわ〜 早速食べて見ようかしら! モグモグモグモグ」
店主「美味し〜い! コレはさらに売れるわね!」
パティシエさん「よかった〜 店主さんからそう言われたら 大丈夫よね! もう明日から売り出しちゃう!」
パティシエさん「じゃあお花見に行って来ますね〜」
店主「じゃ、コレをどうぞ♡」
パティシエさん「わー!桜のお守り! ありがとう! 頑張ります!」
弟子「行きましょうか」
パティシエさん「うん!」
店主「行ってらっしゃい〜 あらまぁ お手て繋いで、仲のいいこと♡」
〇奇妙な屋台
店主「いらっしゃい!」
オーナー「おう!元気でやっとるか! 孫と花見に行くんじゃ!」
マコト「おじいちゃん 楽しみだね〜」
オーナー「おうよ、 店主さんコレをやるよ! 健康にいい水だ!」
店主「ありがとうございます〜」
オーナー「ワシはそれを毎日飲んで、 孫の散歩しとるから 元気じゃ! お前さんも健康には気をつけろな!」
店主「お気遣いありがとうございます〜 ではコチラをどうぞ〜」
マコト「おじちゃんありがと〜」
店主「おじちゃんは、やめて〜」
オーナー「じゃ、行ってくるでな。 お前さんも来いや!」
店主「お店を片づけてから、 後で参りますね〜 行ってらっしゃい〜」
〇奇妙な屋台
店主「あら!珍しい組み合わせね」
カケル「こんちわー 競馬の話で意気投合してね。 昔、取材もしてたから・・・」
アニキ「万馬券出したこともあるんだぜ! なぁオトウト」
オトウト「あのときのラーメンは美味かったなぁ・・・」
馬好き「やっぱり、勝ったときのラーメンは最高だよな!」
アハハハハハ
カケル「ま、そういうわけで、 花見に行ってくるよ。 これ1本あげるよ」
店主「あらそう、ありがと! じゃこれどうぞ! 行ってらっしゃい~」
カケル「必勝祈願かな? ありがとう 行ってきまーす」
〇奇妙な屋台
街のお巡りさん「こんにちは」
店主「あら警官さん? あなたもお花見ですか?」
街のお巡りさん「ハハ、だったらいいんですけどね。 パトロールです。 お花見で飲みすぎちゃう人も 多くてトラブル監視です」
店主「あら大変ね~ これどうぞ」
街のお巡りさん「いえ、勤務中なので。 お気持ちだけ貰っておきます。 ありがとうございます」
〇奇妙な屋台
店主「サテ、そろそろ私も行きましょうかね・・・」
店主「あら、アナタも? これどうぞ!」
店主「アナタに幸運が訪れますように!」
〇花模様
おわり
この空気感がイイですねー。お花見って、年齢や社会的立場やその他諸々の要素もお構いなしに皆で楽しむモノ、お話から伝わってきますね。そしてステキなラスト、嬉しくなります!
それぞれの登場人物の性格が、店主さんへのお土産として描かれていて、面白かったです! 店主さんのお守りも、いいですね!
敬愛する店主からリアルにお守りを受け取った感覚で、なにか素敵なスタートがきれそうに思えました。誰かに分け与えることって、自分自身を豊かにしてくれるんだと、そんなメッセージのように受け取りました。