華学戦隊サイエンジャー

叶野遥

第十五話:デモンズ・シークレット(前編)(脚本)

華学戦隊サイエンジャー

叶野遥

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〇センター街
「・・・・・・・・・」
イン「昨日は随分お楽しみだったようですね? 汗だくで帰ってきましたけど」
ヤン「嫌な言い方をするな ちょっと運動をしてきただけだ」
イン「運動ねぇ」
ヤン「だから、そういう話じゃなくてだな・・・」
イン「まぁ、どこでどう遊ぼうと構いませんが・・・」
イン「本当にやるんですか?」
ヤン「ああ カイゼル様がどのようなお考えか知らんが生命エネルギーが必要なことは変わらんだろう」
ヤン「ならば、我々はお手伝いするのみだ」
イン「カイゼル様から ご指示はいただいていませんが」
ヤン「イン、そんなだから出世できないのだ 指示待ち人間は嫌われるぞ」
イン「・・・あなた、 本当に昨夜どこで遊んできたんですか」
ヤン「さあ、手分けして街に散るぞ 大量にエネルギーを収集するのだ」
イン「わかりました」

〇新橋駅前
イン「ここでいいですかね」
イン「さあ、エネルギーを集めなさい」

〇渋谷駅前
ヤン「暴れるぞ、お前たち」

〇研究所の中
  イシュタリアツリーが
  ひかっている!
葉隠拓郎(ハガクレ)「この反応は」
赤根武瑠(タケル)「所長!この警報って・・・」
葉隠拓郎(ハガクレ)「ああ 街のあちこちにモンスターが 現れているようだ」
赤根武瑠(タケル)「なんでだよ・・・昨日あんなに」
櫻井華(ハナ)「武瑠、言っていても仕方ないわ 行きましょう、 被害を食い止めないと」
赤根武瑠(タケル)「う、うん」
葉隠拓郎(ハガクレ)「倉石くんと碧川くんにも 連絡をしておく 手分けして対応に当たってくれ」
「了解!」
こいぬ「くぅん」
葉隠拓郎(ハガクレ)「やはりあれが必要になってくるのかな」

〇渋谷駅前
  がいろじゅが
  どんどんかれていく・・・
  ひとびとが
  どんどんろうかしていく!
ヤン「よし、いいぞ」
赤根武瑠「ヤン!」
ヤン「ああ、来たのかサイエンジャー」
赤根武瑠(タケル)「ヤン・・・どうして」
ヤン「ブルーはいないのか 昨夜は楽しかったと伝えてくれ 体を動かすのはいいものだな」
赤根武瑠(タケル)「どうしてまた街を襲ってるんだ! 俺たち、 仲良くなれたんじゃなかったのか!」
ヤン「・・・・・・」
車モンスター「ぎゃう!」
櫻井華(ハナ)「危ない、レッド!」
赤根武瑠(タケル)「あ、ご、ごめんなさい」
櫻井華(ハナ)「今はモンスターを倒すのよ、武瑠」
赤根武瑠(タケル)「・・・・・・・・・・・・・・・」
赤根武瑠(タケル)「はい!」
赤根武瑠(タケル)「レッドファイアーアタック!」

〇渋谷駅前
ヤン「チッ、あまり回収できなかったな」
ヤン「お前たちが来るのが早いから」
赤根武瑠(タケル)「ヤン、 なんでまたこんなこと始めたんだよ?」
ヤン「エネルギーを諦めたわけではないと 言ったはずだ」
赤根武瑠(タケル)「でもしばらくは何もしないと・・・」
ヤン「お前たちと昨夜遊んで気が変わった 指示を待つのではなく 自分から動くべきだとな」
櫻井華(ハナ)「それ自体は いいことのように聞こえるけど」
ヤン「とにかく これからは積極的に動いていくつもりだ」
ヤン「今日のところは帰るが また相手してくれ じゃあな」
赤根武瑠(タケル)「ま、待てヤン!」
櫻井華(ハナ)「・・・・・・」
赤根武瑠(タケル)「ヤン・・・」

〇研究所の中
赤根武瑠(タケル)「ただいま・・・」
碧川瑛士(エイジ)「おかえり」
倉石 龍太(リュウタ)「なんだ、ずいぶん疲れた顔をしているな」
碧川瑛士(エイジ)「そっちにはヤンがいたんだね?」
赤根武瑠(タケル)「はい そちらは」
倉石 龍太(リュウタ)「インがいた 以前と同様、カイゼル様とやらに エネルギーを届けるとか言っていたな」
碧川瑛士(エイジ)「まったく面倒な奴らだな 大人しくクニに帰ればいいのに」
倉石 龍太(リュウタ)「俺たちを直接狙うのではなく またエネルギーを集め始めるとは どういうつもりなんだろうな」
碧川瑛士(エイジ)「なんでもいいよ 出てきたら倒すだけさ」
赤根武瑠(タケル)「・・・・・・」

〇怪しげな祭祀場
レジーナ「イン、ヤン どこへ行っていたのよ」
イン「カイゼル様へお渡ししたいものがあります」
カイゼル「うむ?」
カイゼル「なんだこれは?」
レジーナ「・・・・・・」
ヤン「我々が街に出て 回収してまいりました カイゼル様の お食事の足しになればと」
カイゼル「なに・・・?」
イン「少しでも カイゼル様のお力になりたく、 差し出がましいとは存じますが・・・」
カイゼル「まったく余計なことを!」
「!!」
レジーナ「・・・!!」
カイゼル「その場に奴らは現れたのか」
ヤン「は・・・?」
カイゼル「サイエンジャー共は 現れたのかと聞いている」
ヤン「は、現れましたが・・・」
カイゼル「愚かな・・・ 貴様たちが余計なことをしたせいで奴らの警戒が増してしまった 私の計画に狂いが生じる恐れがある」
イン「あ・・・」
カイゼル「できもしないくだらん気遣いなどを するくらいなら アジトの掃除でもしていろ、クズ共が」
レジーナ「カ、カイゼル様 それはあまりにも・・・」
ヤン「お待ちくださいカイゼル様!」
カイゼル「まだ何か用か」
イン「ヤン・・・」
ヤン「考えなしに動き カイゼル様のご計画に 影響を与えたことは 深くお詫びいたします しかし」
イン「・・・!!」
ヤン「我々とてご計画の一端でも伺っていれば お邪魔にならない方法で お手伝いができるもの・・・」
カイゼル「貴様らに教える必要はない 何もするな」
ヤン「カイゼル様!」
カイゼル「木偶人形風情が私に話しかけるな!」
「!!」
カイゼル「こんなに面倒なら 知能など与えなければ良かったな」
レジーナ「カ、カイゼル様・・・今のは・・・」
カイゼル「フン 貴様らは私がいつか目覚めるときのために造っておいた ただの人形よ」
カイゼル「知能を与えておけば 後々都合がいいかと思ったが 所詮木偶は木偶だったな」
レジーナ「・・・それって・・・」
イン「私たちが・・・」
ヤン「人形、だと・・・?」

次のエピソード:第十六話デモンズ・シークレット(後編)

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