機獣戦士 ヴァルガイオー

さぶろう

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〇落下する隕石
  西暦20xx年・・・
  太平洋に落ちた隕石の影響により地球の自然環境が激変し、巨大な怪生物(通称:怪獣)が人類に牙を剥くようになった──

〇東京全景
  人類は総力を結集して怪獣と立ち向かうが、それを嘲笑うかのように怪獣は次々と現れ、人類の戦力は次第に摩耗していった──
  そして10年の時が経ち──

〇事務所
  ──東京 地下秘密研究所
タチバナ隊長「博士、ついに完成したんですね?」
モチヅキ博士「あぁ、この”ヴァルガイオー”さえあれば怪獣どもを根絶やしにできる・・・」
タチバナ隊長(モチヅキ博士・・・噂では相当の変人と聞いていたが、こうして会話してみると普通の科学者って感じだな)
タチバナ隊長「ところで博士、そのヴァルガイオーというのを見せてもらっても・・・」
アカギ隊員「お取り込み中失礼します! 怪獣が・・・怪獣が出現しました!」

〇荒野
怪獣「グオォォォォォォ!!!!!!」

〇事務所
タチバナ隊長「今回は山からのお出ましか・・・!」
アカギ隊員「このままだと、居住区に突撃すると思われます!」
モチヅキ博士「こうなれば・・・」
モチヅキ博士「ヴァルガイオーを出撃させるしかない!!!」
アカギ隊員「ゔぁ・・・ヴァルガイオー?」
タチバナ隊長「モチヅキ博士が作った対怪獣用特殊兵器だ どんな物なのかは俺も知らん」
モチヅキ博士「ヴァルガイオーは対怪獣用搭乗型ロボットだ! パイロットが必要になるが・・・」
モチヅキ博士「アカギ君、キミが乗りたまえ!!!」
アカギ隊員「え!?僕ですか!?」
タチバナ隊長「俺はメカの操縦が上手い方ではない アカギ、この場合お前が適任だろう」
アカギ隊員「・・・な、なんかよく分かりませんが・・・とにかくやってみますよ! こうしている間にも怪獣は居住区に迫ってますし!」
モチヅキ博士「よし!それでいい! それでこそヴァルガイオーのパイロットに相応しい!」
モチヅキ博士「ここにヴァルガイオーのコックピットへとつながるシューターがある そこに入りたまえ! 詳しい操縦方法は現地で教える!」
アカギ隊員「りょ、了解しました!」
タチバナ隊長「・・・博士、ヴァルガイオーは、アカギはやってくれますかね?」
モチヅキ博士「彼らなら大丈夫だ きっと人類のために頑張ってくれる・・・」
アカギ「こちらアカギ、出撃体制に入りました! いつでもOKです!」
モチヅキ博士「よし! ヴァルガイオー、発進!」
  こうして、秘密研究所からヴァルガイオーを格納したコンテナが発射された──
  ヴァルガイオーとは、一体なんなのだろうか──

〇荒野
怪獣「グオォォォォォォ!!!!!」
  進撃を続ける怪獣──
  そこに、ヴァルガイオーが降り立つ!
怪獣「グッ・・・グギャ!?」
ヴァルガイオー「うにゃ〜♪」

〇事務所
タチバナ隊長「・・・・・・・・・」
タチバナ隊長「博士・・・・・・これは・・・一体・・・?」
モチヅキ博士「そう! これこそが人類を護る最終兵器! ヴァルガイオーだ!!!!!!」
タチバナ隊長「いやなんなんですかあの見た目は!? ふざけてるんですか!? しかもニャーって鳴いてましたよ!?」
モチヅキ博士「だって〜 ワシかわいいのが好きなんだも〜ん」
モチヅキ博士「ねこちゃん型のロボットじゃないとモチベ上がらなかったんだも〜ん」
タチバナ隊長(この人・・・やっぱり変人だったか・・・ッ!)
アカギ隊員「博士!なんでもいいんでコイツの操縦方法を教えてください! このままだとバラバラになっちゃいます!」
モチヅキ博士「うむ! 右のレバーに付いている赤いスイッチを3回押すとスーパーねこねこボンバーがでるゾ♪」
タチバナ隊長「博士ェェェェ!!!!!!!!!」

〇荒野
アカギ隊員「スーパーねこねこボンバーか・・・ 名前はともあれ、これに賭けるしかないようだな・・・」
アカギ隊員「くらえ!必殺! スーパーねこねこボンバー!」
ヴァルガイオー「うにゃ〜!!!!!!」
怪獣「グガァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」
  かくして、ヴァルガイオーは怪獣に勝利した──
  しかし、これで全てが終わったわけではない──
  今後も怪獣はどこからともなく現れ、人類に牙を剥くだろう──
  怪獣を根絶やしにするまで戦い続けろ!ヴァルガイオー!!!

〇大企業のオフィスビル
  次回予告──
  ヴァルガイオーに迫る凶悪怪獣軍団!
  絶体絶命のピンチと思われたその時!
  新たな戦士が現れる!
  次回、機獣戦士ヴァルガイオー!
  「新たな戦士!ヴァルガイオー2号」に、ご期待ください!

コメント

  • 最初は頼もしいと思っていた博士がネコちゃんを繰り出して来た時は、ずっこけそうになったけど、思いのほかヴァルガイオーが強かったので、さすが博士!!!と思いました😂

  • まさか猫パンチが地球を救う日が来るとは。2号は風船の部分が特殊兵器ですね。怪獣も馬鹿じゃなければマタタビ作戦で応酬してくると思う。博士はたまたま猫派だったのかな。犬派の博士の機獣も見てみたいです。

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