20面 顔を見る日々(脚本)
〇未来の店
川浦 凪「今、ハシ顔とクリ顔をみる日々だよ」
って、川浦さん(ここ最近ってこと?)
よく目に浮かび並びますか、
おめがねにかなえばいいです。
〇桜並木
・・・ただでさえ大変だってのに
桜咲くなか
折中珠未(ああ、大好きです)
安樹?
〇桜並木
少女「あは」
少女「あははははは」
クリが桜色の裾広コスチューム、
大きい蝶リボンを身につけて少女。
うまくいく
いくといいな
珠未
(女神より)
〇勉強机のある部屋
01:11
DVDのリモコン右手に持って
つけようか消そうかくらいの手つきのところ
ブルッブルッ
2回ブルッて、携帯?見ると、
『折中珠未』
開けてまさに今送られてきてる。
『♡♡』
2つ横並びついている。
(俺と珠未が?
『真奈の時』がものに?どっちも?)
〇海辺
ティア「ふふふ」
ティア「来たときの 自分を捨てない絵を選んだのを見て」
ティア「力が湧いてくるんです (よくない状況の時に)」
超能力といっていい、遠い位置で
笑顔、水着まで拡大して(胸元くらい)
助けの力になる。
(こっちが諦めなければ
力強く発揮できるって
仲間の女性かな
向こうから力働かせてくれる)
〇備品倉庫
折中珠未「家に帰って読みたい」
江藤鉱(まだ読んでないのかな 『真奈の時』)
江藤鉱(そりゃ忙しい、GW入ってるしな)
折中珠未「どこに入れとこう」
江藤鉱「折中さんのロッカーの中って いっぱいなんですか?」
折中珠未「あ、そっか」
江藤鉱「ロッカーの中に ビニール袋入れてぶら下げて」
江藤鉱「一回結んで茶巾形にして 置いとけばいいんじゃないっすか?」
江藤鉱(俺のロッカーに入れたって どっちみち渡すんだからな・・・)
〇ビルの地下通路
──ロッカー通路で珠未さんが、
安樹さんと二人で話してるからって
いちいちジェラッてんじゃねーでな
(ジェラろうがジェラるまいが
やることは一緒)
〇未来の店
ヤオバザのモニターで流れてる映像
〇古い競技場
江藤鉱「イェーッ」
イエーッスだか
イエーッイだかイャースだか
何いってんのって感じかな
胸だかお腹だかわからないけど
撃たれて血が
ダラダラ流れてるような状態で
それでも、
からだを起して、顔を下げずに
江藤鉱(迎えるに決まってんだろ 規定外になろうが知ったことか)
江藤鉱(採点してんのかしらんけど 評価のためにやってんじゃねーよ)
向こうからかけ寄ってくる、花嫁?
桜肌色のドレスかな
(上半身フィットして刺繍あしらい)
レンガタイルチックな造りの周囲
広々してるスペース、
困ったというか心配か馬鹿、
とか入り混じったような笑顔でくる。
ティア「傷を追いながら」
ティア「満点の笑顔ありがとうっ」
抱き締めあげる
(反り上げそのまま回したいくらい)
〇花火倉庫
折中珠未(・・・君、聞こえたぞっ)
〇地下駐車場
折中珠未と
スケジュール予定合わせた
見せてやったほうがいいんだよ
江藤鉱(うちらの仲を?)
床に直座りして指が触れるくらい
だった気がするんだけど
(親指と親指が)
〇桜並木
折中珠未「江藤くーん」
折中珠未「好きに決まってんだろー」
なんて妄想
(クリが言ってくれるなんて)
やきがまわってんのかな
遺言でも聞こえたか?
明るくしてくれてありがとう
折中珠未さん
〇エレベーターの中
江藤鉱(ドッチャマ帽子か・・・)
江藤鉱「渡したい人いる?」
みんなエレベーター乗って4F
降り際くらいまでに手元で作って、
江藤鉱「星羽さんやり方わかる? つばのところとか」
江藤鉱(クリは先降りていったかな)
江藤鉱(渡したい人いるのかな)
江藤鉱(場所考えて俺にくれたらうれしいけどな)