エピソード41(脚本)
〇屋敷の大広間
?「ヒッ!!」
ナナシ(記憶、なのに────なんて重圧)
?「体には最大の『狂気』を燃やし」
?「頭には冷たい『正気』を巡らす」
?「必要なのは中間じゃねぇ”両方”だ」
?「────牢断ち斬り”4連”」
?「は、はは 何よ、外してるんじゃない」
?「4連つっただろーが」
?「お前今”いくつみえたよ”」
?(え? いや、どう見ても一太刀しか)
ナナシ(いや、どう見ても二撃しか──)
?「俺の太刀は、しっかりと ”目的のものを斬っている”」
?「!!! 足が沈────床が!!」
?「父上ぇ、いつか必ず」
?「殺してあげる」
?「うーん我が娘ながら苛烈」
?「うん、 やっぱり俺じゃなくて──アイツ似か」
?「いやーそれにしても惜しいな」
ナナシ「口から──吐血?」
?「お前のことは、弟の方に任せるとする」
〇炎
トウカ「よりによって──その刀を選ぶとはね」
ナナシ「──────ダメ、だ」
トウカ「どうしたの!? 大丈──」
ナナシ(記憶を見て理解した、この刀は────)
ナナシ「抑えられない!!」
トウカ「何を!!」
ナナシ(ダメだ──僕の能力は、この刀の狂気を ”読み取り過ぎる”)
ナナシ(最大限の正気でも、まるで抑えられない!!)
ナナシ「ガ──ガァァァァァ!!!!」
ナナシ「牢断ち斬り”3連”」
トウカ「二撃しか──見えない!!」
トウカ「その技は──」
ナナシ(派手な一撃と、それに釣られてできた 死角を潜る一撃を織り交ぜる それが──)
ナナシ「牢断ち斬り”2連”」
トウカ「ハァァ・・・」
トウカ「ッ!!」
ナナシ(指で、刀を、白刃、ど)
ナナシ「いっ!?」
- このエピソードを読むには
会員登録/ログインが必要です! - 会員登録する(無料)