あなたの為にできる事っ!毎日毎日考えてるんだからねっ!だーいすき♡(脚本)
〇裁きの門
俺は1年前に死んで、閻魔王の息子として転生した
人間界から、地獄に来た俺が上手くやれるはずもなく──
今日も父親である閻魔王と対立していた。
閻魔王「おまえは──」
閻魔王「次期閻魔王としての自覚はあるのか?」
あなた「・・・あるわけねぇだろ」
閻魔王「なぜだ!お前は本当に一年前から様子がおかし過ぎるぞ!」
閻魔王「以前は四六時中、儂の地獄耳で聞こえてくる地上の言葉全てを記録として残し──」
閻魔王「裁きの門に来た人間どもの一生を、鏡で確認するのも──」
閻魔王「全部お前がやっていたではないか!!」
あなた「それだよ!!それ!!」
あなた「地獄過ぎるんだよ!!ここでの生活はよー!!」
閻魔王「は?地獄なのは当たり前じゃろ?」
閻魔王「何を言っているんじゃ?」
あなたを励ます女「閻魔様ー!」
閻魔王「むっ・・・お主は・・・」
あなたを励ます女「怒ってても良いことなんてありませんよー!!」
あなたを励ます女「親子喧嘩より♡これどうぞー♡」
閻魔王「なんじゃこれは?」
あなたを励ます女「ダンボールいっぱいの、蒟蒻です♡」
閻魔王「おぉー!!蒟蒻か!!」
あなたを励ます女「更に今なら!特製生醤油もお付けします!」
閻魔王「おぉー!!これはいいな!!早速食べてくるわい!!」
あなた「おい!!」
あなた「また今回も・・・」
あなた「すまない・・・」
あなたを励ます女「いいよー!!あなたの為だもん!!」
あなた「俺のために、なんでそんなに良くしてくれるんだ?」
あなたを励ます女「えー!?それ聞いちゃう?」
あなたを励ます女「そ・ん・な・の──」
あなたを励ます女「あなたの事が大好きだからに決まってるでしょ!!」
あなた「・・・そうだったのか」
あなたを励ます女「うん!!大好きだよ♡」
あなた「な・・・なんでだよ・・・俺なんて──」
あなたを励ます女「”人間界から転生してきた半端者なのに”って?」
あなた「おまえっ・・・知ってたのか!!」
あなたを励ます女「うん!!女は、種族に関わらず、好きな人のことに関しては勘が鋭いんだよー?」
あなた「・・・勘が鋭すぎだろ!!」
あなたを励ます女「私・・・」
あなたを励ます女「あなたの力になりたいし、あなたの為なら何でもできるよ・・・」
あなた「なんでもって・・・」
あなた「そういう軽はずみなこと言うのやめろ!!」
あなたを励ます女「ううん・・・軽はずみなんかじゃないよ!!」
あなたを励ます女「私、この一年間あなたの近くにいて、わかったことがあるの・・・」
あなた「なんだよ?」
あなたを励ます女「あなたが1番喜ぶこと♡」
あなた「喜ぶこと?」
あなたを励ます女「ふふっ!!」
あなたを励ます女「人間界の男たちは、これに夢中なんでしょ?いや、女もかな・・・」
あなた「はぁ!?おまえ何服脱いでっ・・・」
あなたを励ます女「あ、いけない!アレも持ってこないと・・・」
あなた「何しに行ったんだ!?」
あなたを励ます女「寿司食いねぇ!」
あなた「・・・は?」
あなたを励ます女「お・す・し♡あなた、お寿司が恋しかったんでしょー!?」
あなたを励ます女「ほらっ!これ!」
あなたを励ます女「じゃーん!!新鮮なお魚ー♡」
あなた「・・・・・・」
あなたを励ます女「このお魚を捌いて・・・とっておきのお寿司──」
あなたを励ます女「あなたの為に握ってあげる♡」
あなた「・・・・・・」
あなたを励ます女「あっ!!あれ?嬉しく・・・なかった?」
あなた「嬉しいよ・・・」
あなたを励ます女「良かったぁ!!」
あなたを励ます女「あなたの為に、これからも私っ!!」
あなたを励ます女「精一杯、頑張るからね♡」
鋭すぎる乙女の勘に笑いました🤣
地獄なのにホンワカしてて、続きが気になる二人ですね!
何をしてくれるくれるのかとドキドキでしたが笑、素敵な励ましかたでした。彼女がいればどんなこともがんばれそうですね。トキドキのワンシーンでした。
修羅の世界にこんな天真爛漫な子が来たら堪らないですね!板前の衣装が逆にそそってしまいました。😆