〇武器庫
ツトム「あの、 今回はあの子だけの予定だったんですが」
ボルバ「ルールはルール」
ボルバ「郷に入っては郷に従え」
ボルバ「まずはコレからだ」
ボルバ「私に向かって撃ってみろ」
ツトム「えぇぇ・・・・・・」

〇結婚式場のレストラン
イフ「あの、私は？」
「他人行儀だな、イフ」
「マダラの蛇、畏敬の恐怖よ」
サラシナ「おいおい、 シェフに知り合いなんかいたのか？」
ライサ「私も、知らない」
ライサ（このコミュニティが生まれるまえ、 つまり最低でも”二百年”以上前の──）
イフ「──そうか、あなたは」

〇炎
ナナシ「なんだ、この記憶・・・・・・」
ナナシ「ヤバ────すぎる」

〇血しぶき
「タリナイ!!　モット!!　モットダ!!!!」
「血ヲヨコセ」
「死ヲヨコセ」
「地獄ヲヨコセ」
「俺ハマダ、満足シテナイ!!」

〇炎
ナナシ（ダメだ!!　この武器の言葉に”だけ” 耳を傾けるな）
ナナシ（この刀の持ち主の記憶を!! この刀の御し方を!!　探すんだ!!）
トウカ「へぇ、あの刀か」

〇屋敷の大広間
？「うむ、今宵もお前は血に飢えているな」
ナナシ「!　出来た、記憶の世界に入った!!」
？「おやかた様ー 相変わらず刀の手入れですか？」
？「なぁ、前から思ってたんだが、 お前忍びのくせに格好派手過ぎない？」
？「ははは、良いでしょう 特注で作ってもらったんですよ」
？「マジか、今度俺も作ってもらお」
？「で、何ようだ？」
？「敵襲です」
「お前それ早く言えよ!!」
ナナシ「しまった、思わず突っ込んじゃった」
？「てへ」
？「いや可愛くねーし、で」