ツクモ戦記

竜谷 晟

エピソード35(脚本)

ツクモ戦記

竜谷 晟

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〇体育館の中
ナナシ「う────おえ」
リフル(黒い塊を吐き出した!?)
リフル「懐から銃、マズっ!!」
リフル(外した? ここで撃ち合うか ボウガンでうち勝てるか?)
リフル「! いや、その銃は明らかに 連発できる構造じゃねぇだろ!!」
リフル(くっ命中率は悪いが数が多い)
リフル(そもそも何で動け──────)
リフル(あの黒いの、 さっきからあそこを動いてない)
リフル(まさか────あれが、いや)
リフル(あの黒いヤツが ”ゲームへの参加を宣言したのか”)
リフル(5分間動かない、いや、動けない部位を)
リフル「きり はなしたのか」
リフル「ちっ」
リフル(煙幕で誤魔化せるか?)
リフル(風? 煙幕が流れて────)
リフル「いや、吸い寄せているのか!?」
ネコマ「それはもう使わせない」
リフル「何でもありか、お前」
リフル「がっ!?」
ネコマ「終わりだ」
ネコマ(手応えが──ない?)
ネコマ「これは、カード?」
  バラバラと黒いマントの中から
  トランプの札がバラりと転げ出す
ネコマ「・・・・・・逃げられた──のか?」
ハコ「う」
ハコ「おっ喋れる!」
ハンカ「危機は脱せた、のかな?」
ナナシ「う、ごきゅん」
ハコ(黒い塊が、 ナナシくんの中に入っていった!)
ハンカ「へぇ、あれは────」
イフ「おや、何か知っているのですか?」
ハンカ「──君、ずっと私のことを気にしていたね」
ハンカ「ハコって子やネコマっていう着ぐるみ も警戒してたけど、あなたはひちとしおだ」
イフ「・・・・・・・・・・・・」
ハンカ「君、何か知っているのかい?」
イフ「知っている」
イフ「ハムラの”強すぎる力を封じる” 三人のツクモ神」
イフ「『金庫』 『手錠』 そして『首輪』」
ハンカ「私たち三人は 『夕方のショッピングモール』を抜けて 他のコミュニティに入った」
ハンカ「私は馴染めずにすぐ抜けて 野良になったけど」
イフ「そう、そしてそのうちの一人 『首輪』のツクモ神の潜伏先は」
ハンカ「『夜の体育館』」

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